2015年8月24日月曜日

アフター5スター賞の枠順を見て

このレースは91年に新設された距離センハチの準重賞アフターファイブ賞で、94年にアフター5スター賞に名称を変更して重賞へ格上げされたが、03年に距離が1200へと短縮されて南関勢の東京盃のステップレースとしての存在になり今年で早くも13年目を迎える。

中央所属のダノンレジェンドが現在のダート短距離路線の中心的存在なのは間違いないが、このダノンレジェンドはスタートに課題があり、現実にそれが理由で北海道スプリントCで3着に敗れている。
そのダノンレジェンドを北海道スプリントCで降したシゲルカガも先日行われた佐賀・サマーチャンピオンでは7着と惨敗を喫しており、敗因はシゲルカガが1200Mまでの距離実績しかなく、このサマーチャンピオンが1400Mだった事で距離延長に対応出来なかったと云う事もあるだろうが、これまでワンターンの競馬ばかりでスピードに加えて器用さが要求されるコーナー4つの競馬に対応出来なかった事もある印象。
中央所属のダート短距離路線の強豪はこの様なコーナー4つの競馬で案外なケースが多く、それ故に浦和や名古屋などのコーナー4つの短距離重賞で思わぬ苦戦を強いられるケースが目立つのだが、今年のJBCスプリントは中央所属馬がスピードで押し切れるワンターンの大井1200Mで行われるだけに地方所属馬には分が悪いだろう。

このアフター5スター賞は今秋のJBCスプリントに繋がる重要なレースだけに当初このレースに登録があったサトノタイガー・セイントメモリーなどの実績馬が回避したのは残念だが、現在優駿SP・習志野きらっとSPの重賞2連勝中の3歳ルックスザットキルが参戦するのは幸い、JBCスプリントと同じ舞台で行われるこのレースで勝利するだけでなく、中央勢相手に通用するパフォーマンスを見せる事が出来るかが今回のルックスザットキルの課題となるだろう。


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