2016年7月17日日曜日

函館記念 2016 レース回顧・回顧:マイネルミラノと丹内…上手くレースを支配し、それに馬も応えての快勝!

七騎の会:中京記念490_160


2016 函館記念(GIII) 函館芝2000m稍
レース回顧・結果

1:59.0 12.3 - 11.0 - 12.0 - 12.4 - 12.3 - 11.6 - 11.9 - 11.7 - 11.9 - 11.9
60.0-59.0S


 今日は所用でレースも見られず結果から入ったんだが、着順だけ見て流れなかったな、という感想だった。ツクバやマデイラ辺りが上位に来ていたし、基本的に前半無理をしない方が良い馬が独占していた感じかな。というかこのハイペース上等の函館記念すらスローになってしまうかと思ったが、どうも途中で雨が降ったことで各騎手の意識が下がったのも背景にあるのかなと感じる。ただそれはそれとして、時計、ラップ的には馬場を考えてもかなり優秀だと思うなあ。土曜から雨が降らない状況の想定で58秒台はないかな、ぐらいと思っていたのでこの馬場で59秒フラットというのはちょっと驚いたし、L1も11秒台。60秒の入りでこの時計を出せているしかなり長く脚を使ってきている。正直波乱で終わったけどこの一戦は重要かもしれない。


 1着マイネルミラノは6番枠から好発、押して押してハナを取り切ってすぐにレースを支配する。そのままペースを60秒ペースに落ち着けて最序盤は無理をせず進めていく。道中で雨の影響もあったか誰も動かないまま3角手前でペースを引き上げるもこれまで見たいに一気にではなくじわっと離しに行く。3~4角でもまだ馬なりの状態で進めて直線に入ると序盤から楽々突き放し、最後まで余力を持った状態で粘りとおしての完勝だった。なんでこういうレースができなかったかなあ、というぐらい今回は上手く乗った。まず前半60-後半59と緩すぎないが息は入る、ややスローの競馬に持ち込んだこと。そしてこれまではL4辺りで11秒前半というようなちょっと馬極端な仕掛けをしてよくつぶれていたんだが、今回はL5最速も一気にでなく馬なりで11秒半ばを刻みながらポテンシャル戦に近い形で5F刻んできた。これができる馬なのにこれまで甘かったのは3角で一気にトップギアに入れちゃって甘くしちゃった形なんだと思う。本当にいい脚は一瞬しかないけど、分散させる形で新しい一面であるポテンシャルの高さを一気に引き出してきたと思う。まあこれに関しては正直ここまでとは想像できなかったレベルで、これなら間違いなく距離ももっと持つはず。この馬の場合トップスピード戦ではギアチェンジの性能の高さで勝負していたものの一気に乗せすぎて甘くなる感じだったし、余力のある状態を保つのが上手い感じ。 まあかなり個性的な馬で、絶妙のバランスを作れないと良さが出てこないと思うんだが、今回前後半のバランスは理想的だったと思うし、その中で仕掛け自体は早かったが、トップスピードに乗せるのではなく分散させてポテンシャル戦にしたことでL1まで11秒台でまとめてきているようにまだまだ底を見せなかった。ケイティープライドも強かったにせよ、この2頭は意外と距離そのものはもっと行けるんじゃないかと思う。そして、この一戦でよりこのマイネルミラノはGI戦線でも乗り方次第で通用するなと感じさせてくれたかなと。正直楽な条件ではなかったと思うが、雨が降ったことでこの馬としてはマークが薄くなったことと後続の仕掛けの意識も遅れたことで、ペースも支配でき、仕掛けのタイミングもこの馬が主体的に進められた。恐らくこの馬にとってはこの前半の入り方、仕掛けのタイミングが理想だと思う。後半要素をポテンシャル戦で高めてきたわけだし、個人的にはもうこれで逃げに拘らなくても良くなったと思う。前半のペースを無理のない範囲で進められる形が理想かな。この馬にとって理想的なペースで走ることを意識した方が良いと思うし、ギアチェンジの性能は高いがポテンシャル戦で最寄差が出てきたんだからいろいろ幅が広がったはず。これならもっともっとやれるはず。今日の丹内は稍重も他の騎手の意識もあっていいバランスで走れたと思うけど、それだけじゃなく馬も新たな一面を見せたと見ていいと思う。地味に追い切りも良く見せたからなあ。これを契機に一気に今年下半期の主役というのもあるかも。それぐらいこの馬には期待していたので、後は上手くこういう『過ぎないバランス』でペースを作ってほしい。今日は本当に上手く誘導できていたけど、直前の雨で各騎手の意識もあったと思う。逃げに拘らずにしっかりと自分に取って理想なペースで入ってほしい。U字なら一気の加速もアリだけど、1周コースの場合は段階的でトップスピード戦に持ち込まない方が良いね


