2015年11月1日日曜日

日曜の夜に雑感を徒然なるままに

日本シリーズが終了、福岡ソフトバンクホークスが私が贔屓の東京ヤクルトスワローズを一蹴、昨年に続き日本一の座についた。
まぁ、いくらヤクルト贔屓の私でも正直な話をすれば圧倒的に選手層の厚いソフトバンクの勝つとは思えず、それだけに4タテを食らわず1勝出来ただけでも充分でヤクルトの選手を褒めてやりたいほどだ。
今のソフトバンクは外国人選手やFAで補強した選手はもちろん居るが、それ以上に二軍・三軍での若手選手の育成に成功した事が今の選手層の厚さに繋がっており、それが2年連続日本一の要因、これはV9時代の巨人を彷彿させるモノ、やはり豊富な資金力を背景にFA補強ばかりで若手育成を怠っているどこぞのチームの様では本当に強いチームを作る事は出来ないと実感したソフトバンクの強さだった。

今年のセントラルリーグを制したヤクルトはやはり先発陣の駒不足をこの日本シリーズで露呈した印象、ロマン・オンドルセク・バーネットだけでなくサイドスローの秋吉に左キラーの久古など中継ぎ以降の駒は豊富なのだが、先発がそこに繋ぐまで踏ん張れないと厳しい。
今年は終盤で石川・館山の左右の両ベテランの奇跡とも思える頑張りがリーグ制覇に繋がったが、この2人の年齢を考えれば今年と同様の活躍を来シーズンに期待する事は出来ず、看板の強力打線は今年の打撃部門を総なめにした川端・山田・畠山の主軸に加え、シーズンを通してスランプに苦しんだ雄平や終盤しか出番の無かったバレンティンも来シーズンは今年以上の成績を残せるだろうが、やはり先発陣の駒不足を解消しない限りヤクルトのリーグ連覇は難しいだろうなぁ・・・


本日より始まった大井開催から2号スタンドの跡地に建設していた新スタンド「G-FRONT」がいよいよオープンする。
基本、競馬場に日参していた時代でも特観席をほとんど利用した事が無い私だけに今後大井本場に行ったとしても新スタンドを利用するかに関しては正直微妙なのだが、この新スタンドが評判になって大井本場の集客力向上に繋がれば良いと思っている。

過去15回のJBC開催で今年行われる大井での開催は最多の6回目。
これは以前にも書いた事があるがJBC開催を行うだけの「体力」が有る主催者は大井しかないからだ。
ちなみに過去の大井でのJBCの当日の売上は以下の通り
2001年 39億3766万円
2003年 36億2926万円
2004年 36億3623万円
2007年 27億8118万円
2011年 31億0684万円
大井で行われた過去5回のJBC開催で昼間開催だったのは03年の1回だけで、久々の昼間開催となる今年はどれだけの売上を確保するかに興味がある、果たしてJBCデーで過去最高だった01年の39億3766万円の売上更新は可能なのだろうか?


本日は府中で秋の天皇賞が行われた。
基本的に大きなレースの安易な距離変更に対して否定的な私だが、秋の天皇賞が従来の3200Mから2000Mへと距離が短縮されると発表された時は時代の流れと考えて諸手を挙げて賛成した思い出す。
距離が2000Mになって始めて行われた昭和59年の秋の天皇賞、1番人気のミスターシービーが3角で仕掛けた際に観客のどよめきが地鳴りの響き渡るのがモニター越しでも判り、秋天を2000Mにして正解だったなと考えた事を今でも鮮明に覚えている。

今日の天皇賞は毎日王冠を逃げ切ったエイシンヒカリが人気。
しかし、これまで秋天で逃げ切り勝ちを収めたのは四半世紀近くも前となる91年プレクラスニー以降出ておらず、そのプレクラスニーも1位入線したメジロマックイーンの降着に依る勝利と思えば秋天で逃げ切るのは至難の業で、確かに17年前の11月1日に行われた秋天でサイレンススズカが無事にゴールまで走り抜けばそこで勝利していただろうが、エイシンヒカリの毎日王冠で逃げ切り勝ちを収め秋天への臨戦過程はサイレンススズカと同じだが、サイレンススズカの毎日王冠の1000M通過57秒7だった事に対しエイシンヒカリの1000M通過は59秒9と平凡なモノで、当時と馬場が違うので一概に判断は出来ないが果たしてエイシンヒカリがサイレンススズカ級の逃げ馬かは正直疑問が残る。
そんなエイシンヒカリに敗れた毎日王冠組、2着のディサイファは8月の札幌記念を使っていたアドバンテージを活かしたモノでGⅠレースを勝つだけの器かは疑問、3着のイスラボニータに至っては昨年の秋天でのゴール前の体たらくから「ソコソコくん」で突き抜けないタイプと考えており、それだけに今回の秋天は絶対的な信頼が置けない毎日王冠組より例年秋天で結果を残していない京都大賞典組でも、そこを完勝して秋天へ臨むラブリーデイを中心視するべき、確かにラブリーデイは初の重賞勝ちが今年1月の中山金杯と遅かったが、その後3000M以上の距離の阪神大賞典・春天以外の重賞で5戦5勝と一皮剥けた印象が強く、今のラブリーデイならば不動の軸馬と考えたからだ。
馬券はラブリーデイから毎日王冠組以外のショウナンパンドラとラストインパクト、毎日王冠組では上位入線した馬よりスタートで致命的な後手を踏んで敗れたアンビシャスを筆頭にステファノス・スピルバーグなどゆるい流れに泣かされて負けはしたが、レースで上がり33秒台の脚を使った面々をヒモにチョイスした。
レースはクラレントがハナに立ち、パドックからテンションの高かったエイシンヒカリは無理にハナへ行こうとすると折り合いを欠くと判断したのか2番手からの競馬をチョイスする少々意外な展開、2番手から折り合ってレースを進めるエイシンヒカリだが、やはりハナへ行く形がベターな印象で直線で伸びあぐねて9着惨敗、そのエイシンヒカリをマークする形でレースを進めたラブリーデイが直線で各馬を抜き去り、ゴール前で猛追するステファノスに半馬身差をつけ優勝した。
秋のGⅠレースで初的中となり一安心、ご存知のようにJBCの三競争とマイルGPと重賞競走が目白押しの今開催の大井でこの勢いを活かして重賞の予想を全部的中させたいトコ。


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