2015年8月26日水曜日

第22回アフター5スター賞結論

アタマ数こそ15頭と揃っているが、半数を超える8頭が近年勢いを欠く7~11歳の高齢馬で、やはりここは前走のさきたま杯で中央勢を相手にしながら3着に食い込んだリアライズリンクスと重賞連勝中の3歳馬のルックスザットキルの一騎打ちになって欲しいと思うのだが、先ほども書いたようにリアライズリンクスはスタートダッシュに課題があるだけに、それに乗じて他馬がハナを叩く展開になった際に不安が残る。
また、ルックスザットキルも優駿スプリントTRの様にスイッチが入ってしまうと暴走して自滅する可能性があり、若い分だけ伸びしろがあるが、若さ故の不安もあるだけに絶対的な信頼を置いて良いかは迷うトコ。

レースの展開を考えたが、ルックスザットキルが前走のように控える形になるか、それともこれまでのように逃げの手に打って出るかは現段階では判らないが、リアライズリンクスの方は控えても味があるとは思えず、スタート直後のダッシュが鈍くとも強引に押してハナを主張する公算は大だろう、仮にリアライズリンクスに競り掛ける馬がいるとすれば昨年のこのレースで逃げたゴーディーだろうが、前走のサンタアニタTのレース振りを見る限り絶好調だった昨年の出来より一枚落ちの印象で、無理に競り掛けるより2~3番手から競馬をする可能性が高い。
だとすればリアライズリンクスがハナへ行き、それを見る形でルックスザットキルが追走し、この2頭のマッチレースになる可能性が高いが、出走馬の中でこの2頭に割って入る可能性がある馬を考えてみたい。

斤量が49Kと裸同然のアクティフだが優駿SPではルックスザットキルから2K貰いの斤量で3馬身差の完敗を喫しており、今回はルックスザットキルから7K貰いだけに着差は詰まるだろうが逆転するだけの能力があるかは微妙、大井の1200Mで【4・0・0・1】のクロタカも前走のレース内容から状態に疑問、そのクロタカにシーサイドCで完勝したカイロスも現状地力をつけているのは認めても、前走でクラカルメンとクビ差の勝負では重賞で勝ち負け可能とは断言出来ない。
ならば直線の長い大井外回りは不向きだが能力が高いジョーメテオか、一息入っているが昨年の東京SPで3着に食い込んだアルゴリズムのどちらかに伏兵の資格があると考えた。
結論を先に言えば大井の重賞では頭数が多い事で馬込みを捌くのに苦労するケースが目立つジョーメテオより、3か月振りの実戦になるが乗り込み量が豊富なアルゴリズムを上位に評価したい。
アルゴリズムは今年になってからの3戦は6着・10着・6着と掲示板にも載れていないが、先ほども書いた様に中央勢相手の東京SPを別にすればフジノウェーブ記念とゆりかもめOPはスンナリと先行して最後は失速したが、直線で今日は馬券圏内確保かと思うほど抜群な手応えがあった事から決して終わっているとは思えない。
一息入れて状態の立て直しに成功すれば昨年の東京SP3着、ゆりかもめOP1着の実績から上位争いに食い込んでも不思議ではない。

馬券はリアライズリンクス・ルックスザットキルの馬単の表裏とこの2頭がアタマで2着にアルゴリズムをつけた馬単の計4点が本線、あとはリアライズリンクス・ルックスザットキルで消えたケースを考えて、遊びでアルゴリズム2着固定でアタマにアクティフ・ジョーメテオ・カイロス・クロタカの4頭を入れた馬単を買い、本線と合計して8点が今回のアフター5スター賞の結論。


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