2015年12月7日月曜日

【阪神ジュベナイルフィリーズ2015】出走予定馬:メジャーエンブレム、総合力の高さは魅力…阪神がカギになる

ホースメン会議:阪神JF468_60


阪神ジュベナイルフィリーズ出走予定馬展望メジャーエンブレム
2015 12/13(日) 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) 阪神芝外1600m
出走予定馬一覧
阪神ジュベナイルフィリーズ2015の出走予定馬一覧


阪神ジュベナイルフィリーズ2015出走予定馬の中から注目馬は?】
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 混戦模様の今年の阪神ジュベナイルフィリーズに3戦2勝、2着1回とここまでパーフェクト連対を果たしているメジャーエンブレムが出走予定。前走のアルテミスSでも積極的な逃げの手から一瞬は出し抜く脚を見せて僅差の2着にまで粘り込んだ。逃げ差し自在の器用さを武器に、目指すは2歳女王の座。今年は混戦模様の中でこの馬の器用さは大きな武器となりそうだが、阪神外回りで脚を出し切った時に最後の上り坂でのひと踏ん張りが利くかどうかが焦点となるか。


 現時点では総合力の高さでここまで勝ち上がってきた。特に評価が必要なのはやはり前走で、前後半速いラップを作って中弛み、それでもしっかりと後半の良さを引き出して基礎スピードの幅を一定レベル見せてきたというのは評価が必要。見た目以上に強かったが、今回は阪神外回りで常識的に考えればL1はかなり落ち込むレースになりやすい。また馬場も府中や秋の中山に比べても重くなるのでその辺りの適性面が噛み合うかどうかだろう。


 新馬戦から順に追っていこう。6月開催の東京芝1800m戦で良馬場、ペースバランスでは50.9-46.1と5秒近い超ドスロー。まあ新馬戦なのでこれは特に驚かないが、とにかく緩い流れからの13.0 - 12.3 - 11.4 - 11.0 - 11.4と極端な3F戦でギアチェンジを伴うトップスピード勝負と見ていいだろう。好発からしっかりと先行する。道中は流石に少し掛かり気味だがそれでも先頭列でコントロール。3~4角でも持ったままで仕掛けを待ちながら直線。最序盤で馬なりで先頭に立つと、そこから伸びて来たプランスシャルマンをL2で仕掛けてスッと引き離す。L1まで余裕を持っての完勝だった。プランスシャルマンやハレルヤボーイを物差しにしてもやはり後半の要素は高いレベルにある。そしてそれを前々から引き出せるというのが非常に大きな武器。前々から仕掛けを待ってスッとトップスピードに乗せられるギアチェンジを持っていて、完成度の高さはぴか一だった。ただ同時にやはりドスローだったのでペースが上がって対応できるかという点はポイントだったかなと。


 2走前のアスター賞も新馬戦に近い競馬になったといい。中山芝外1600mでペースバランスは50.1-46.4と3秒超でこれもかなりの超スローとなっている12.4 - 11.8 - 12.0 - 11.3 - 11.3と仕掛けのタイミングは更に遅く2F戦で12.0-11.3とほぼギアチェンジ戦と言って良い。2番枠から五分に出てある程度出していきながらも結局は中団に下げてからのスタートになる。ペースは遅いが比較的縦長の状態でそこから徐々に凝縮していくというような感じの中で上手く外に持ち出し3角までには押し上げる。3角では先頭列でプレッシャーをかけつつもまだまだ仕掛けは我慢。4角でも楽な手ごたえで先頭に立って直線。序盤で楽に抜け出しそのままL1までしっかりと突き抜ける。ここでも見せつけたのはスローからしっかりと要所で出し抜くギアチェンジ。最後までしっかりと突き放したのは立派ではあるが相手はマテラアリオンやシトロンといったどちらも長く脚を使えないタイプ。この馬のTS持続力を量るという点では何ともというところだ。


 前走のアルテミスSはこれまで見せてこなかった基礎スピードを詰めてきたと言って良い。東京芝1600m戦でペースバランスは47.3-46.8と平均ペースの流れ。しかし実際は11.1 - 12.4 - 12.6 - 11.9 - 11.1 - 11.2と中弛みからの2F戦でL1も落とさないという傾向はかなり強烈なギアチェンジ戦とみていい。ただ前半の3Fは34.9と結構なハイペース、前に行った馬としては基礎スピード自体は結構問われている。大外枠から五分のスタート、ここでハイペースの中で好位ぐらいで落ち着くかなと思ったが掛かってしまってハナを奪う形になる。そのまま3Fはかなり速いペースを刻むがそこから極端にペースを落としてコーナーでは12.4-12.6とかなりブレーキ。後続も差を詰めてきて割と団子で直線。序盤で1馬身差ある中で仕掛けを我慢しながらも楽に先頭をキープ。L2の最速地点でしっかりと出し抜いて2列目を引き離そうとするが外差しから唯一デンコウアンジュに捕えられて悔しい2着になった。まあ極端な中弛みに持ち込んでしまったので基礎スピード不足の馬でも後ろから中弛みで押し上げることで対応できる競馬としてしまった。その分だけ後半の特化戦でデンコウに見劣った感じで、前半飛ばしてしまう結果になった割に結局は団子からの直線ヨーイドンになったのがなあ、という感じ。一方で前半で意図的ではないにせよペースを引き上げる形になって直線でもしっかりと動けていたように基礎スピードの幅として47秒ペースでしっかりと脚を引き出せたというのは大きな材料と言っていいだろう。


 とりあえず現時点でクリアしてほしいと思うところはクリアしてきたと思う。JFだと46秒台に入ってくる可能性も十分にあるので、最低でも47秒ペースで脚を引き出せたというのは大きな材料だろう。ひとまず大きくは崩れないだろうと思う。今回は相手が結構強敵なので、勝ち負けということを考えると阪神芝外1600m戦というのは大きなポイントになるだろう。この馬の良いところはこれまでもペースをコントロールして要所でスッと出し抜くというギアチェンジやトップスピードの質の高さといった後半の要素に加えて前走で前半の基礎スピードの幅も詰めてきた。しかし阪神芝外は4角からの下り坂の影響もあってやはり器用さ、完成度よりもTS持続力面を問われる可能性が非常に高い。器用型よりも素材型が優位になりやすい舞台なのは確かだ。その中で特にアルテミスSの様に極端な中弛みによって上手く脚を引き出せなかった馬たちの逆襲はあり得る範囲ではある。2Fのギアチェンジ戦から、例えば4角が最速のL3最速TS持続特化戦になったりするとこの馬としては最速地点では抜け出せてもしっかりとL1まで踏ん張れるかどうか。これが今回最大のポイントになるのかなとみている。出来れば仕掛けを待ちたい立場にはなるのかなと思うし、前走で基礎スピードの幅を見せてきた以上はある程度ポジションを取って3~4角で内を立ち回りながら仕掛けを待つという競馬が理想は理想だろう。総合力を活かす競馬の方が良いと思う。もちろん溜めて弾けてくる可能性も否定はしないが、これまでのダイワメジャー牝馬の傾向からもほとんどの馬が無理をせずに完成度で戦ってきている感じ。この馬としても器用さをしっかりと活かすイメージが欲しい。個人的には3連複の軸としての信頼度は高い方だと思うが、勝ち切れるかどうかという観点では結構微妙な条件にはなると思う。相手も骨っぽい馬が多いのでこの辺りがどう出るか。信頼しきるのは危険だが上手くバランスをとって色々な流れに対応できるのは大きな武器だ。



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