2015 12/29(火) 東京大賞典(GI) 大井2000m
出走予定馬一覧
【東京大賞典2015出走予定馬の中から注目馬は?】
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3歳時から活躍し、自身が絶対王者になることは出来なかったがその当時の数々の王者と死闘を繰り広げてきた…まさに愛すべきNo.2ワンダーアキュートが9歳にして悲願の東京大賞典制覇を目論む。色々なダート界の名シーンに脇役として花を添えていた同馬、スマートファルコンに牙を剥いたのもこの舞台だ。トランセンド、スマートファルコン、エスポ、ローマン、ニホンピロ、タルマエ、そしてコパノリッキー。王者の台頭を一番間近で見てきた老兵が意地を見せる快走を年末に見せることができるかに注目だ。
兄のワンダースピードもなかなか息が長かった印象だが、この馬の場合3歳時から常に安定して走り続けていることもあって、実働7年はまさに頭の下がる思い。その間数々のダートの猛者を相手に戦い、いまだ第一線でやれている。JpnI3勝とその印象からは明らかに少なすぎるタイトル、ここも頑張ってもらいたいが現実的に勝ち負けとなるとタルマエ・コパノリッキーは大きく立ちはだかる存在と言える。
とはいえコパノリッキーに関しては昨年帝王賞で撃破している。大井ダ2000m戦で重馬場、62.3-61.2とややスローの流れだが12.7 - 12.5 - 12.4 - 11.5 - 12.1と仕掛けどころが遅くL2の直線前半が最速で2F戦とみて良い。10番枠から好発、ハナを意識するようなぐらいの感じで出していきつつニホンピロ、コパノにプレッシャーをかけて2列目の外で進める。向う正面では特に動き無く、コパノが前に行ってニホンピロが番手に変わった中で3角で外から動いていく。4角でもこの2頭に並びかけて直線を向くと序盤でニホンピロを沈めてコパノとの一騎打ち。L1でしっかりと抜け出しての完勝だった。コパノとの比較という観点で見ると基礎スピードを要求されない2F戦ではコパノより上だったかなという感じはある。ただ一方でこの競馬ではタルマエにあと一歩及ばない競馬をずっと続けてきていて、タルマエ比較だと1800である程度スピードを問われた方が良い傾向だった。それは過去のJCD時代の内容からもそうで、この馬は1800だと基礎スピードの幅でタルマエより有利、平均ペースでそこからポテンシャル戦、TS持続戦ともに高いレベルで戦えていた。トータルで見た時に個人的には2000mよりは1800の方がいいかなという感覚はある。
今年の帝王賞はタルマエらに完敗を喫する形となった。大井のダ2000mで59.9-62.8というペースバランスが示す通り、3秒近い超ハイの流れで12.1 - 12.0 - 12.1 - 12.8 - 12.5 - 13.4のラップ推移、L2で再加速はしているが後半は遅いラップを踏んでいる。6番枠から五分のスタート、ある程度出していくがそれでも好位まで。道中速いペースの中で内のスペースを立ち回って押し上げつつ3角。3角では内を選択してかなり激しく手が動く。4角では3列目の真ん中で踏ん張って直線を向くが手応えはなくジリジリ下がってハッピースプリントに置かれて4番手集団、そこからはジリッと下がっての8着完敗だった。スマートファルコンを追い詰めた時がハイペースについていった形だったのでもうちょっとやれるかと期待していたんだが、今のこの馬にとっては2000のハイペースはちょっと厳しかったか、もしくは良馬場で比較的時計が出にくくなってきた今の大井の2000がしんどかったか。いずれにせよ完敗だった。
前走のチャンピオンズカップでは密かにチャンスかなと思っていたがなかなかうまく噛み合い切らなかった。距離短縮で昨年の印象からペースをある程度引き上げてくる可能性が高いとみていたが、48.0-50.2とかなりのハイになった。12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9というラップ推移で完全な前掲ラップ、基礎スピードを問われてのポテンシャル戦の中で3番枠からまずまずのスタート、押していきつつも結局下げて中団ぐらいという形になる。外から内に切り込んでくる各馬が中心となったので想像以上に下げる形になり、中団より後ろで進めて3角。3角では外に持ち出し4角でナムラビクターの直後を突いて後半で直線。序盤でそこから外からジリジリと伸びて来てL1での伸びはなかなか、最後はサウンドトゥルーに差し込まれるがそれでもジリッとは伸びて前との差はジリッとでも詰めながら6着に入り込んだ。内容的にはひとまずこの展開ではナムラビクターより上だったし、もうちょっと序盤でいい位置に入れていればというところだったが枠的に強気に取り切れなかったのもサンビスタ辺りと比較して苦しかったかなと。
かしわ記念の感じからもマイル~1800で基礎スピードを要求された方がいいのは確かだと思うし、2000でも昔ならローマンにぶつけられて甘くなったものの途中までは勝つか?という脚色だった東京大賞典、スマートファルコンに食い下がった東京大賞典はともに厳しい流れだった。ただ今年の帝王賞ではハイペースで苦しんでいるし、近年でも昨年の帝王賞は2F戦で完勝したとはいえ、タルマエ比較だと大井の2000では確実に苦戦している。確かに今はタルマエも少々パフォーマンスを落としているがそれでもチャンピオンズカップはこちらの土俵で上手く噛み合わなかったとはいえ勝ちに行ったタルマエも差せなかったわけなので、ひとまずはどの展開でも今はタルマエより上位に取るということは難しいかなという感じ。仮に一貫ペースになってしまうと2000ならタルマエはもとよりサウンドトゥルーも手ごわい。後半の2F勝負で上手くタルマエをマーク出来れば2着争いでは優位に立てるかもしれないが今回は2000の猛者ナムラビクターという強敵も出てくるので、まあ現時点では枠も含めて強くは狙えないかなという感覚。
前走は実績のない左回りということが響いたのか8着と全くいいところがなかったパワースラッガー。今回は一転して右回り、しかも4戦3勝と相性のいい中山芝1600m。昇級して2戦目でペースの慣れも見込める今回は前走以上のパフォーマンスを引き出せるはずだ。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:7
2頭目:4.5
3頭目:3.4.5.6.8.9.11
組み合わせ数11点
投資金額各100円
的中配当:2,860円 回収金額:2,860円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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