昨日も書いた様に昭和の時代の3000Mのレースが有った頃は東京ダービーも東京記念と同じ2400で施行されており、特に長距離レースと云う認識は無かったが、気付けば今の南関では距離2000を超える重賞は少なくなってしまい、そう云う意味では貴重なレースになった観が強い東京記念は今では数少なくなったステイヤータイプの馬からすれば待ちに待った距離のレースと言えるだろう。
では過去10年の結果から東京記念に蓮対馬の傾向を探っていこう。
05年
1着ボンネビルレコード 1番人気
前走8/16 大井・黒潮盃1着
過去の重賞成績
05年羽田盃5着 05年東京ダービー4着
05年JDD3着 05年黒潮盃1着
2着ウエノマルクン 6番人気
前走8/31 大井・アフター5スター賞7着
過去の重賞成績(ダートのみ)
01年ハイセイコー記念10着 02年京浜盃9着 02年羽田盃8着
02年東京ダービー8着 02年黒潮盃3着 02年戸塚記念3着
02年東京湾C6着 03年金盃6着 03年大井記念2着
03年東京大賞典14着 04年金盃7着 04年ダイオライト記念11着
04年大井記念3着 04年帝王賞9着 04年サンタアニタT4着
04年アフター5スター賞8着 04年東京記念6着
04年JBCクラシック10着 04年東京大賞典10着 05年金盃3着
05年報知グランプリC7着 05年大井記念2着
05年サンタアニタT5着 05年アフター5スター賞7着
06年
1着マズルブラスト 3番人気
前走9/15 大井・デイリースポーツ賞1着
過去の重賞成績
05年ブルーバードC2着 05年しらさぎ賞2着 05年羽田盃3着
05年東京ダービー3着 05年JDD13着 05年黒潮盃7着
06年スパーキングサマーC6着
2着ボンネビルレコード 1番人気
前走8/2 大井・サンタアニタT1着
過去の重賞成績(05年東京記念以降)
05年東京大賞典7着 06年金盃9着 06年大井記念2着
06年帝王賞6着 06年サンタアニタT1着
07年
1着ウエノマルクン 7番人気
前走9/5 大井・仲秋OP10着
過去の重賞成績(05年東京記念以降ダートのみ)
05年東京大賞典12着 06年金盃10着 06年東京シティ盃4着
06年大井記念5着 06年東京記念7着 06年JBCクラシック8着
06年東京大賞典12着 07年金盃11着 07年ダイオライト記念11着
07年マイルGP8着 07年大井記念13着 07年サンタアニタT11着
2着メーンエベンター 2番人気
前走6/25 船橋・千葉日報賞1着
過去の重賞成績
07年京成盃GM12着
1番人気 ホクトアサティス6着
前走9/15 大井・スポーツニッポン賞3着
08年
1着ルースリンド 1番人気
前走6/25 大井・帝王賞12着
過去の重賞成績
06年金盃2着 06年ダイオライト記念5着 07年大井記念2着
07年スパーキングサマーC1着 07年JBCクラシック5着
07年浦和記念2着 07年東京大賞典4着 08年金盃1着
08年大井記念2着 08年帝王賞12着
2着マズルブラスト 2番人気
前走8/11 大井・アデレードシティC1着
過去の重賞成績(06年東京記念以降)
06年JBCクラシック11着 07年金盃5着 07年ダイオライト記念8着
07年大井記念1着 07年帝王賞12着 07年浦和記念5着
07年名古屋GP10着 08年大井記念14着 08年帝王賞8着
08年サンタアニタT2着
09年
1着ルースリンド 3番人気
前走8/19 川崎・スパーキングサマーC2着
過去の重賞成績(08年東京記念以降)
08年浦和記念5着 09年金盃2着 09年ダイオライト記念5着
09年大井記念6着 09年帝王賞8着 09年スパーキングサマーC2着
2着セレン 2番人気
前走8/27 大井・イーバンク銀行賞C1着
過去の重賞成績
無し
1番人気 バグパイプウィンド6着
前走6/24 大井・帝王賞7着
10年
1着セレン 1番人気
前走6/30 大井・帝王賞5着
過去の重賞成績(09年東京記念以降)
09年京成盃GM1着 09年勝島王冠1着 09年東京大賞典4着
10年金盃2着 10年ダイオライト記念4着 10年かしわ記念6着
10年大井記念1着 10年帝王賞5着
2着ルースリンド 7番人気
前走7/28 大井・サンタアニタT8着
過去の重賞成績(09年東京記念以降)
09年浦和記念2着 10年大井記念8着
10年京成盃GM7着 10年サンタアニタT8着
11年
1着テラザクラウド 3番人気
前走8/15 大井・オーガスト賞1着
過去の重賞成績
09年ハイセイコー記念8着 10年クラウンC2着
10年東京湾C3着 10年東京ダービー8着
2着マズルブラスト 1番人気
前走8/3 大井・サンタアニタT2着
