2015年10月24日土曜日

菊花賞2015 予想:本命10ブライトエンブレム

ホースメン:菊花賞1080_200

京都11R 菊花賞(GI) 芝外3000m 良、超高速馬場想定
【展開予想】
 馬場はやはりとんでもなく超高速馬場で、ここまでいくと当日に散水とかしてきそうで嫌なんだが、流石に天皇賞春で結構不満が出ていたのでわかりやすくはできないだろう。土曜通り超高速馬場想定のまま行く。


 展開だがこれが結構難しい。内外からのハナ争いとなる。まずは外の2頭、リアファルとスピリッツミノルがどう出てくるか。リアファルは出たなりで恐らくハナはないとみているんだが問題はその外のスピリッツミノルで、これがどこまで最序盤から出していくかでこの2頭はちょっと面倒になる。リアファルは出たなりでそれなりには前に行くだろうし、その外からハナを取り切るなら3角に向けてかなりゴリゴリに押していく必要があると。スピリッツミノルが最序盤でハナを取り切るのであれば大外から強引にいって恐らく3角までにはハナを取り切れず、内からミュゼエイリアンがハナを切るという中で恐らくその外から強引に3角の下りも含めてレースを作っていく形になるかなと。この後にリアファルが前のスペースを埋める形で前目。キタサンブラックはこのリアファルの内を意識しながらで隊列は割と最序盤は縦長になるだろう。スピリッツは単騎逃げの可能性高く、実質的には恐らくノリのミュゼエイリアンが作っていく形、リアファルにしてもペースは落ち着けたいはず、キタサンも含めてそんなにペースを引き上げたい馬は前にはいないと。まあ強いて言えばレッドソロモンの武豊がどこかで仕掛けてペースを引き上げてくる可能性はある。


 問題は好位列である。内枠からサトノラーゼンがこの後ろ、恐らくキタサンの後ろぐらいかなと思うんだが折り合いがどうとか言っているので中団ぐらいの可能性もある。逆にベルーフが前のポジションを取っていくという可能性もここ2走ならあり得る。タンタアレグリアも含めて内枠のスペースの取り合いがあると思うが、これにブライトエンブレム辺りが最序盤どこまで内目前目を意識してくるか。リアルスティールも内目を確保したいのはやまやまだが、リアファルやスピリッツ、ワンダーアツレッタなど外からの切込みがあるし折り合いもあるのでブレーキしながらポジションをどこに収めてくるか。意外と早い段階で縦長になるんじゃないかなと。ペースは読みにくいが、恐らく60秒前後で前半は入ってくるし、このイメージだともしかしたら59秒前半ぐらいは想定しておいても良いかも。59.5-61.5-59ぐらいで昨年ぐらいの時計をイメージ、正直昨年の感じから1秒の壁を破ってきても驚けない条件とメンバー構成だ。


【予想】
◎10ブライトエンブレム
〇11リアルスティール
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△02サトノラーゼン
△04キタサンブラック
×03タンタアレグリア09アルバートドック
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×