 2着ケイティープライドも8番枠から好発、スッと先行争いに加わって2列目で進めていく。道中は更に一列下げる形で3列目のポケットで我慢しながら3角。3~4角でも前にいたマデイラの直後の3列目ポケットで仕掛けを我慢、手応え抜群で直線に入る。序盤でマデイラの内からスッと伸びてきて唯一ミラノに差を詰める。それでもL1でちょっと甘くなっての2着完敗も波乱の主役にはなった。この馬も1800までしか経験していなかったけど、1800の内容的に2000でもとは思っていたのでここまで上手く内ポケットで噛み合えば人気ほどノーチャンスではなかったと思う。ただ、個人的にはこの馬の場合2000だともうちょっと流れた方が良いかなと、基礎スピード面が活きてくると思っていたら案外後半の5F勝負で内を立ち回ったにせよ良さを引き出してきたわけなので、これはもう距離延長を試していいんじゃないかなと思う。2000以上でもやれるチャンスも出てきたと思う。まあ今回は稍重でペースもさほど速くなかったわけだし、この流れで1:59.3で走れたのは結構優秀だと思う。ハンデは52kgと軽かったにせよ、この内容なら2000以上の距離で侮れないかもしれない。


 3着ツクバアズマオーは10番枠から五分に出て、無理せずに中団で進めていくという形。向こう正面で前がペースをじわっと引き上げた時に中団内目で追走しながら3角でも内を通す。3角では手応え良くケイティープライドの直後を取って直線。序盤で手ごたえの割に追いだされての反応でちょっと足りない。それでもL1でしぶとく伸びてマデイラは捕えての3着と波乱に花を添えた。典型的な函館記念のケースだと基礎スピード負けするだろうなと思っていた馬で、逆にこの馬やマデイラが3着争いをしていた結果を見てスローなんだろうというようなペースの想像はできた、というところ。中山2000の内容的に見ても入りはゆったり入って長く中間的な脚を連続しながら突き抜けていて、個人的にはこの馬ももうちょっと長い距離で見てみたいなあという馬ではあった。多分中山2200とか東京2500とかが良いタイプだと思っていたので、中距離の基礎スピード勝負では不安があったと思っていたのだが、途中で雨が降ったことで各馬の意識がちょっとだけ消極的になったことでミラノがスロー過ぎない程度にコントロール、それによって序盤でゆったり足を残せた。それとやっぱり3~4角の立ち回りも大きかったかな。結果的に上位1,2,3着は3~4角で最内を立ち回っていた。まあその中での比較でとなるとあのポジションを取って5F勝負でも最後まで落とさなかったミラノやケイティーを評価したいし、個人的にはこの展開であればもうちょっとケイティーとの差を詰めてほしかったかなという気はする。まあこの2頭が実はこの競馬でかなり強かったという可能性は十分にあると思っているが。


 4着マデイラは1番枠からまずまずのスタート、そこからミラノを行かせてスッと2列目のポケットと理想的なポジションを取る。道中もペースが割と楽な流れになるので2列目ポケットでコントロールしながら、3角手前でペースが上がる中で馬なりで3角。3角で手が動いてミラノの直後から単独の2番手に上がり、4角で鞭が入って直線。序盤でそこから踏ん張るがやはり伸び切れない。それでも上手く立ち回った面もあってしぶとく踏ん張り3着争いは最後まで演じての4着と最低人気ながらあわやの場面は作った。ゆったり入るか仕掛けが遅ければ圏内のチャンスはあるかなとは思っていたが、この馬とツクバが同時に来ていたのでスローの方かなという感じだった。それと枠も良かったしね、ある程度のペースまで対応できるしトップスピードは一瞬だが結構ポテンシャル戦ではそれなりにやれる。ただ、今回の場合はミラノがポテンシャル戦にしたとはいえL5最速ではあったのでスローから仕掛けが早い競馬にはなっている。この辺がポテンシャル戦でちょっと足りなかったというところになるかもしれない。個人的にはフラットなペースからの2F戦の方がもうちょっとチャンスはあったかもしれないかなと思う。ただ今回は条件も良かったし結構噛み合ったところも多い。この馬は評価がしにくい一頭だと思うがニッチな条件が揃うと強敵相手でも意外と好走するので注意は必要で、前述のとおりゆったり入って3~4角ロスなく進めるだけの器用さは持っているし、ギアチェンジも一定レベル持っているがトップスピード戦では使える脚が短いのでとにかく内枠、ペースが上がり切らない、仕掛けが遅くて待てる位置。今回は仕掛けが早かったが内ポケットで我慢ができたというのは大きいかな。