過去の重賞成績(08年東京記念以降)
08年浦和記念8着 09年報知オールスターC5着
09年金盃9着 09年マイルGP4着 09年大井記念4着
09年勝島王冠2着 10年報知オールスターC1着
10年金盃1着 10年マイルGP4着 10年大井記念10着
10年勝島王冠4着 11年金盃10着 11年ダイオライト記念8着
11年大井記念1着 11年サンタアニタT2着
12年
1着スマートインパルス 3番人気
前走8/1 大井・サンタアニタT6着
過去の重賞成績
11年勝島王冠1着 11年東京大賞典8着 12年金盃3着
12年東京スプリング盃5着 12年サンタアニタT6着
2着スターシップ 2番人気
前走8/22 川崎・スパーキングサマーC3着
過去の重賞成績(南関のみ)
09年帝王賞5着 12年報知オールスターC1着
12年報知グランプリC3着 12年ダイオライト記念7着
12年スパーキングサマーC3着
1番人気 トーセンルーチェ4着
前走6/27 大井・帝王賞6着
13年
1着プレティオラス 3番人気
前走8/13 大井・オーガスト賞1着
過去の重賞成績
12年羽田盃3着 12年東京ダービー1着
12年JDD6着 12年浦和記念6着
13年報知オールスターC4着
2着スターシップ 7番人気
前走6/19 船橋・京成盃GM6着
過去の重賞成績(12年東京記念以降)
13年報知グランプリC1着 13年金盃3着
13年京成盃GM6着
1番人気フォーティファイド 12着
前走前走6/26 大井・帝王賞8着
14年
1着ユーロビート 2番人気
前走8/15 大井・オーガスト賞1着
過去の重賞成績
13年平安S10着
2着サミットストーン 1番人気
前走7/21 盛岡・マーキュリーC4着
過去の重賞成績(南関移籍後)
14年報知グランプリC2着 14年ダイオライト記念3着
14年大井記念1着 14年マーキュリーC4着
①過去10年の1番人気の成績は【3・3・0・4】と連対率6割で1番人気の信頼度は高い重賞も、2000超と云う特殊な距離で行われるレースだけに長距離適性が必要、前走で距離不足のレースを使って臨む馬は叩き台と割り切って着順を度外視するべきで、現実に07年1着のウエノマルクンや10年で2着したルースリンドなどは前走の惨敗で人気が無かったが得意の距離になりガラリ一変して連対しており、過去に東京記念と距離2600M時代の大井記念、今年の金盃など長距離レースで連対実績がある馬は人気薄でも要注意。
②過去10年の連対馬で東京記念前に南関での重賞連対実績が無かった馬で東京記念で連対した馬は07年2着メーンエベンター、09年のセレン、昨年1着のユーロビートの3頭で共に前走の自己条件を勝利して東京記念に臨んでいるだけに、過去に重賞連対実績の無い馬で前走で勝利していない馬は厳しく、現実に07年1番人気に支持されたホクトアサティスは東京記念が初の重賞出走だったが前走の自己条件を3着と敗れているだけに6着惨敗も納得出来る。
③長距離レースだけに休み明けの馬では厳しく、最低でも6月終わりの帝王賞を使っている事が東京記念での連対馬の条件。
④外枠が不利で知られる大井2400M、過去10年の東京記念で8枠を引き当て連対した馬が3頭居るがこれは先日も書いた様にフルゲート割れの競馬になった事が大きく、現実に8枠を引き連対したのは07年1着ウエノマルクン（9番ゲート）、08年2着マズルブラスト（11番ゲート）、12年2着スターシップ（13番ゲートも2頭取り消した事で実質11番ゲート）と今年のようなフルゲートでの競馬ならば5～6枠に相当するだけに、フルゲートになった今年は外枠不利と考える方が妥当で、過去10年で連対実績の無い12番ゲートから外を引いた馬はそれだけで割引が必要。
上記のデータから過去に南関の重賞連対実績の無く、前走で敗れているウインペンタゴン・タイムズアロー・キタサンシンガー・センノデバギヤ・クラシカルノヴァに5月以来の実戦になるプレティオラス、12番ゲートより外の枠を引いたガンマーバースト・カキツバタロイヤル・ハブアストロールの計9頭の評価を割り引くと残るのはファイヤープリンス・ツクバチャーム・ビービーガザリアス・ユーロビート・フォーティファイド・アウトジェネラル・トーセンアレスの7頭で、この中ではやはり昨年の東京記念の覇者で前走マーキュリーCを勝っているユーロビートが中心の印象も、斤量59を背負った馬は過去10年の東京記念で出走しておらず01年12着とブービー負けしたオペラハット以来の出走で、しかも59Ｋを背負って東京記念を勝利したのは98年のコンサートボーイ以来居ない部分がやや気になるトコ。
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