◎ブライトエンブレムはここは信じようか信じまいかという観点で見るよりも単純に中団でポジションとってレース全体がある程度流れればどれかと素直に考えたらやっぱりこの馬になったというところ。捲る捲らないというのも論点にはあるんだが、あくまでセントライト記念みたいに明確にスローとかそういうレベルでの話ではある。菊花賞の場合はまあいくら道中で緩んだとしても後半徐々に加速しながらL3最速には基本的になりやすいし急激な加速戦にはなりにくい。3角の下りで前が動いて前のスペースが広がれば動きやすくなるという点を考えると中団で我慢する競馬でも要所でスペースが産まれれば大丈夫だろうと。皐月賞も59.2-59.0のペースバランスでも12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6のラップ推移で3角途中から加速していく流れに上手く押し上げてきたんだがそれでも4角出口でもう一段階11.4と加速する中では流石に置かれていてそれでもL1では食い込んできていたのでエンジンがかかった状態をできるだけ早く迎えたい。京都外回りはその点でプラス。距離適性に関しては弥生賞でスロー気味の5Fロンスパポテンシャル勝負で大外ぶん回して最後までいい脚なんだからメンバー中でも一番信用できる。前走のセントライト記念は捲るのが消極的になってレースの流れにまで影響を与えられずに12.6 - 12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.6と実質2F戦の中でこの馬としてもポジションを上げきれずに4角出口で加速していく流れで大外ぶん回して置かれた。前がこのラップで粘ってるんだから厳しい。京都の外回りで4F戦ぐらいになってくれればと思うし、今回はリアファルが人気していて前もリアファルやリアルスティールが外目を引いたので秋華賞じゃないけど結構色気を持って進めてきそう。縦長でスペースを上手く取りながら競馬ができれば力を発揮しやすいと。リアルスティールには皐月賞では基礎スピードの幅で見劣ったわけだし、距離延長ならそこは関係なくなる。3000で折り合いをそんなに気にしなくていいこの馬の方がポジション取りを意識的にお行えそうだし、内外の出方と馬の折り合いを気にしながらのポジション取りになるリアルスティールよりもこの条件なら上位にとりたい。キタサンブラックは皐月の感じなら一瞬の反応は向うの方が上だがエンジンが掛かってからはこちらが上、菊花賞ならこちらを上位にという感じ。まあ捲りの選択肢を最初から捨てるというのはあまり良くないとは思うが、皐月賞で最低限器用にやれているし、皐月賞みたいに4角出口で加速するような流れにならずなだれ込んでこれれば面白い。


〇リアルスティールはこれも信頼するかしないかという観点で見るよりも素直にある程度流れて各馬が勝ちに逸った時に、地力で最上位はどれだろうとなったらこの馬になったという感じ。神戸新聞杯は完敗だったがリアファルの土俵で62.4-58.5と4秒のドスローからのTS持続特化戦で12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7という流れをリアファルが刻み切ったこと自体は凄いがこの馬も後ろからしっかりと後続を引き離しての2着は立派。決して悲観する内容ではないし、前哨戦としては脚を出し切って特化戦での力差が量れたし明らかに余していた素プリングSと比較すれば意味もある。悪くはない。この馬の場合は皐月賞が良い例だが59.2-59.0からでも3F加速していく流れの中で好位からスルッと抜け出しているように極めて総合力が高い。本来は基礎スピードの幅を持っている馬だったわけで、ダービーにしても神戸新聞杯にしても結局その幅を活かさずにポジションを下げたことでより後半勝負にシフトして良さが出にくかった感じ。トップスピード戦でも共同通信杯で高いレベルのモノは見せているが結局2列目ポケットで上手く立ち回って仕掛けを待ちつつ直線勝負に持ち込めたのも大きい。個人的にはトップスピード戦だと強いけど勝ち切る競馬というイメージはわかない。この距離がどう出るかだが、超高速馬場で近年は比較的流れる傾向。トップスピード面はそこまで問われない中で中団でじわっとペースを引き上げながら本当にいい脚を一瞬引き出すことができれば普通に地力自体は1枚上だと思う。特化戦では甘くなってもどのレースでも底を見せてこなかったのは評価したい。


