それではまず、明日のローズS出走馬の追い切り診断から。
アンドリエッテは走り自体がちょっと重かったけど、気分良く走れていたし体の使いもいい。オークスの時はハミを噛んで掛かり気味だったのに、今回は逆にゆとりがあるくらい。休ませて苦しいところがなくなったんじゃないかな。いずれにしても、春に比べてだいぶ良くなっているね。
クイーンズリングは体を使ってスムーズな走りはできていたけど、春に比べてガラッと変わったところはない。力強さという点では、まだ物足りないかな。
サンクボヌールは体を使って力強い走りができているし、時計的にも上々。ただ、追ってからの反応、伸びがイマイチだね。
シングウィズジョイは、体を使って力強い走りができていた。以前は硬さがあって力強さもイマイチだったけど、ひと夏越してだいぶ力を付けた印象だね。
ディープジュエリーは体を使っている反面、力強さがイマイチ。追い切りを見るのは初めてだから以前との比較は付かないけど、ちょっと物足りないね。
テルメディカラカラは頭が高いし、力強さもない。
トーセンビクトリーは力強さがイマイチだったけど、体の使い方がいい。いい意味で順調そうだね。
ペルフィカは頭が高いし、首の使いもイマイチ。ただ、前回見られたトモの入りの浅さは、今回は気にならなかった。ゼンノロブロイの仔で、元々こういう走りをする馬なのかもしれないね。
ミッキークイーンは体を使って気分良く走れていたし、追ってからの反応、伸びも良かった。オークスの時もいい走りをしていたから、春に比べて変わったというよりは“順調そのもの”といった感じじゃないかな。
メジャーガラメキは脚が開き気味だし、全体的に硬さが目立つ。やっぱりダート向きじゃないかな。
ライトファンタジアは、体は使っているんだけど追ってからの伸びがイマイチ。追われると上に上に行ってしまうのは、ゼンノロブロイ特有の気の悪さじゃないかな。
レッツゴードンキは体を使っているんだけど、スピード感がイマイチ。春も女馬にしては力強い走りをしていたとはいえ、今はいかにも“力馬”っていう感じだからね。そういう意味では、中距離でも今ならこなせると思うけど。
レッドカーラは体の使いがイマイチだし、力強さも全くない。
レーヌドブリエは頭が高いし、力強さもイマイチ。
タッチングスピーチ、ティーエスクライ、プレミオテーラーは、追い切りの動きを見ることができなかった。
ショウナンアデラは、体を使って力強い走りができていただけに回避は残念だね。
良く見えたのはミッキークイーン、アンドリエッテ、シングウィズジョイ、トーセンビクトリーの4頭だね。
それから、木曜日は体調がイマイチだったから木曜追いの馬を見ることができなかった。
セントライト記念については、水曜日に追い切った4頭のみになってしまうけど、一応書いておくね。
ウイングチップは、体の使いは良かったけどスピード感がイマイチ。ただ、気分良く走っているから体調自体は悪くないと思うよ。
キタサンブラックは体の使いもイマイチだし、そもそも走りのバランスが良くない。
サトノラーゼンは、体全体を使って力強い走りができていた。併せたオーシャンブルーをノーステッキで楽々と交わしたあたり、体調はすごく良さそうだね。
ロッカフェスタは走りが硬いし、追ってからの伸びもイマイチだね。
この中で良かったのはサトノラーゼンだけだね。
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