先日、1型糖尿病を患っていた児童がその児童の両親が頼りにした自称祈祷師の男のアドバイスに従いインスリン投与を中断、その結果その児童が衰弱死すると云う何とも悲惨な事件が発生した。
まぁ、この手の事件に必ず出て来る怪しげな宗教の教祖や自称祈祷師とか云う輩は子供の病気をネタにして親からゼニをガジろうとする「ゴンベン師」タイプか、それともアタマのドコかがイッチャッていて自分の事を神の使いと信じ込んでるタイプのどちらかで、何故こんなうさんくさい輩の言葉に騙される人がいるのか疑問に思う人も多いだろうが、重大な病気を患っていれば病気が治癒するなら何でもすると云う人間は多く、だからこそうさんくさい輩の言葉に簡単に騙されてしまう。
ましてや今回のケースは自分の可愛い子供の話で、1型糖尿病を患えばインスリン注射を打たなければならない生活が一生続く訳で、確かに冷静になって考えれば「死神が取り付いている」事が糖尿病の原因とは妄言しか思えないし、死神を払うために大金を積むなんてバカげた行動にした思えないが、当事者の両親からすればそれこそ藁にもすがる思いで自称祈祷師の言葉を信じてしまったのだろうが、わが子を死に至らしめた事で今後この両親は重い十字架を一生背負って生きなければならず、それに関して他人がどうこう言う問題ではない。
まぁ、世の中には健康をエサにした商品が多く出回っている。
TVを見ればコンドロイチンだの、コラーゲンだの、黒酢だのを含んだ効果があやふやなサプリメントのCM、本屋に行けばガンなどの病気が治ると謳った胡散臭い本が並んでおり、これらのサプリメントや本に騙されてしまう人間は多いと思われるだけにこの両親の行動を愚かと思う前にこれを他山の石として我々は胡散臭い連中の言葉に騙されないように心掛けるべきだろう。
本日は中京でチャンピオンズCが行われた。
下馬評では中京1800は坂からスタートするためペースが上がらず逃げるコパノリッキーに有利な展開になるとの事だが、短距離専門のコーリンベリーは兎も角、モマれるとダメなクリノスターオーがコパノリッキーに競り掛ける可能性があるし、前走のJBCクラシックでは向う正面で折り合いを欠いた事で結果的にコパノリッキーの楽逃げを許したホッコータルマエも早目に捕まえに行って叩き合いに持ち込むと思えば案外前のポジションで競馬する馬に厳しい流れになるのではないかと私は考えた、だとすれば昨日取り上げたノンコノユメを軸に抜擢するべきで、ノンコノユメからホッコータルマエへの馬単とノンコノユメの単勝が今回のチャンピオンズCの本線、あとはコパノリッキーを潰しに行くホッコータルマエがゴール前案外になるケースを想定してノンコノユメからワンダーアキュート・ナムラビクター・サンビスタ・サウンドトゥルー・グレープブランデーへの馬単を押える事にした。
レースは案の定クリノスターオーがコパノリッキーの楽逃げを許さないとばかりにピタリと2番手につけ、香港のガンピットも先行するなどして入りの3ハ35秒5、1000M通過60秒2とこちらの予想通りの展開になり、早目にホッコータルマエがコパノリッキーを捕まえ行くなどこの時点ではヨシ!とほくそ笑んだのだが、まさかサンビスタがアタマで突き抜けるとはなぁ・・・以前ここでも書いたがサンビスタは平坦の地方より坂のあるコース向きと思っており、前走のレディスクラシックでは人気を背負っているだけに早目に動かざるを得なかっただけに直線勝負に賭けたホワイトフーガに敗れたのは仕方ないと度外視して、昨年のチャンピオンズC4着の成績から2着はあるんじゃないかと思っていたが、今年のかしわ記念で軸馬にして5着と敗れていただけにオトコ馬相手ではアタマは厳しいと思っておりノンコノユメを抑えて1着になるとは夢にも思わず、今年のチャンピオンズCも完敗に終わり肩を落とす。
12月になり潮目が変わる事を期待していたが、中々こちらの目論見通りにはいかないモノで、何とか年末の東京大賞典までに潮目を変えたいものだ。
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