2016 3/6(日) 弥生賞(GII) 中山芝内2000m
出走予定馬一覧
【弥生賞2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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1戦1勝と不気味な存在という立場で迎えた朝日杯フューチュリティSで強烈な末脚一閃、2歳王者に君臨したのがリオンディーズだ。名牝シーザリオの仔としてエアメサイアの仔エアスピネルとの代理戦争を制したが、3歳になって初戦の弥生賞には因縁のライバルとともに出走予定。今度は受けて立つ立場、そして同時に引導を渡す立場となるか。クラシック戦線を占う重要な一戦にいざ出陣だ。
とにもかくにもトップスピードの質、持続力の凄さに尽きる。中山2000になるし近年の弥生賞はスローからのロンスパという傾向になりがちなのでポテンシャル戦でどうかだが、エアスピネルとの比較で見ればやはり前走は衝撃的。引き続きミルコが手綱を取るならやはり信頼度はかなり高い。
まずは馬を分析していくうえで、新馬戦から振り返る。新馬戦は京都芝内2000m戦で、ここで2000は経験している。ペースバランスは62.4-59.8と2.5秒以上でかなりのスローだが、新馬戦という括りで見れば普通ぐらいの流れである。極端なドスローというほどではない。ただラップ推移は12.7 - 13.1 - 12.8 - 11.8 - 11.1 - 11.0と中盤13秒台に入っていて結局2F戦に近いところで、後半5Fはもっと上げる余力があった。L1最速でトップスピード勝負になったし出し切る競馬にはならなかった。その中で15番枠から五分には出てそこから無理をせずにじわっと先行させながら好位列の外で進めていく。道中ガッツリと掛かってしまって終始ブレーキという競馬。しかしそこから3~4角で徐々にペースが上がっていく中で好位の外からほぼ馬なりでこの加速に対応し、出口で追いだすと2列目外まで並びかける。直線序盤で追いだされて一気に先頭に立ってL1では流す余裕での完勝だった。まあ相手関係というのは無視するレベルで底を全く見せなかった。はっきり言ってこの一戦で全てを量るにはまだまだ相手が足りないなというところで、正直何ともというところ。ただ、トップスピードに乗っていく過程は早かったし、少なくともL1で抑えていたのでまだまだ速いラップを刻む余力はあったはず。L2でも伸びていたしここの2Fで実質11秒台を切るラップを2F続けるレベルのパフォーマンスと考えればやはりインパクトは大きい。前半終始引っかかっていたがこれぐらいのスローならそこで消耗することもなかったというところだろう。
朝日杯でエアスピネルという好敵手が現れたことでようやくこの馬の能力を窺うことができた、というところかなと。阪神芝外1600m戦で良馬場、ペースバランスも47.3-47.1でここでようやく平均ペースだが、12.6 - 12.7 - 11.9 - 10.8 - 11.7とコーナーでかなり緩んでいるし直線序盤が最速。ある程度流れた分だけ仕掛けのタイミングはそこそこ遅かった。少なくともエアスピネルとリオンディーズにとっては中盤の淀みがかなり影響して実質的にはスローの流れになっているとみて良いと思う。15番枠から出負けして後方からの競馬になる。最序盤はそれなりには流れて、その中で後方で我慢しながら進めていくという形。3角で前の集団が一気にペースを落とし4角ではかなり馬群凝縮する形でエアスピネルから離れた最後方列で直線に入る。エアが直線序盤でスパッと切れたがそれ以上に外から切れると、L1では武の全GI制覇への執念をあっさりと切り裂く強烈なTS持続力を見せてエアを捻じ伏せた。正直この2頭だけ違う競馬をしていて、まあそれなりには流れた中で追走してしっかりとトップスピードの質を見せてきたエア、そして後方から脚を溜めたことで中弛みで取り付けたこともあり、直線勝負でグンと切れたリオンディーズという比較かなと。