☆関屋記念の爆穴◎候補馬の馬名は
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【関屋記念の有力馬診断(後篇)～表街道で上位に君臨し続けたクロフネ牡駒は存在しない(クラリティスカイ)など～】
―クラリティスカイ 牡4 田辺 56 美南 斎藤誠
父クロフネの牡馬産駒に大物ナシ…コレの獲得賞金トップ４は「１位フサイチリシャール」「２位アップトゥデイト（障害馬）」「３位セイコーライコウ（短距離馬）」「４位アースソニック（短距離馬）」で、２位以下はダートや芝短距離など裏街道馬ばかりで、１位フサイチリシャールにしても朝日杯ＦＳ１着が絶頂期で３歳以降は皐月賞でもＮＨＫマイルＣでも人気を裏切る凡走など尻すぼみに。
ＮＨＫマイルＣまでは突破してみせた当馬だが、３歳秋以降の案外振りには上記のコトが頭をよぎる。
つまり、表街道で上位に君臨し続けたクロフネ牡駒はかつて存在していないというコト…コノ馬が今になって復活する可能性は果たして？
▽ケントオー 牡4 和田竜 56 栗東 西橋
精神コントロールが難しいダンスインザダーク産駒で、馬群の中・内目で末脚を溜める競馬をしてこそ本領発揮の馬。
前走中京記念は内枠巧者のコノ馬にとっては試練の外目６枠だったが、ただこの日の馬場は外差し馬場で追い込みもＯＫだったコトもあり、鞍上は腹を括った最後方策ができたのが良かった。道中は下げてインで集中させる形で、直線では伸びる所にまで持ち出す不幸中の幸い(?)的な或る意味で理想的な競馬が叶った。
問題としては、それはそういう特殊な馬場状態でなければ不可だった話で、やはり外枠を引いた時の競馬の仕方には課題ある馬･危険性を秘めた馬であるコトは忘れてはならないはず。
特に今の内前にやや分がある馬場状態の新潟コース＆フルゲート多頭数戦という条件を踏まえると尚そうなる。
▽ダノンリバティ 牡4 松若 56 栗東 音無
芝ダ二刀流馬らしく芝ではエンジン掛かり遅いキレない長い脚キャラで、前走中京記念では不調著しい武豊騎乗で一番外まで持ち出す競馬は流石にロスあったのと、そこまで持ち出しながらも直線序盤で少しゴチャ付いた不利も。それでラストの脚色は目立つモノがありながらも届かないというレースに。
やはり３走前六甲Ｓみたく捲り気味にでも脚を使い切る形が最も無難な策だと思うが、これまでも兎にも角にも溜めろ指示を発している音無師の意向の下にいる松若Ｊの手に戻ってミラクルは期待できないのと、溜めて直線勝負をした所でも新潟コースでの瞬発戦では分が悪そうなのと。
★○○○○○○（←関屋記念の爆穴◎候補馬）の馬名は
コノ馬は小柄な牝馬にも関わらず、前走までかなりのハードローテを敷かれていた印象。
特に前々走では、道悪レースの後の中２週の遠征というハードローテの極みで、出遅れから最後方策で何もできずの大敗など…。
元々は中段から競馬できる馬なのにハードローテ後半の頃には追い詰められている様で明らかにおかしくなっていた。
そこから漸く一息入れて立て直された今回…これで元の姿を取り戻してきてくれればココでも十分楽しみな一頭になってくる！
▽ロサギガンティア 牡5 Ｍデムー 57 美北 藤沢和
近４好走は全て距離1400で、重賞レースだけではなくＯＰレースにも出走しているにも関わらず距離1600以上では近４連続凡走中・４歳時以降はマイル実績は皆無と言って良い戦績の持ち主。
この距離適性が短めにシフトしているのは主に気性面の問題で、それが進行しているという近況。
新潟のスロー競馬では後方で何とか宥める競馬になるはずだが、昨年この新潟夏開催(※ただし芝に限る)で１年の中で最も乗りに乗れていた当地の鬼デムーロ騎乗でのミラクルが無い限りは・・・。
△マジェスティハーツ 牡6 北村友 56 栗東 松永昌
コノ馬の前走は悪名高い横山典ポツンで勝負にならず。
ただ、その最後方策を擁護すると、コノ馬の場合にはそういう騎手が馬を抱えつつ行ける楽な追走から-直線で一つだけ脚を使うというのがコノ馬の本領発揮パターンでもあるワケ。
コノ馬自身はポツン前走にしても近走と同程度の前半ペースで走っているワケだし、実際にＯＰクラスでの過去５連対は全て前走と同じ水準の前半３Ｆ37秒台以上のゆったり追走なのだから・・・。
そういう他力本願的な馬だとして、他の馬が全部速いペースで競馬する前走の展開ならば、結構どうしようもなかった様な気もする。
そこで一転して高確率でスローペースが望める新潟重賞に臨む今回なら、この馬なりのペースでもそれなりの位置で追走が叶う可能性が高まる場面になる。
思惑通りに前走とは真逆のスローペース一団の競馬になった時には一番良い脚を使って追い込んでくる=波乱の立役者の筆頭候補にも・・・と目論みたいのだが、継続騎乗で魅せる横山典Ｊからテン乗り騎手への乗り替わりは残念なのと、フルゲート頭数も揃ってしまったのは物理的にかなり痛い…。
ちなみに、森一馬Ｊがコノ馬に騎乗し続けるコトの是非について常々書いて来たので触れますが、森一馬Ｊは状態不良で復帰時期未定の休養中で、今回については森一馬Ｊが降ろされたというワケでは必ずしもそうではない。
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