2015年11月30日月曜日

【チャンピオンズカップ2015】出走予定馬:ローマンレジェンド、総合力をつけどんな展開にも対応…噛み合えば

ホースメン会議:チャンピオンズC490_160


チャンピオンズカップの出走予定馬展望ローマンレジェンド
2015 12/6(日)
第16回 チャンピオンズカップ(GI) 中京ダ1800m
出走予定馬一覧
チャンピオンズカップ2015の出走予定馬一覧


チャンピオンズカップ2015出走予定馬の中から注目馬は?】
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 今年は勝ち切れないもどかしさはあるものの、スランプから脱出してどんな展開でもある程度対応する幅を見せてきているのがローマンレジェエンド。東京大賞典を制したころは厳しい流れでのポテンシャル戦でこそというところだったが、昨年のチャンピオンズカップや今年のフェブラリーSの善戦は今のこの馬の幅の広さを見せてくれたのかなと。安定感とともにあと一歩が足りないという点をどう補ってくるか、昨年以上を目指したい


 今年は色々な側面を見せてくれているし、元々1800での基礎スピード戦でパフォーマンスが高かった馬。安定しているがあと一歩足りないという点ではナムラビクターと同じだが、この2頭の比較ならローマンレジェンドの方を上位に取りたいかなと現時点では考えている。


 まずは昨年を振り返る。昨年のチャンピオンズカップは中京ダ1800m戦に変わって初めてのレースだったが、50.4-48.7と1.7で明確にスロー、ダートGIとしてはかなり緩い流れである。そこからの12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4とL2最速でコーナーでは上がり切らずに2F戦に近い競馬となった。五分に出て押して先行策、好位列ぐらいにはつけて進めていく。道中かなりスローになっていたので抑えながらも2列目の外まで押し上げる形で3角。3~4角はタルマエの一つ外からじわっと仕掛けて並びかけるような感じで上手く前を向いて直線。序盤でタルマエのギアチェンジに出し抜かれる形にはなるがそれでも思った以上に喰らいつく。そこからラストはちょっと甘くなってしまったがそれでもタルマエ比較で見れば善戦の3着だった。この馬は基礎スピードを活かしたいタイプではあったはずなので、この緩い流れの中で前を向けていいポジションだったと言っても要所でタルマエに喰らいついてきたというのは結構驚きだった。12.4-11.7とダートとしては結構なギアチェンジを要求されたし上り坂の地点でタルマエにそう簡単に離されなかったという点で見ても2着のナムラビクター比較で頑張ったという点でも、スピード色の薄いここで好走できたのは意外だったなというのが率直な感想。もう少しペースが上がれば面白いなと思っていたので。


 フェブラリーSも内容的にはこれに近い驚きだった。東京ダ1600m戦でペースバランスは46.9-49.4とハイペースで基礎スピードの幅は高いレベルで要求されてはいるが、11.4 - 12.6 - 13.1 - 12.3 - 11.5 - 12.5とコーナーでGIレベルとはとても思えない13秒台の強烈な中弛みが起こってのL2最速11.5。ダートで2Fの間で13.1-12.3-11.5とかなりの加速度を要求される競馬になった。この中で最内枠から五分に出て押して押してだが先行しきれずに雁行状態の先頭列から離れたところで進める。道中は前がばらけてくる中で上手く少し離れた位置で前にスペースを取りながら。3角手前で減速する中で少しブレーキはしながらも前のスペースを詰めて進め、4角では後方列、まだ我慢しながら4角出口で上手く前のスペースを活かして仕掛けながら直線。最序盤で最内をきっちりと取り切れたにせよ加速戦に対応して最速地点でもそれなりに延びてくる。L1はちょっと甘くなったがそれでも5着と掲示板を確保した。まあ前中盤をフラットに上手く乗ったのはあるにせよ、ここまで極端なギアチェンジ戦で内からスルッと伸びてくるというようなイメージはなかったのでこれは本物かもという内容だった。強くなったというよりは、適性が変わってきた感じで単調な基礎スピード戦ではなくある程度動き出しやトップスピードが要求されても対応できるようになったという感じ。