 5着バイガエシは4番枠から五分には出てそこから無理せずに後方に下げる形で進めていく。道中も外に出して3角で押し上げていくレッドレイヴンの後ろからじわっと押し上げて直線に入る。序盤でそこから伸び始めは遅かったがL1までしぶとくは伸びて5着も人気には応えられなかった。ん~個人的には過剰人気だったとは思うんだけど、思っていたよりゆったり入れたしポテンシャル戦でL3最速、確かにロスは多かったと思うが、現時点での力は見せたのかなとは思う。決して悪い競馬はしていないし、スローロンスパの形でポテンシャルに特化させながら、後半5Fで前が59.0で走っていく中であれだけのロスがあって詰めろというのは一介の準OP馬には正直酷な話。ただ、その中で最後までジリッとでも脚を使えていたし、ポテンシャル面に関しても一定の評価はしていいと思う。それと、これは個人的な感覚なんだが、波乱で終わったので評価は難しいものの内で立ち回った分はあるとはいえ、意外と上位3頭は後半ポテンシャル勝負でかなり強かった、という認識も十分持てるラップ推移、パフォーマンス、全体の時計だと思っている。なのでその中で5F勝負で3~4角も11秒台。これをきっちりと一足使って押し上げようとし、最後まで脚を維持できたという点では個人的には好感。最序盤もうちょっと前で競馬したいよなあという点でも、個人的にはもうちょっと距離が欲しいと思う。例年の函館記念と比べてペース自体は走りやすかったとは思うけどね。まあこの5着はあまり悲観しなくてもいいかも、というところかな。


 6着ネオリアリズムは12着から出負けして最後方からの競馬になる。そこから馬群の中に突っ込んでリカバーをしながら後方集団。ただ案の定かかりながらの競馬にはなる。向こう正面でも映像的に見てかなり掛かりながら後方集団に下げつつ3角。3~4角でも中断馬群の中で前が壁の状態、4角でも後方集団のまま直線。序盤でも出せず、L1でようやく空くがそこからの伸びも決定的とは言えずなだれ込むだけに終わっての6着だった。まあひとまずティータンが下手だった…というのはもちろんある。気性難にありがちな折り合いばかり意識し過ぎたことで3~4角でどこを通すかまで全く見えていなかった感じはあるよね。折り合い自体はある程度仕方ない面はあるんだが、それによって動きたいところでワンテンポ置かれるし、そもそもそこにいては押し上げていけないというところにいてしまった。まあ騎乗的に不満は大いにある。ただ、展開的な視点で見るとひとまず流れなかった、前半が60秒だったというのはちょっと痛かったかもしれんね。変に落ち着いちゃったから折り合えなかったこともあるし、この馬の武器でもある基礎スピードを活かすことができずにコントロールできず、そして後半も脚を引き出すだけのスペースもなかった。L1で進路はできていて、そこからは外から抜け出そうとしたバイガエシに対して食らいついていたから脚そのものはあったと思うんだが、前も11.9でまとめてきているわけで、ポテンシャル戦でスムーズさを欠いてここからグンとくるというのはなかなか難しい。そこまで悲観する内容ではなかったと思う。ただ安定させようと思うと折り合いをコントロールするというより馬のリズムに合わせてポジションを押し上げていけるタイプの騎手の方が良いような気がするね。まあティータンにしても日本競馬自体が初めてでいきなりこんな難しい馬でってのはあれだったかもしれんけど、それをこなせないようじゃあというのはある。結局外人騎手も玉石混交、そういう意味でももうちょっと長い目で見ないと分からない部分もあるね。期待していたわけではなかったけど、ひとまず良い騎乗ではなかったし良い展開でもなかった。ある程度仕方ないかな。


