2016年5月30日月曜日

安田記念 2016 予想・出走予定:モーリス、最大の不安は展開の綾に巻き込まれないこと…地力でねじ伏せろ!

ワールド:安田記念490-160


2016 6/5(日) 安田記念(GI) 東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧
安田記念2016の予想用・出走予定馬一覧


 GI馬が計8頭と豪華メンバーが集結したが、登録の段階でフルゲート割れを起こしてしまったのはやはり世界を股にかけて活躍するモーリスの存在が大きい。昨年は安田記念、マイルチャンピオンシップと春秋マイルGI連覇を果たし、そして締めくくりは香港の地で香港マイルを制覇。香港が誇る名マイラーエイブルフレンドを撃破しての戴冠には価値がある。そして今年初戦も再び香港のマイルの舞台、チャンピオンズマイルで圧倒的な突き抜けでGI4連勝。とどまるところを知らないこの馬の勢いだ。そしてディフェンディングチャンピオンとしてこの安田記念で防衛戦に臨む今回、残りのGI馬7頭を含め強敵相手に圧巻の競馬を見せられるか。


 日本最強マイラーとしての位置づけ、少なくとも現役ではもはや疑う余地はないだろう。厳しい流れとなった昨年安田でも苦しんだがねじ伏せた、香港2走にマイルCSと余力を持てば後半の次元の違う末脚。少なくとも大きく崩れる要素は全く無いし、昨年安田の展開になったとしても今年のメンバーで崩せる馬がいるか?というレベル。あとはこの馬の力を削がない騎乗だけ、というところだ。府中のマイルだとそこに少し不安はある。


 まずは香港戦から振り返っていきたい。昨年の香港カップでは香港の名馬エイブルフレンドらを相手に戦うことになった。シャティンの芝1600m戦で1:33.92という走破時計、ペースバランスで見れば47.80-46.12となっていて、香港の計測開始地点との差異を考慮し1秒程度補正して46.8-46.1ぐらいと見て平均ペース…ただややスロー気味ではある。ラップ推移は24.58-23.22-23.44-22.68と2Fずつのラップで見てL2-1の2Fが22.68と最も速い。スロー気味に入って直線の勝負になったと見ていいだろう。本当に正確な計測に関しては自分の範疇にないのでなんとも言えないのだが、少なくともL2-1で相当速いラップを踏んでいること、L1減速だとしてもそこまで大きくは落としていないと見ている。その中で11番枠から五分には出て中団でという形になる。道中もそこまで速い流れではない中で無理をせずに進めていく。3~4角でも外を回さず仕掛けを我慢、中団で直線。ただ序盤で外からすっとエイブルフレンドに抜けだされて一旦は窮地に陥る。しかし、そこからはしぶとく足を伸ばす形になり、エイブルフレンドが手応えほど伸び切れない中で抜け出し、結果的に2着となったジャイアントトレジャーを退けての勝利だった。まあ本音を言えばしっかりとした精度を持ったハロンラップが取れればいうことはないんだが、少なくとも直線入りでトップスピードに乗せていく過程だったであろうところではエイブルフレンドが追い出してからの反応がよく、完全に前に出られて見劣った。しかしそこからはしぶとく脚を使う形で勝ち切ったということになる。映像と200mのラインのところを目視で見ればL1が1:22.73ぐらいになる。逆算すればL2-1で11.49-11.19となるのでL1最速になるんだが、まあこれをどこまで当てにできるかは難しいところ。あくまで参考の一つとしてもらいたいが、L2-1のどちらかが最速なのは2Fずつのラップで見ても間違いないところで、モーリスがエイブルフレンドに先に行かれたということ、L4-3地点ではちょっと緩んでいるということを考えると結構なギアチェンジ線だった可能性はあるし、そこでちょっともたついた、という可能性は考えておきたい。ちなみに600通過も推定で59.72、詳しく逆算していけばL3は11.52ぐらいになる。となるとL4はもちろん11.92で、3角でちょっと緩んでいる可能性が高いなと。そこから段階的に加速しているがL1の直線最後が最速地点だった、という可能性もある。まあ通常ちょっと考えにくいラップ推移だが、目視で見ていく感じだとそうなるのかなと。ざっくりといえば11.9-11.5-11.5-11.2ぐらいということになる。まあもちろんラインが正しいとも限らない、あくまで参考の一つとしてもらいたい。ラップ計測の誤差はあるかもしれないが、大局的に見れば対エイブルフレンドで見劣った部分としてはエンジンの掛かりが遅かったのが影響したとは思っている。