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この馬はまず枠が良い。それとここ2走でポジション取りに目途を立ててきているというのは評価できる材料だろうと。この馬はエンジンの掛かりが遅いタイプの馬なので前走の様に61.1-60.1と緩めの流れでも12.6 - 12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.6と実質2F戦に近い中で好位の中で我慢しながら4角で進路を取りに行って直線という形だと前に出し抜かれてしまうし、内外からはさまれる感じで窮屈にもなったL1ではジリッと伸びて来てタンタアレグリア辺りは退けているわけでこの一戦は悪くはない。もともとポテンシャル戦向きの馬だと思っていたし、2走前は57.9-60.1とかなりのハイペースの中で11.8 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.0と淀みない競馬を中団の外からねじ伏せに行っての2着。厳しい基礎スピード戦でもやれてきたのは驚いたがタフな競馬、エンジンを早めにかける競馬の方が合っているだろうとスプリングSもちょっと物足りなかったがトップスピード特化戦でダノンプラチナがとてつもない勝ち方をしてきたし、ここは超ハイレベルだったはず。トップスピード戦でも対応できるが基本はエンジンかけてのポテンシャル勝負だろう。こういうタイプとは相性の良い早仕掛けをしてくる騎手なので、その点も含めて今回は一発期待。この馬もだが基本的に春の実力馬を優先している。


△サトノラーゼンは完璧に条件が揃った岩田というレッツゴードンキと同じ状況で嫌な予感しかしないが、陣営が折り合いを気にした走りで前走なんかも菊花賞を意識しているからね~と言っていたのでポジションを下げてくる可能性が高いなというのが引っかかった。内枠なので無理をしなくても良いと思うが、今回はリアファルやリアルスティールの枠が嫌な感じで全馬積極的に競馬を展開してくる可能性が高い。その中で内のポジションでソロっと出して中団、前のスペースを取られながらとなると微妙。京都新聞杯でも12.5 - 11.9 - 11.4 - 11.9 - 11.6とL3最速とはいえ少し淀んで読みにくいレース。好位列で我慢して直線序盤前が減速したところでスッと先頭に立っていてL1ではアルバートやポルトクラスに強襲を受けている。ダービーでは逆に前半が速くその分だけ仕掛けが遅れて12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.0 - 11.7のラップ推移。中団で進めながら3~4角で上手くポジションを押し上げつつも前を向けないまま。コーナーで外から押し上げスピードに乗ってきていたドゥラメンテにはあっさり交わされたがそこから前を向いてスッと反応して喰らいつくギアチェンジの高さ、そしてトップスピードの質は十分通用していた。この辺からも本質的にはトップスピードタイプだとは思う。今回は京都の3000で条件自体は微妙だが最内枠と超高速馬場というのはこの馬にとってはもろに追い風。セントライト記念は競馬も良くなかったがそれ以上に少し重めの馬場が響いている。まあ条件は良いんだが、ポテンシャル戦で長く脚を使ってくるタイプの馬ではないと思うので、後ろから仕掛けていく立場になると甘くなる可能性を考えたいかな。人気も差のない3番人気まで来ているし、みんな考えることは同じような。


△キタサンブラックは陣営が血統さえ見なければ長距離っぽいと言っているんで、これを信頼する。自分も血統さえ見なければ長距離馬の素質を持っている馬だと思っているし、東京2000でサトノラーゼンを寄せ付けていないように前目から早めに仕掛けても結構しぶとく粘ってくる。持ち味はもちろん要所の反応、後半の総合力勝負でスプリングSでもドスローから12.8 - 12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.5のラップ推移で番手からしっかり出し抜く脚を見せていたようにペースの緩急に強い。また皐月賞の様に59.2-59.0からの加速戦でも対応できる程度の基礎スピードの幅は見せている。まあリアルに完敗しているしどちらがベストかは難しいが色々な適性をバランスよく持っているのは間違いない。今回は京都の3000m戦だが今の菊花賞は3~4角で前々内内で仕掛けを待つ立場にいる馬が非常に強い。使える脚が短いタイプでも内を確保できれば案外やれちゃうし、この馬は怖がらなければポジショニングは最上位で本気でやる気があるなら逃げるというのも手の一つ。セントライト記念は2F戦で出し抜く競馬になった。つかみどころというか何がベストなのかが分かりにくい馬なんだが、余程のロンスパにならない限りはやはり前からの出し抜き、2列目あたりで最内ぴたりで直線入りでリードを広げてくるイメージは持っておきたい。


