2015 1/27(水) 川崎記念(JpnI) 川崎ダ2100m
出走予定馬・枠順
【川崎記念2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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ダート低レベル世代となってしまっている現5歳世代のジャパンダートダービー馬カゼノコ。しかし昨年のこの川崎記念ではタルマエに唯一くらいついて伸びてきたように嵌った時の末脚は確かなもの。昨年秋にはみやこSで強襲する決め手を見せての2着。徐々に持ち直してきた実力馬が、そろそろ今年あたりで飛躍の風に乗ることができるか。
ここ数年のダート路線を分析している馬の中で1,2を争うわけのわからない馬である。直近の段階でパフォーマンスを上げてきている感じはするのだが、現時点ではまだ最上位を争うレベルにはないかなあという感覚ではある。重賞戦線でソロルとこの馬だけは本当に読めなかったんだけど、ソロルはここにきてようやくつかめてきた感があるのに対してこちらはまだつかめていない。それでもぼんやりとは…。
まずは昨年の川崎記念で突っ込んできたところを振り返っておこう。もちろん同じ川崎ダ2100mの舞台で良馬場、ペースバランスは64.3-65.8と1.5秒の明確なハイではあるんだが、川崎の厄介なところでこれでも後半ラップを見ればわかる通りで13.6 - 13.7 - 12.3 - 13.2 - 14.0 - 12.6とL1の直線で一気に加速している。急コーナー過ぎてコーナーではどうしても減速せざるを得ない。そこでもう一度加速が必要だがそれをしっかりと瞬時にできるかというのが焦点になりやすい。その流れの中で11番枠からかなり出負けして地方馬含めてもかなり出足が遅く最後方に近い位置で進める。流石にそこからある程度はリカバーするが、それでも集団の最後尾ぐらいでレースを主体的には進められずにスタンド前でもまだ後方。向う正面のペースアップで外から各馬が動く中でタルマエを目標にしながら3角手前で手が動く。3~4角の減速地点でタルマエの外から抜群の手ごたえで伸びて来て直線。しかしここでの加速でタルマエが瞬時に動いてしまって喰らいつくのに苦戦。それでもL1まで離されずに2着を確保した。コーナーでの動きが抜群に良く、もちろん12.3-13.2-14.0と減速している地点なので押し上げること自体は理に適っているんだが、単純にこの超小回りで外からの押上げが楽にできたという点で考えてもコーナリングの上手い馬だなという認識は持った。ただ、直線に入ってしまえば大井でも見せている通りタルマエの瞬時のギアチェンジはやはりトップクラスで流石にそこでは見劣った。ただ基本的にはついていくのに脚を使いたくないという中で上手く3~4角で取り付けたことと物理的にコーナーワークが上手かったという点が噛み合ったのが大きいという判断ではあった。
実際休み明けだったがブラジルCではドコフクカゼに完敗。61.8-62.3と東京2100にしては平均ペースだが中弛みからの13.0 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 12.2と3F勝負。14番枠から出負けして後方からのスタート。道中も動かずに後方馬群の外で進めながら3~4角で外々から手を動かしながら直線に入ってきて一瞬は反応良く伸びてきそうなんだが2列目に並びかけてきたところのL2ぐらいで伸びあぐねてしまう。そのまま最後までなだれ込む形で良さが出なかった。2F戦となったタルマエの時のチャンピオンズカップでも後方からコーナーで前を向きながらでも直線入りの坂での加速でもたついていた感じだし、個人的には府中や中京のスローで坂加速というのが噛み合わないのかなという感じはある。実際京都巧者ではあり、上り坂での加速が問われない舞台で結果を出している。2走前のみやこSなんかは明らかに基礎スピード不足になると思いきや、後方でちんたら走っていたとはいえ脚を使わされずにバテ差しで強烈な脚を引き出してきたのは大きいし、これまでにないパフォーマンスでもあった。盛岡で行われたJBCクラシックなんかは2000の超高速ダートで追走に汲々としていたし、正直みやこSでここまでやれたのは驚きで、変わってきている可能性もある。
後は一応前走の名古屋グランプリも振り返っておきたい。名古屋の2500m戦で、地方競馬ファンなら有名だが直線が超短い競馬場で200mもない、この距離だと2周するという長丁場だ。ただその分コーナー地点が長く緩いコースなので立ち回りの上手さが問われるコース。5番枠からここでもやっぱりもっさりで最後方からになり、内に入ってかなり押しながらも前が壁、後方からの競馬になる。ゆったりした流れの中でじわっとポジションを上げながら2周目のスタンド前では中団の外に出して動ける位置を確保。2周目の1角では各馬が仕掛けていく中でじわっと仕掛けながら行為の外で3角。3~4角では好位列の外からじわっと差を詰めながらアムールブリエの直後を狙うが序盤で手応えほどに伸びない。最後の方はようやく突っ込んできたがという感じでの3着だった。川崎記念もそうだったがコーナーではそこそこいい感じで直線に入ってすぐの反応がイマイチだった。このレースはラップ推移が見られないので何とも言えないが、直線入りでちょっと置かれる感じなのがポイントにはなりそう。
ひとまず昨年の川崎記念の内容とみやこSでこれまでにない部分を見せてきたということで侮れない部分はある。川崎記念はラップ的には上手く押し上げるタイミングを作れたが、コーナー地点ではタルマエ以上の手応えでもあったし、コーナリングの良さはかなり面白いところ。タルマエは大井を見ても急コーナーでの立ち回りそのものはあまり得意な感じはしないし、JBCではコパノに出し抜かれる感じになったので、個人的には3~4角で捲ってタルマエを交わす競馬でギャンブルを打つとなれば面白いかもというところ。ただ、まずゲートが非常に拙い。これは地方の下級馬レベル相手でも全然足りないぐらいに遅い。そのうえで内枠を引いてしまったので、タルマエ辺りがスローにコントロールした時に団子で外に出すタイミングがあるかどうか。2周目の向こう正面までに動く意識を持てないと、3角での減速で内内巻き込まれるリスクは大きい。コーナーで動いていく形がこのコースでは基本線になるし、何より昨年はここの3~4角で脅威を与えることができている。そこまでをいかに上手く持って行くかだろう。昨年以上に3~4角で勝負を決めるぐらいの感じで進めていければ怖さはある。ただアムールブリエにも完敗しているし、昨年と同じ競馬になればタルマエとの比較で見てもやはり勝ち切るのは難しい。その辺りを考えると評価できても連下までかなという感じ。枠の並びや展開も読みにくい中で早い段階で動き出すための進路を確保できるかどうかは重要な要素になるだろう。読みにくい馬で実力的には最上位から一段階落ちると思うが、昨年のコーナーでの動きを見る限り嵌った時の怖さは侮れない。
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