 そのうえでここ2走を振り返りたい。まず平安Sは京都1900らしい中弛みは多少はあったがそこをついての早仕掛けの競馬になっている。ペースバランスは48.5-48.4と平均、12.6 - 11.9 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 12.5と中弛みがあったのは確かだがL5からその緩みを突いてまくった馬の影響でペースアップが速いレース。外目の枠から五分のスタート、先行争い激化の中である程度押して先行しそうだったが最終的には雁行状態の好位。向こう正面でペースが上がっていく中で好位馬群の外から3角。3~4角では2頭分外で追走しながらもロスは多く、直線ではまだ3列目。そこからジリジリと伸びて来てナムラビクターとともに外から前との差を最後まで詰めようとはしたが伸び切れなかった。ポテンシャル戦自体は歓迎できたはずだが、前半もそこそこ速い中で脚を使いながらもポジションを取り切れなかったことが響いた感はある。前半から脚を使ってしまったうえで息も入らず3~4角もペースが上がっている中で外々なので楽な展開とは言えなかった。そこでもナムラビクターを撃破できたのは立派だろう。58kgを背負っていたことも考慮に入れる必要があるし、負けはしたが流石という競馬。


 前走のみやこSはよりこの馬にとって良い展開だった。京都ダ1800mも不良馬場で超高速馬場。ペースバランスも47.6-48.3ギリギリ平均の範囲だがハイペース気味、11.9 - 11.6 - 11.9 - 12.4 - 12.4とL4最速で11.6とかなり速いラップを刻んでいる。この流れを1番枠から好発、押して先行策から少し離れた好位で前にスペースを置きながらと理想的なポジションを確保する。3角でモンドクラッセが動いてくれたおかげで内のスペースを楽に使いながらじわっと詰めて仕掛けを我慢する流れで直線。序盤でモンドクラッセの内から抜け出そうとしたが完璧に立ち回ったロワジャルダンに内からすくわれ、L1ではカゼノコの強襲も受けて3着と力は見せたものの勝ち切れなかった。まあここも58kgを背負っていることと、かなりのスピード勝負になって前々でというのは辛かったかもというところ。カゼノコは新しい一面を引き出してきた面はあるがロワジャルダンの様に1700でのスピードタイプが覚醒したというようなこともあり、3着でも斤量差を考えれば立派な3着だろう。やはり高い基礎スピードは武器である。し、ここで高速エルムSでは喰らいつかれたクリノスターオーや強敵ダノンリバティを問題としていないというのはやはりここでの優先度は高くなるなというところだ。


 現状このメンバーで突き抜けるとなると確たる武器はない。しかし、基礎スピードの幅が広くハイペースへの対応も可能、高速馬場でのスピード勝負でも高いレベルで対応できる。また昨年のチャンピオンズカップで見せたように時計のかかるダートでの総合力勝負でもタルマエに喰らいつけるレベルでもあるわけで、どんな展開でも上位に絡んでこれそうという点では馬券的にはなかなか外しにくいというのが率直な感想だ。特にフェブラリーSでも内から加速する流れに上手く進路確保できたとはいえ動けている点からも、またもともと初重賞を制覇したみやこSの時もインでの立ち回りという点からも、内で我慢しながらという展開が理想にはなる。勝ち切るにはやはりコーナーで上手く立ち回ってどこまでという馬だと思うし、今なら緩めの流れからの加速戦でも置かれずに対応できそう。ペースが上がった方がいいとは思うのだが、いずれにせよ内枠を引いてくれば重い印での扱いも視野に入れるべき一頭になるかなと。コパノリッキーを目標にしながら基礎スピードで戦える馬となると、やはりみやこSのロワジャルダン。特にこの馬は時計のかかるダートも苦にしないのは武器になるだろう。基礎スピードを持っているのは大きな武器なので、できればこれを活かしたい。後半勝負でも今のこの馬のパフォーマンスとナムラを比較すればナムラとの逆転は十分あり得るし、タルマエも前走からしっかりと叩いて良化できるか?という面もある。色々な展開が考えられるし馬場状態も週末の天気次第だが、今のこの馬はやはり侮りがたし、というところだろう。



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