 9着レッドレイヴンは3番枠から今回は五分に出て序盤どうするかなと思っていたが少し手は動いていたようだが結局中団での競馬になる。前半はスローの中で2角過ぎには外に出してじわっと追走しながら3角に入る。3^4角で外から押し上げていく脚は流石というところだがそれでも7頭分ぐらい外というかなり無茶な走り。L2の段階で脚は鈍っていたし、L1で下がってしまって9着完敗だった。まあ同じようにロスのあったバイガエシにL1で差し込まれているように、ポテンシャル戦では底は見えた。少なくともバイガエシには3kgのハンデ差はあったとはいえ見劣ったといえる。昨年も同じような競馬で着差も同じように1秒と離されているので、このレベルでこういう競馬ではちょっと限界が出てきているね。内枠だったし内で我慢という選択を取っても良かったと思うんだけどね。もちろんそれで勝てるような馬ならもちろんポテンシャルで捻じ伏せてほしいところなんだけど。2000でスローからの5F戦となると適性的にちょっと見劣るかな。現状1800の方が良いと思うし、個人的にはこういう1800で流れて鋭く動ける馬ってのはマイルへの短縮とかはプラスに働きそうな感じはするんだけどね。オープンでも1800の時の強烈さは確かだから、能力そのものは高いレベルにあるはず。今回も一瞬の脚という観点で見れば一番だった。この辺をもうちょっと考えて適性条件を探っていく方が良いと思う。少なくともローカル小回り2000だと流れてもスローロンスパでもちょっと難しい感じはあるからね。勿論強さの一端は見せているんだけど、じゃあそれが決定的な武器になるかというとなっていない、という感じ。それが武器になる条件を見つける方が良いと思う。東京マイルとか、案外東京1400とかいいと思うんだけどなあ。まあこの辺り、そろそろ色々選んでみてもいいと思う。


 13着マテンロウボスは5番枠から出負けして最後方近くからの競馬。ペースも落ち着く中で単独の最後方で3角に入る。3~4角でもレッドやバイガエシが上がっていく中で四位らしく大外を追走してバイガエシの直後を取るのだが直線に入った段階で脚がなく伸びてこない。最後まで良さ無く13着惨敗だった。ん~もちろん適性的には噛み合わないというか、ポテンシャル戦で良さが出ていなかった馬なのでスローからのポテンシャル特化戦でこうなるとそりゃそうか、という面もあるんだが…それにしても負け過ぎではあるなあというところ。追い切りは良く見せたと思うし、それでも前半からあの位置でちょっと追走に苦労していた感はある。洋芝?というのも巴賞で問題なく走れているわけで、雨も問題ない。大外のロスはあったとしてもちょっと腑に落ちない惨敗ではあったかな。次走ちょっと評価を下げたいところ。ただ本質的にはTS持続タイプだと思うので、新潟記念か関屋記念辺りなら乗り方次第でちょっと怖さはある。



━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■ 中京記念(G3) ■■■

自信のペナルティ付き!もし、この
  中京記念を3点で獲れなければ
 2016年の全GIレースを無料配信!

  →3点勝負買い目を無料公開

━━━━━━━━━━━━━━━━━

12年から新生中京コースで、夏のマイル重賞に生まれ変わった中京記念。重い馬場にハンデ戦という独特な設定から、12~13年はフラガラッハが連覇。13~14年はミッキードリームが2着に入るなど、まだわずか4年の開催にしてリピーターの活躍が目立っている。

今年は3月の高松宮記念が超高速馬場行なわれたことからも、当日の馬場状態が絶対的に馬券のカギを握ってくる。今開催も開幕週は比較的速い馬場状態だったが、雨が降った2週目は一変して時計のかかるタフな馬場になった。ワンターンのコースの重賞ながら近4年で最速の決着タイムは1分33秒4とやはり時計がかかるイメージ。晴れなら、雨なら、当日の天候から決着タイムの予測を立てることが、的中への重要なステップの一つだろう。

ちなみに過去10年の3連単の配当は54万円オーバー。バットを長く持って振り回してもいいレースだ。

元JRA競馬学校教官の徳吉一己を筆頭に、競馬サークル内に幅広い情報のパイプを持つ競馬セブンは、関係者が本音を溢しがちな新聞が発刊された後、レース直前まで情報収集を行う。今回は特別に入手した極秘情報と天候・馬場状態を加味した最終ジャッジ【中京記念~馬連3点勝負~】を当日7/24の14:00頃に無料配信。「どの馬を狙うべきか」少しでも迷っている方は、是非とも参考にしてみてほしい。

  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

■■■ 中京記念(G3) ■■■

自信のペナルティ付き!もし、この
  中京記念を3点で獲れなければ
 2016年の全GIレースを無料配信!

  →3点勝負買い目を無料公開
七騎の会:中京記念300_250


see more info at 敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。