2016 6/4(土) 鳴尾記念(GIII) 阪神芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
【鳴尾記念2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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昨年の鳴尾記念ではラブリーデイの2着に入り阪神芝内2000m適性を見せ、関屋記念でも2着と末脚を発揮しきれた時は重賞でも好走できているのがマジェスティハーツ。もともと高い才能には注目されていた馬だが、なかなか安定せずに重賞好走まで、6歳となったが未だ重賞タイトルには縁がない。昨年ラブリーデイの2着と力を発揮したこの舞台で悲願の重賞制覇となるか。
昨年の競馬ができれば展開次第で、というところ。それと、この馬は好走時期がかなり偏っていて、4月~9月まで。暑いぐらいの時期が合っているようなので、その点でも6月で良い時期といえるかもしれない。まあ最上位陣は強敵だし、アズマシャトルに噛み合ったとはいえ先着できているというレベルならここでもチャンスは有る。
まずはその昨年の鳴尾記念を振り返っておきたい。ペースバランスは59.5-59.3と平均ペースの流れで、ラップ推移から見ても12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.5 - 12.1とポテンシャル戦に近く、L2最速も11.5とトップスピードは問われていない。6番枠から出負けして後方からの競馬。道中も後方列の最内で進めながら3角では最後方に近いところまで下がる。4角でも最高峰列の歳内で我慢しながら前にスペースを置いて直線。序盤で外に誘導することを優先し、しっかりと進路を確保しながら伸びてくる。L1ではぐんと伸びて楽にアズマシャトルをソラを使いながら交わしての2着確保だった。窮屈なところを通してきたこともあったかもしれないが直線は終始口向き悪く外に首を向かせながらの競馬だった。内に刺さりそうな感じだったのを外に修正しながらというのもあったとは思うが、それでも脚色自体はかなりのものだった。もちろん外からこの流れで勝ちにいったアズマシャトルと比較すれば3~4角で足を残して直線には入れた分の差はあったとは思うが、この脚をL1で使えたなら噛み合えば十分戦える目処を立てたといえるだろう。エアソミュール比較で見ても0.2差つけてきているし、この内容はひとまず評価したい。
この馬の場合はトップスピード戦でもL1までしぶとくTS持続力を発揮できるのは魅力で、関屋記念や過去を遡れば神戸新聞杯、大阪ハンブルクカップ、新潟大賞典の2着時もTS持続戦で良い足を見せてきたといえる。ただ、基本的に基礎スピードの幅はあまり持っておらず、特に2000では平均ペースからのトップスピード戦、総合力勝負で脚をそがれて発揮できないことが多かった。例えば直近でも3走前の金鯱賞は59.6-59.2と平均で推移したが12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.1 - 12.0とL2で速いラップを要求されてここで中団馬群の中で若干スムーズではなかったにせよ置かれている。4走前の新潟記念は58.9-59.4とハイ気味の平均ペースで2列目追走して伸びる気配なく足を使わされた感じだし、過去で言えばエイシンヒカリの時の都大路Sなんかも46.9-46.9の平均で11.9 - 11.9 - 11.4 - 11.3 - 12.3と再加速の流れ。中団外から追走しながら雪崩れ込むだけの離れた4着と追走自体は出来ても、そこからの末脚を削がれている感覚だ。逆に平均ペースでも中京記念3着時や前述の鳴尾記念でもそうだがトップスピードをあまり要求されない展開では突っ込んできていて判断が難しい馬ではある。
もちろん前述のとおり、時期的なものはあるかもしれない。この馬はどう見ても4月から9月にかけて良さが出ている馬だし冬場は全く結果を残せていないというのはある。その辺りの判断は難しいが、傾向としてはトップスピード戦ならスローではっきりと早い段階でエンジンを掛けてやってL1で突っ込んでくるというイメージだし、平均ペースでも対応できるがそうなると単調なポテンシャル戦の方がいい。少なくともペースが上がるとトップスピード面を引き出す余力はなくなる印象で、ミトラやクラレント、サトノノブレスなんかもそうだが、トップスピードを引き出すだけの基礎スピードの幅、という観点で見れば狭い。それでもポテンシャル戦なら平均ペースでも問題ないしアズマシャトルあたりと互角以上に戦えるという、分析的にはやや特殊な馬のように感じる。ただマイルでは基本的に基礎スピード不足の馬で、京都金杯はついていくだけで脚は使ったがスピード負けの典型的な競馬。関屋記念の場合が入りが遅く後半特化したことで基礎スピード面を解消できた感じ。中京記念3着時のように時計がかかりやすい状況下でのマイルなら前も下がってくるのでバテ差せるが、本質的には2000以上あったほうが良いタイプだろうと。それと阪神2000m戦は昨年がそうだったように徐々にの加速になる可能性が高いし、スローになったとしても段階的に加速しながら極端なトップスピード戦にはなりにくい。基本的にはL1バテ差しが身上の馬なのでその辺りを考えても今回は良い条件になると思う。ここ2走、京都金杯はともかく前走はダートで明らかに適性外の競馬。無理せずマイペースで進めながら後半の立ち回り次第では昨年のアズマシャトルとの比較で見ればポテンシャル戦なら意外と勝ち負けまで食い込んできても驚けない一頭になるかなと。今年のメンバー構成でポテンシャル戦、馬券的には狙いたい一頭になるのかなと。
現級で連続して上位争いもしているように、クラス突破も時間の問題のラインシュナイダー。休み明けのフレッシュな状態のほうが好走する傾向もあり、初戦から期待できる。さらに、前走に引き続き、相性のいい松山騎手が上手くエスコートするだろう。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:13
2頭目:2.6
3頭目:1.2.6.7.10.11.15
組み合わせ数11点
投資金額各100円
回収金額:500円×34.9=17,450円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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