中盤が緩まなければ結果はもうちょっと違った可能性はあると思うし、その点ではリオンディーズにとってはちょっと恵まれた面もあるのはある。実際上りからの逆算でも1000通過は61.1、中弛みで出負けや基礎スピード面を多少フォローできる競馬になったのは確か。とはいえ後半特化してこれだけの脚を引き出してくるのだからなかなかのインパクトだったといえる。ただ、敢えて言えばこのレースの走破時計、ラップはもろに同日の元町Sと比較しやすいのだが、走破時計はやや見劣って後半のラップは互角というところ。準OPでマテンロウボスやラングレーといったところが相手だったとしても走破時計的にはこの世代ぶっちぎり、と言えるほどではないかなとも感じている。個人的にはこのレースにロードクエストが出ていたらどうだっただろうなあ…と率直に感じる一戦ではあった。
もちろん、リオンディーズにとってマイルがベストではない可能性が高いし、その中で上手く展開が噛み合ったとはいえ強烈な末脚を引き出してきたという事実は間違いない。これに関しては世代でもロードクエストに匹敵しうるだけのパフォーマンスだったかなと個人的な分析だが感じている。距離適性やコース、クラシックを戦ううえでの基礎スピード面の幅、これらをこれから積み重ねていくことで量っていく必要はあるが。今回は中山の2000という舞台。中山記念を見てもわかる通り時計自体は例年より出やすいぐらい。なのでここ2年ほどポテンシャル戦にシフトするかどうかは分からないが、個人的にはこの舞台でどういう競馬ができるのかはもちろん注目したい。トップスピードの質、持続力、新馬戦でも朝日杯でも意外とエンジンがかかるのが早かった。ただ後半のロンスパでポテンシャル戦になった時にどういう競馬ができるかというのも適性の問題だし、それをここで掴みたいところではあった。ただ相手関係がかなり貧弱で、ライバルはもちろんエアスピネル、トップスピード面でキレッキレのマカヒキなんだが、それらを嫌がって他の有力どころが集まらずに登録の段階で寂しい頭数にはなっている。ペースが落ち着く可能性が高いので、これはマカヒキにも言えることだが意外とトップスピード戦になって杞憂に終わる可能性は高いのかなと。割とスムーズに動ける馬だが、後は京都や阪神外と違ってある程度小回りな中山の内回りでコーナーで動けるかどうか、という点も気にしていきたいかなと。キンカメの仔はコーナー加速が得意な馬が多いのでそこまで気にはしていないけど。未知数な面は多々あるけど、ペースが上がらなければそこまで心配することもないだろう。動き出しに関してはまず大きなミスがないミルコなのでここは信頼したいところだ。スローのトップスピード戦ならまず確実に勝負の舞台には上がってくる。あとはどんと来いというところだろう。
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弥生賞は若き3歳牡馬の皐月賞トライアルであり、今年京都記念を勝ったサトノクラウンや、ダービー馬ワンアンドオンリー。他にもトゥザワールド、サダムパテック、ヴィクトワールピサ、エイシンアポロン、ロジユニヴァースなど多数のGI級ホースが誕生した出世レースだ。
今年も将来性豊かな若駒がスタンバイ。すでに賞金を獲得し、余裕のあるローテーションでクラシックへ進めるリオンディーズ、エアスピネルの、朝日杯1、2着馬がここから始動する。ただ共に目標は皐月賞になるため、完璧な仕上げで挑む事は考えにくく隙は十分ある。近年もタガノエスプレッソ(10番人気)、カミノタサハラ(6番人気)、ミヤジタイガ (10番人気)、コスモオオゾラ(9番人気)、プレイ (7番人気)が馬券圏内に来ているように、伏兵馬の台頭に注意を払う必要がありそうだ。
伏兵馬の中には「まずここで結果を出さないとクラシックへ迎えないから、当然勝負仕上げで挑みますよ」や「上位人気馬とも差のない競馬をしている。デキの差や展開の紛れがあれば十分一発がありますよ」といった情報も入っており、一筋縄では納まらなさそうだ。
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