阪神11R コーラルステークス(OP) ダ1400m 良~重、標準ダート想定
【展開予想】
馬場が読みにくいのがなかなか難しいところ。ただ先週を見る限りだと時計がそこそこ掛かっていた印象なので、多少渋った程度で一気に高速化はしないとみる。一応は標準ダート想定ぐらいで進めておくが、多少は軽いイメージは必要かな。このメンバーなら34.5-11.5-37で23秒ぐらいのイメージかな。完全にハイに振り切れればこれぐらいは出ると思うが、22秒前後とかその辺まではいかないかなと。
展開だがグレイスフルリープの逃げがひとまず中心、内から久々のサトノプリンシパルがどこまでいくか、そして大外からノボバカラがミルコの出負け癖を含めてどこまで突いていくかというところだろう。グレイスフルリープは基本的にはペースを上げ切りたくはないタイプなのでペースそのものはそこまでは上がってこないだろうとは思う。前半は速いと思うが、中盤少し緩める形になる可能性が高い。34.5-12-36.5で1:23.0辺りはイメージしつつも中盤緩んでの再加速戦も考えておきたい。それにノボバカラが出負けしてグレイスがポンとハナを取り切れれば35-36ぐらいもあり得るかも。馬場も読みにくいしコントロールされる可能性も高いので幅はある程度広げつつも上がり切らない可能性の方が高いとみておきたい。基礎スピードとそこからの一足を優先したい。
【予想】
◎07グレイスフルリープ
〇14ノボバカラ
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△02レッドファルクス
△13ブライトライン
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎グレイスフルリープは完全にゴリゴリのハイペースになってしまうと3走前のファイナルSの様に11.4 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 13.1と消耗戦の中で先頭列の2頭分外でという競馬で崩れることもあるんだが、これはハイペースで外外を回されたしコーナーでも速いラップで徐々に消耗していく形だったことも大きく余力を持てなかったのが敗因。34.5でも前走の様にハナを切ってしっかりとコースロスなく立ち回り、11.6 - 12.3 - 12.0 - 11.7 - 12.7とコントロールしながら加速ラップを踏んでいく過程でしっかりと出し抜く脚を使って良さが出ている。この辺がこの馬の良いところで余程限界までゴリゴリにならなければ要所で必ず脚を使えるし、加速していく段階でこその馬なので中盤息を入れられる展開が理想。今回はサトノプリンシパルも芝スタートではそんなに速い馬ではないし、ノボバカラはミルコで出負けする可能性も高い。流れるようなら番手でも良いしということで乗り慣れた小牧ならバランスは取りやすいだろうと。このメンバー構成、枠の並びなら自由度も高いので素直にここから。
〇ノボバカラは前走の内容が良かった。中京1400の納谷橋Sでは34.7-36.9とかなりのハイの中で11.3 - 11.8 - 12.6 - 11.8 - 12.5とコーナーで緩んで直線の上り坂で加速という競馬を上手くレースを支配し逃げの形で進めて直線序盤でしっかりと出し抜いてきた。まあ阪神で流石にここまで緩むことは考えにくいが距離短縮して基礎スピードで負けずに進めることができているし、そこからの一足を引き出してきたという点で距離短縮が噛み合った感はある。あとはミルコがしっかりとレースの流れに沿って行ければだが、グレイス小牧のレースメイクならそこまで流れ切ることはないと思うし、番手外を上手く確保できれば再加速戦で戦えているというのはここでは武器になるはず。稍重だが時計が出ていなかったし、夢見月Sの2着以降と比較すればやはりこちらを狙いたいかなと。
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この馬は基本的に消耗戦向きではないと思っていて、ここ2走はタフな馬場で厳しい流れになってしまったというのもある。4走前に阪神1400で勝ち上がった時が、35.5-36.0と平均ペースで12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 12.7と再加速、L2最速トップスピード戦の中で好位馬群で進めながら直線序盤の加速地点で置かれてジリジリ、L1でグンと来た形。4走前はオーバーペースに付き合わずに後方で脚を溜めてズドンの形。基本的にスピードで押し切られる形では脚を引き出し切れていない感覚だし、阪神1400でも今回みたいに総合力タイプがペースを上げ切らずに息を入れたところで外から押し上げて前を向きながらという競馬の方が良いのかなという感じ。追い切りもいい感じの時計、ラップを続けているし、展開も噛み合いそうな感じなので穴で狙いたい。
△レッドファルクスはペースが上がり切った時に不安はあるが、夢見月Sでも34.4-37.2とハイペースなのだが11.2 - 11.9 - 12.4 - 12.1 - 12.7と再加速戦になっていて、ここで中団外で脚を溜めて最後までジリジリとばてずに伸びての2着確保。まあ反応自体が良かったわけではないが、それでも再加速戦に対応できたのは良い材料。ペースがある程度速く手も対応できると思うし、静岡テレビ賞でも12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.7と再加速戦で好位馬群の中からしっかりと動けてL2の段階で2列目まで上がってきていた。最内ぴったりで動けるかの不安は多少あるが、この想定なら押さえておきたいかな。
△ブライトラインは前走ポラリスSで34.5-36.4と上がり切らず、12.3 - 12.0 - 11.7 - 12.7と緩んでからの再加速の形で3列目のポケットでL2の4角出口から直線でちょっと置かれてL1でジリッとという形。もともとみやこSで勝っているように流れる中でポテンシャルでという競馬で良さが出ていた馬でもあるし、1400の基礎スピード面でそんなに見劣らない馬なので、外々から緩みで取り付きながら前を向いての競馬になればもうちょっとパフォーマンスを上げてきてもというところ。押さえておきたい。
消からサクラエールは使ってきて前走の根岸Sでは悪くない流れで前々脚を引き出せなかったのはちょっと不満。適性や展開的には怖い一頭なんだけど、面白い馬も多いので消極的な理由だが消す。
消からナガラオリオンは後半型のトップスピード持続タイプだがエンジンの掛かりが遅いのでコントロールされて仕掛けが遅れるのは嫌だし、そういうタイプなので早い段階で進路を確保して進めやすい外枠の方が競馬がしやすいタイプ。内枠だと下げ切ってからの仕掛けになるのでその辺りがどうかという点でちょっと狙いづらかったかな。
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