2015年8月3日月曜日

レパードS 2015 出走予定馬:ノボバカラ、スピード色が非常に強く新潟の1800はマイナス材料か

2015 8/9(日) レパードS(GIII) 新潟ダ1800m
出走予定・登録馬一覧
レパードS2015の出走予定馬


 ユニコーンSでは9番人気の低評価を覆し、厳しい流れの中で唯一前々から粘って2着を確保したのがノボバカラ。過去面白い競馬を繰り広げていながらも直前の青竜Sで完敗を喫して人気を落としていた形だが、高い基礎スピードを存分に活かしての善戦となった。それだけに、今回は距離延長で新潟の1800m戦というのがポイントになってくるだろう。ここは真価を問われる場、更なる飛躍となるか。


 個人的には前回が最大の狙い目で今回は狙いは下がる、という位置づけ。やっぱりこの馬は基本的に基礎スピードを高いレベルで要求された方が良いと思う。スピード色が非常に強い。


 ユニコーンSでは東京ダ1600m戦の良馬場、ペースバランス的には46.8-49.1とかなりのハイペースで12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.1 - 12.8とほとんど緩まずに進んでL1で減速。前半から飛ばして最後まで踏ん張るという基礎スピード面、ポテンシャル面の勝負になったがより基礎スピードが重視されたという形。大外枠、好発から積極的に押して先行策、先頭列の外につけるという形で進めていく。3角では先頭列の外に付けながらロスを普通に作りつつ直線。序盤で堂々と抜け出すと、L2では勝つかなという手ごたえ。ただL1で流石にちょっと甘くなったところにノンコノユメの強襲、更に3着争いの2頭にも若干詰められはしたがこれを封じ切っての2着は立派だった。走破時計的には正直レースレベルとしてそこまで高いところには至っていないとは思うが、この馬の場合はかなり厳しい流れで3~4角もロスがあった。少なくともこのレースの中では最大限に評価をしたい一頭である。


 ただ、同時にこの馬はそれぐらい厳しい流れに持ち込んでこそ、という面も見せたといえる。これは対アルタイルや対ゴールデンバローズという点でも同じことがいえるが。対アルタイルにはやはり青竜Sの負け方。ペースバランスは48.9-47.5と明確にスロー、12.3 - 12.1 - 11.5 - 11.7 - 12.2のラップ推移からもわかるようにスローからのL3最速TS持続戦となっている。ここで五分のスタートからしっかりと番手を確保する競馬。そのまま楽な手ごたえで直線を向いてここで追い出すが前のアキトクレッセントと比較しても明らかに出し抜かれて差を広げられる。そこからは2列目ポケットで進めていたアルタイルにも見劣りジリジリと下がってしまっている。L1では下がり切っていないが、11秒台の地点でトップスピードの質や加速していく段階である直線入りで見劣っているようにこういう緩い流れから動くという競馬は合っていないだろうと。


 ゴールデンバローズに負けた500万下戦も同様である。このレースは不良馬場でペースバランスこそ46.4-49.2と超ハイペースだが12.2 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 12.7と道中で息を入れてL2で最速11.6とトップスピード面を要求される競馬になった。これを2列目で進めながらも前が息を入れたのに合わせて息を入れて4角でゴールデンバローズに取り付く隙を与えてしまった。そこからリードのないまま直線勝負でトップスピードを要求されては万事休すだったといえる。まあ逆にここはかなり無駄の多い競馬をしていたからこそユニコーンSのような厳しい流れでの一発を狙えたわけだが。


 この馬の場合は高い基礎スピードでペース全体を引き上げて後続に後半の余力を与えさせない競馬が理想だといえる。その点で淀みなく進めたユニコーンSのような展開はこの馬にとっては理想だろうし、そういう競馬では現3歳世代の中でも一番強いかもしれない。その点で今回の新潟1800が合うかどうかは正直合わないと思う。理由はやはりコース形態。東京1600の場合ハイレベルで厳しい流れになると2~3秒のハイで淀みなく最後までスピードで押し切るという競馬が狙えるケースもある。しかし新潟の1800となるとコーナーが急になるのでスピードをそのまま殺さずに刻み切るというのが難しい。これは余力があるなしに関わらずである。例えばトップクラスのスプリンターたちが揃った昨年の新潟内1200スプリンターズSでも4角地点では減速しているように、余力があっても物理的に速いラップを刻みにくいというコース。つまり新潟において重要なのはペースをコントロールせざるを得ないので、そこからもう一度トップギアに入れられるかどうか、である。この能力は今のところこの馬は見せてきていないし、ユニコーンSの激走は淀みがほとんどない流れだったからできたといえる。この辺りが新潟1800では確実にネックになってくるであろうとみている。現段階では軽視するべき一頭だと感じているが、今年の夏の新潟はダートも時計が掛かっているのは幾らかいい材料。外枠を引いて単調な競馬に持ち込む意識が持てれば或いは、というところである。能力的には非常に評価している一頭だが適性面で今回難しい競馬になるのは間違いないとみている。



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