明日は中京でチャンピオンズCが行われる。
以前、川崎にアラブチャレンジャーとアラブチャンピオンと云う重賞があり、アラブチャレンジャーは3歳馬と4歳馬が初めて戦い3歳馬のレベルを図る重賞だったのに対してアラブチャンピオンの方は大井の秋の特別(全日本アラブ大賞典の前身)と並んでアラブの最強馬決定戦的存在で、チャレンジャーと云う名称とチャンピオンと云う名称は本来はこのようには一対になっていて然るべきはずだが、チャンピオンズCの翌週に無関係なチャレンジCがあるのは少々ややこしい印象だねぇ・・・
ご存知のように一昨年まではジャパンカップダートの名称で行われていたレースで、チャンピオンズCの名称になった昨年より国際招待競走ではなくなったが、今年は香港のAWで7連勝中のドバウィ産駒のガンピットが参戦するが、香港はターフのレースが中心でAWのレースは少ない事から連勝中と云えどもレベルがどうかは良く判らないし、何より香港は右回りで中京の左回りと日本のサンドコースへの対応が出来るか微妙なこの馬を買うくらいなら先に買うべき日本馬は多いはず。
普通に考えればJBCクラシックを制したコパノリッキーとJBCクラシックでは休み明けの影響で3着と敗れたが一叩きした今回はディフェンディングチャンピオンとして意地でも負けられないホッコータルマエの一騎打ちと考えるべきかも知れないが、気になるのは3歳のノンコノユメで、以前にも書いたが左回りのワンターンのユニコーンSと右回りのツーターンのJDDは性質が全く異なるレースだけにこれまでユニコーンS・JDDの2つのレースを制したのは05年のカネヒキリ1頭だけで、それを考えればノンコノユメがカネヒキリのような怪物級に成長する可能があると注目しており、現実に前走の武蔵野SではJDD以来の実戦と云うハンデがありながら勝利、着差こそハナだったが初の古馬相手の競馬に加えて斤量58を背負わされると云う厳しい条件をクリアしての勝利と思えばかなりの大物、この馬が凄いのは追い込み脚質でも他力本願タイプで他馬がバテる展開待ちの追い込み馬ではなく、JDDや前走の武蔵野Sをレースを見れば判るように自分で動いて勝つ事が可能な追い込みタイプで、確かに今回はホッコータルマエ・コパノリッキーを含めて前走の武蔵野Sより明らかに相手が強化する上、中2週と云うハードなローテーション、追い込み一辺倒では厳しい中京コースでの競馬と決して楽な条件とは言えないが、それでも斤量差を活かして2強を含めた古馬連中に真っ向勝負を挑み一泡吹かせて欲しいものだ。
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