 前走のチャンピオンズマイルも振り返っておく。こちらは時間と日程の都合上回顧できなかったのでここで詳しく振り返りたい。同じシャティンのマイル戦で1:34.08の走破時計。ラップ推移を逆算していくと、24.85-23.81-23.39-22.03とL2-1が明確に速い。ペースバランスは48.66-44.42となり、前述のとおり1秒ぐらい差し引くとしても47.6-44.4、3秒前後の超スローだった。この場合は前半が極端に遅いというより、結果的に超高速馬場だったというような感じで、後半4Fが44.4というのは極端に速いから超スローになったという感じ。ラップを目視で見ていく形を取ると、L1では1:23.09ぐらい、L3では1:00.61。これもあくまで目安にしてもらいたいのだが、逆算すれば11.95-11.44-11.04-10.99という形になる。ここから考えればL2-1で11秒前後を連続、L3の段階で11秒半ばで、香港マイルと比較すればスローだった分仕掛けが早くなっているという形。その中で6番枠から五分には出てそこからポジションを取っていくという形で進め、4番手ぐらいで入っていく。道中も特に動きなく3角でじわっと加速、4角で手がじわっと動いて2列目にとりつきながら直線に入る。最序盤で追い出されるとしっかりと伸びて先頭列に並びかけ、L1までしっかりとその脚を維持して突き抜けての完勝だった。この辺りからもスローから強烈なトップスピードの質、そして持続力を引き出してきたと見ていいと思う。ただ、瞬時の反応という点ではさほどでもなく、エンジンが掛かってからの伸びが素晴らしい印象で、今回の場合は中盤まではスローだが3~4角にかけて11.9-11.4-11.0と段階的に加速できたのも大きかったかなと。あとはギアチェンジに秀でたエイブルフレンドがいなかったというのも映像的に楽勝につながったかも。いずれにせよTS持続力の非凡さをはっきりと見せたのがこの2走だったと思っている。逆に言えば香港マイルは速く見積もっても平均ペースぐらいの中で中団で無理をしなかったことで後半の良さを引き出したこと、このチャンピオンズマイルは明らかなドスローの中なのでポジションをとっても後半の良さを削がれなかったと見ることも可能である。


 マイルチャンピオンシップもどちらかと言うとこの香港型の競馬になったといえる。京都芝外1600m戦で良馬場、ペースバランスは47.1-45.7と1.4秒でスローペース。ただその分12.5 - 11.9 - 11.1 - 11.5 - 11.2と仕掛けどころ自体早くなっていてL3の4角が最速である。ここで16番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと好位列につけていく途中少し不利があって下がる形で中団やや前目という形。3角の下りでもまだ我慢、4角でペースが一気に上がっていく中でもまだ楽な手応えで直線に入る。3列目からちょくせんでおいだされるっとジリッと反応して2列目、L1では先頭に立ってそこからは後続を寄せ付けずの完勝だった。じわっと外から前を向いて加速させる形の中でしっかりと最後まで脚を維持した形になる。ただ、究極的に切れたというわけではなく、この馬としては恐らくL2の段階では3馬身差ほど、L1では1馬身差ぐらいはあったので、イメージ的には11.1-11.0-11.0ぐらいというところだろうと思う。恐らくだがこの馬はトップスピードにのせるまでにちょっと時間が掛かるが、TS持続力が相当強烈なんだろうと。マイル路線ではなかなか見られないレベルといえる。4角で外を回したのは流れ的にL3最速だったわけなのでロスとしてはかなり影響したと思っているし、実際ここで内目を立ちまわった馬が他は上位。2頭分外を回しながらL1までいい足を維持して抜けだしているというのはやはりインパクトとしては大きい。


 あとは安田記念をどう評価するかだ。ヴァンセンヌのその後がいまいちだったのでなんとも言いがたいのだが…東京芝1600m戦で少し渋った良、時計も1:32.0とそこまで速くはない。45.9-46.1と完全な平均ペースの中で11.6 - 11.4 - 11.2 - 11.3 - 12.2とよどみなく進めながらの基礎スピード戦となっている。6番枠からややで負け、そこからも積極的に先行策を取ることで平均ペースの流れに入り込む。道中も出していった分掛かり気味にはなるがコントロールして好位の内目で我慢。3~4角でも2列目の外で持ったままの手応え、クラレントが外からくるがこれを前受する形で直線持ったままで2列目からL2の上り坂で先頭に立つ。そのままL1までふんばろうかというところにヴァンセンヌの強襲を受けて最後は僅差で粘りきった。まあ4着のフィエロとの比較で見ればマイルCSより着差は広げているし、この時のヴァンセンヌ、府中のクラレントを評価すべきという点もあるが、GI4勝の中ではもっとも薄氷を踏んだ勝利だったといえる。これをどう評価するかで、それ以降後半特化する形で良さを引き出してきたこともあるし、ここではマイルの厳しい流れに乗っても最低限これだけのパフォーマンスで勝ち切れたと見ることもできる。坂の地点で先頭に立てているが、このレースでは終始流れた展開だったこともあってはっきりとした加速が問われなかったというのもある。本当の意味で府中のギアチェンジ戦に対応できるかどうかはわからない。いずれにせよ、平均ペースについていっても一段階は落としたと思うがそれでも高いパフォーマンスをキープ出来たという点は良い材料だ。結果的にこの馬にとってベストな競馬ではなかった、という評価。