×タンタアレグリアは追い切りが非常によく見えた。馬なりで手先が軽く楽々と好時計。正直ポテンシャル面ではさほど長く脚を使ってくる感じの馬ではなかったし当落線上にいた馬。それでもこの追切とこの内枠を考えると拾わざるを得なかったかな。セントライト記念はほぼ2F戦で12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.6というラップ推移、外から動いて前を向きながらと理想的に持ってきつつもL1が甘くなった。あの流れで甘くなってしまうのでやっぱり長い脚を使える感じはない。最序盤で好位ぐらいをしっかり確保して青葉賞ではないが仕掛けを待ちながらの競馬ができれば或いはというところだろう。キタサンブラックに対しての優位性が何一つないので個人的にはそれ以上の評価はできないが、京都外の長丁場で蛯名の立ち回りはやはり怖い。


×アルバートドックはもうちょっと上にしようか悩んだんだが京都新聞杯はそこまでのトップスピード戦になっていない中でL1でもうちょっといい脚を使ってほしかったなあというのは残ってしまったかな。ポルトドートウィユにL1で交わされてしまっているというのは基本的にはトップスピード戦になりにくい京都の3000ではちょっとなあという感じ。ただ、陣営のコメントから今回は無理に引っ張らずに馬任せでと言っているのでポジションはある程度取ってくる可能性が高い。そういった面も含めて3着差し込みを警戒したいかな。


消からリアファルはまず京都3000特有の入りの速さに対応できるか?というのと更に大外枠を引いて自身より外に逃げ馬のスピリッツミノルがいるという結構厄介な条件。これをクリアしてこれるのかどうかだ。下手すれば中団外とかありえなくないレベル。リアファルは確かにここ2走逃げているんだが、前走でも入りは62.4とかなり遅い。2走前は64.3でもっと遅い。超高速の京都だと入りは59秒台もざらだし、遅くとも60秒後半にはなるので、単純に1秒以上をこの枠から縮めてポジション取りができるとは思わないというのが一点。もう一つはここ2走は極端なトップスピード戦になってしまっている。京都の外回りだと3角の下りからは遅くとも動いていく形になるのでトップスピードに乗せてからの持続力というよりは有酸素運動的ポテンシャル能力を要求されることになる。これに対して対応できるのか。ポジションとポテンシャル戦への適性は不安材料なのにリアルスティールよりも人気になるというのは流石になあという感じ。能力そのものは高いんだが神戸新聞杯は適性的に菊花賞とはなかなかつながりにくい。少し力の要る阪神から今の超高速馬場ならまずリアルスティールを上位に取りたいし、この枠では普通に競馬の流れに乗るのも楽じゃない、3~4角も外からという形になるだろう。早い段階でレースを支配できた時のルメールは神だがレースの流れに乗って動きを要求されるときのルメールは凡人。その点も含めて今回は消したい一頭だ。リスクが非常に大きい。少なくとも逃げるのはかなり難しい枠であるし、理想は内の各馬が誰も行かずにスピリッツが行ききって単騎の番手だろうが、意識される立場の中でそんな楽な展開にはならないだろうと。


消から消したことよりも最終的に拾い切れずに悔やまれるのがジュンツバサ。セントライト記念は実質2F戦みたいなもんでその中で内で我慢しながらなんとかエンジンがかかってL1で3着をギリギリ確保できたという感じ。爆発させてくると底が見えていないだけに狙いたかったんだが、この外枠で意気消沈、更に追い切りもあまりちゃんと動いていなかった感じ。この2つで悩んだけど消してしまった形。ポテンシャルは高いと思っているのでこの条件なら狙いたかった。来たらちょっと後悔しそうだけど泣く泣く切ったという形。石橋脩が序盤のポジション取りで上手く進めてくれば或いは。この馬から馬券は買わないけど期待はしています。




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