2016 6/4(土) 鳴尾記念(GIII) 阪神芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
【鳴尾記念2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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昨年はクイーンエリザベス2世Cで2着と香港でも結果を出し、そして秋の最大目標天皇賞秋でも強烈な末脚を引き出し2着、印象に残る競馬を見せ続けたのがステファノスだ。不器用なところはあり咬み合わないと難しいが噛み合った時の切れ味はまさに一級品。今回は相手関係は楽になるが骨っぽいメンツが揃ったし、適性的にも微妙なところ。上手くこの馬の力を引き出せれば好勝負できるはずだが果たして。
適性的には結構微妙かなと思っている。新潟大賞典を熱発で回避したという過程から立てなおしてここに使う形になったと思うが、目標が宝塚記念ではあると思うのでどの程度仕上がっているか。一頓挫がどう出るかに、阪神内回りでポテンシャル戦になった時が鍵となる。この2つが明確な不安材料かなと。
まずは天皇賞秋を振り返るべきかな。東京芝2000m戦で良馬場、ペースバランスは60.6-57.8と3秒近い超スロー。Bコースに替わっても外差し傾向が変わらない状況だった。ラップ推移も12.2 - 11.6 - 11.3 - 11.1 - 11.6とL2最速、徐々に加速していく流れでトップスピード線にはなっているがL3の段階で11.3と乗せ切りやすい状況ではあった。14番枠と外枠から五分に出て中団の外ぐらいにつけていく。道中もどスローで一団の中で中団外、いつでも動ける位置で3角に入る。3~4角でも中団馬群の外、徐々に加速していく流れの中で大外から追走してちょっと置かれて後方に下がって直線。序盤でそこからしぶとく伸びを見せ、イスラボニータを目標にL2ではまだジリジリ、しかしL1でTS持続力の高さを見せてイスラをしっかりと捕えて2着を確保したがラブリーデイには及ばず。このレースはエイシンヒカリが仕掛けを少し遅らせてしまったのはあるんだが、それでも4角では11.6と結構速いラップを踏んでいて、ここで大外を回しながらL3最速。この辺りコーナーワークの差で置かれてしまった感じだし、そこからL1までかなり長くトップスピードを維持したなというのは確かで、少なくともイスラよりは明らかにTS持続力で上だったと行っていいと思う。ラブリーデイ相手でも恐らくエンジンが掛かってからなら優位に立てると思うが、ラブリーの良さは結局のところ前から極めて高い後半の総合力を引き出せるところにある。その点では器用さで見劣ったなという感じ。TS持続力に関してはGI級なのははっきりと見せたと思う。
香港カップではエイシンヒカリの逆襲という中で、それに巻き込まれる形にはなった。シャティンの芝2000m先でペースバランスは合成ラップで見て61.52-59.09、1秒程度補正したとして概ね60.5-59.1というところ、スローはスローだった。ただ最序盤が遅く、26.17-23.47-23.75-23.59-23.62と中盤以降は上手くコントロールされながらで、終始11秒後半を維持していくような形のラップになったのかなと感じる。11番枠からゲートは五分に出たが窮屈になったり弾かれながらコーナーワークの差もあって後方に下げる。終始後方で進めて3~4角でも外外、サトノアラジンを目標にしながら直線で馬群の中に突っ込むが伸びがなく、最後はあっさり下がっての10着完敗だった。一応L1通過の目視推定で判断。1:48.76が通過時計とするとL1が11.84、L2は当然11.78となるのでこのラップ推移を見る限りからもここ2Fはエイシンが落としていない形だし、恐らくコーナーも含めて淡々と11秒後半を刻み続けるポテンシャル戦になったと見るべきなんだろうなと。その中で終始外外で脚を使わされてという競馬で持ち味の末脚を削がれてしまったと見るべきだろうなと。まあヌーヴォレコルトあたりがあの流れで内から直線で加速しているように、3~4角での立ち回りの差も大きかったと思うが、ポテンシャル戦への不安という点で見ればやはり露呈したのかなと。
まあ実際ヌーヴォレコルトに中山記念のようなスローからのポテンシャル戦、トップスピードをさほど要求されない形では伸びあぐねて完敗しているわけだし、現時点では1周コースでトップスピード面を要求されない形に対応できるタイプとは感じないかなと。富士Sを制した時も府中のマイルでスローからの12.0 - 11.8 - 10.9 - 11.2 - 11.7とTS持続特化戦になっているし、クイーンエリザベス2世Cで2着に入った時もラスト2Fは22秒台前半というような中で中団から馬群を割ってL1までしぶとく伸びているという形だし、基本的にスロー専用だと見ていいと思う。少なくとも1周コースで平均ペースとなってトップスピードの質を高いレベルで要求されない、基礎スピード面やポテンシャルの高さを問われてくると持ち味をそがれるリスクは大きくなりそうかな。1周コースでも明確にスローになってしまえば対応してくるとは思うし、トップスピード戦でもよりTS持続力が勝ったタイプなので2秒以上で明確なスローに入ってくれば阪神内2000自体は悪く無いと思う。いずれにせよ今回人気を背負いそうな中で積極的に狙うと言うには少々不安が多いかなと。中山記念なんかを見てもポテンシャル戦ではヌーヴォはもちろん、ロゴタイプ以下でもあったわけだし、メンバー的に楽だからといってポテンシャル戦で信頼が置けるかと言われると…まあもちろんスローならばTS持続力は二枚上なので展開次第なのは間違いないのだが、淀みない厳しい流れになるとポテンシャルタイプの強敵が多いので馬券外に吹っ飛ぶ可能性も十分有り得ると見ている。相手関係は楽なので連下~3着ヒモで狙う分にはありだし、スローだと決め打てる材料があれば個人的には勝ちきるだけの信頼度も高くなると思う。その辺りをどう判断するかかな。
現級で連続して上位争いもしているように、クラス突破も時間の問題のラインシュナイダー。休み明けのフレッシュな状態のほうが好走する傾向もあり、初戦から期待できる。さらに、前走に引き続き、相性のいい松山騎手が上手くエスコートするだろう。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:13
2頭目:2.6
3頭目:1.2.6.7.10.11.15
組み合わせ数11点
投資金額各100円
回収金額:500円×34.9=17,450円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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