 さて、一応言及しておきたいが、あくまで非常に高いレベルでの話である。今回の安田記念を予想する上でのテーマは、やはりモーリスという巨大な存在を穿つだけの隙があるかどうか、という点が非常に大きい。なのでここまで自分なりに香港2戦も含めてできるだけ細かくラップを見てきた…もちろん自己流で目視だが。その中で感じたのは香港マイルの動き出しでのちょっとした反応速度のズレ、というところ。府中の舞台で他にチャンスが有るとすればここにつけ込める馬になると思う。逆に言えば昨年の安田記念でも良馬場とはいえ少し雨が残った中で先行して1:32.0とかなりの時計を出してきたわけだし、高速馬場で31秒台の決着に対応できるのは間違いない。多少ペースが上がったぐらいで崩れる馬ではなかろう。ハイペースになれば控えればオーバーペースにはならない。エンジンさえ掛かってしまえばTS持続力はまさしくワールドクラスだ。少なくともマイル路線の香港、日本馬でこの馬のTS持続力に真っ向から戦える馬は皆無だろう。それぐらいの存在ではあり、実際マイルCS以降ある程度余力をもって進めた時はL1で必ず決定的な伸びを見せてきた。他の馬が伸びあぐねる中でエンジンさえ掛かってしまえば桁が違う。今回、不安があるとすればそこまでの持って行き方だろう。ただ、この馬はダービー卿でもそうだったが上り坂でぐんと加速できる。ダービー卿はかなりのインパクトで11.6 - 11.7 - 10.9とL1最速ラップで、L1入の時点ではまだ1馬身はあった、この馬の上がりが33.0でL1が10.7とすれば恐らくL1最速ラップ。坂で加速できるという点は確かだと思う。これは府中適性としては極めて重要で、実際安田記念では坂加速にはなっていないとはいえ、坂の上りで楽々先頭に立てていた。この辺りを考えても上り坂加速は全く問題無いだろう。あとは純粋にギアチェンジで出し抜かれないことだけだと思う。もし敗れるとするなら包まれる形、前々にレースをコントロールされて直線で仕掛けを遅らせられるギアチェンジの出し抜きのケースだろう。力を出し切れる進路どりさえしてくれれば不安は小さいが、その点ではやはり海外の騎手トミー・ベリーで我慢しながらレースに合わせる競馬になってしまった時が最大の不安材料だろうと思う。安田もマイルCSも基礎スピード戦、TS持続戦で違うパターンの厳しい流れの中で勝ちにいっても問題なくねじ伏せきれた相手だ。普通に勝ちにいってくれれば問題ないと思うが、下手にロスなくと思ってしまうと展開の綾に巻き込まれるリスクが出てくる。そこが唯一にして最大の不安材料と思っている。個人的にはパフォーマンスで比較すれば後半型になるし雨が降って良いタイプとは思っていないので、この辺りは鍵になるが。ひとまず良馬場なら適性的に全く不安はない。最強マイラーだと信じて疑わない騎乗をしてくれれば結果はついてくると思うが…というところだ。


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  多種多様な馬が交差する
       解読が難解なレース
     
そんな中、高確率で好走する馬とは!?
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    東京競馬場 第11レース
  ━━第66回  安田記念(G1)━━
 
人気馬がことごとく飛ぶ安田記念(G1)

それもそのはず。

マイルという適正が少ない1600Mの距離で、
更には、芝の状態も悪い中で行われるのですから。

まさに、荒れる代名詞とも言える名物重賞です。

大荒れ必至と言われている中、

『アノ馬』だけは抑えておけと言われる馬が!

その理由は●●●●●●●にあり!

来たる安田記念。
人気フル無視でブッコンデ来る馬とは!?
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実は当てやすいレースって知ってました?
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確かに安田記念は難しいレースかもしれません。

難しいといわれる理由は、
多種多様な馬が出走するために、

  “考える条件が多すぎる”から。

ですが、
逆に考えてください。

条件が多いという事は、

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「勝つ馬」と「負ける馬」の
判別がつきやすいという事なんです。
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3歳以上の戦いなので、
ある程度のデータは揃っていますしね。

つまり、絞り込みさえすれば、

『人気薄でも簡単に捕えれます』


それでは、
安田記念の『絶対に押さえるべきポイント』を
わかりやすくお伝えします!

っと、
本当はここでお伝えしたいのですが、、、

ちょっと今回の情報はトッテオキの情報なので、
下のURLから期間限定の公開とさせてください…(汗)

コチラから全て『無料』でお伝えしますので、
どうぞ一度ご覧ください!
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