2016 10/2(日) 発送予定時間:日本時間23:05予定
凱旋門賞(GI) シャンティイ芝2400m
予想用・枠順
【凱旋門賞2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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欧州の善戦ウーマンと言って良い、昨年のブリーダーズカップターフの覇者も近走は2着が続く状態となっているファウンドが凱旋門賞に参戦。前走の愛チャンピオンSでは豪華メンバーが揃った中でしぶとく伸びての2着確保もアルマンゾルに屈しての2着。GI5戦連続2着と勝ち切れない状態からこの大一番で一気に脱却となるか。
どんな展開でもある程度対応してくるという魅力がある。ただ結局は基礎スピードが問われた方がパフォーマンス的には高いのと、気性が勝っている馬なのでその辺りのコントロールを意識しすぎて後方で窮屈になった凱旋門賞みたいなパターンにならなければというところかな…。その点で枠がちょっと引っかかる。
まずは勝ったブリーダーズカップターフを振り返る。昨年はキーンランド競馬場で2400m戦、1周半するコースで行われた。芝コースが内にはある、コーナーも非常に短いというコースの特徴。良馬場でレースラップは以下の通り。
60.51-66.21HHHH
24.56-23.82-24.26-26.43-28.13-24.86
走破24.56-48.38-72.64-99.07-127.20-152.06
となる。ただこれは大逃げを打った馬が刻んだもので実質的にはもっと差があった。ちなみにだが1周目のゴール板の地点で目視になるが大逃げ馬が54.4、離れた番手が57.8なので大体だが3.4~3.5ぐらいのペースの差があったと考えるべきだろう。まあ概算になるが、前半は後ろの馬は64秒ぐらいで入っているんじゃないかと推測。全体時計から考えると明確にスローとはいえないレベルで、後半を単純に3.5で補正したとしても62.7ぐらいにはなるので64-62.7に計測開始の差を1秒程度補正を加えれば63-62.7で、大体平均ペースぐらいとみるべきかなと。その中で9番枠からやや出負け、そこからポジションを探りながら中団でまずは様子を見る。道中大逃げ馬がレースを作るが離れた番手以降はある程度ゆったり入ってこちらは中団馬群の中で折り合う選択。1周目のホームストレッチでは動かず向こう正面に入って行く。向こう正面の段階で後続がじわっとペースアップ、大逃げ馬との差はじわっと詰まってくるがその流れの中で馬群の中から徐々に押し上げながら好位、3~4角の急コーナーでゴールデンホーンに並びかけるような感じで中目から2番手まで押し上げて直線序盤で一気にと行きたいがここは凱旋門勝馬ゴールデンホーンの一足に少し苦労。それでもL1ではしぶとく前に出て嬉しい勝利となった。
結果的にここから勝利から見放されているのだが、このレースは欧州競馬とは少し異なる内容で、良馬場で時計も掛かってはいたがペースバランス的には前後半ではそこまで差が無く、ハイペースでゴリゴリに玉砕逃げを打った馬は別にして、離れた番手で測っても1周半コースの割には流れていたなというのはあった。この馬の場合意外と基礎スピードを問われてしまった方が良いタイプではあると思う。そこからでも後半要素を長く意地してくることができる印象で、流れる中での良さが目立っている感じ。
もう一つ、前走のアルマンゾルが勝った愛チャンピオンSもそうだ。このレースはレースラップが無いので何とも言えないのだが、大体1000通過が63秒前後というところ、2010m戦なので若干の誤差はあるが、欧州式で63-66ぐらいのバランスとみておいて良いと思う。日本式に補正すれば62-66というぐらい流れている事になる。まあ完全目視なのであまり当てにはできないがハイペースではあっただろう。その中で五分のスタートから中団馬群の後ろで無理をせずというような競馬になる。道中少し下がってくる馬がいたのでそこで若干あおりを受けて後方に下げる形。そこから少し掛かり気味にはなるもののコントロールしながら後半勝負にかける。3~4角でも後方で我慢しながら、4角でも後方馬群の中でスペースを取れずに絞められた状態で直線。しかし序盤でしっかりと進路を確保するとグンと伸びて一気に先頭に立つ。しかしその外からアルマンゾールに並ばれて最後は2頭のマッチレースも少し見劣っての2着だった。3着Mindingや4着ニューベイといった強豪を撃破してきているのは流石。ただ展開で見てもやはりかなり流れたと思うし、基礎スピード面を持っているこの馬が無理をしなかったことで後半に余力があったという見方かな。その点ではフランスダービー馬アルマンゾールも含めてこのレースに関しては基礎スピード的な適性を強く問われた結果のバテ差しとみていて、あまり凱旋門賞にはつながらないかなと感じる競馬だった。
ただ基本的に2400戦だとちょっと難しいところはある。例えば昨年のロンシャン凱旋門賞なんかは88.78-24.19-11.95-10.76-11.55と直線2Fのギアチェンジ戦という究極的な加速性能を問われ、トレヴですら動き出しを遅らせると伸びあぐねたように鋭い反応と究極的なトップスピードの質が問われた。その中でスタートはイマイチで後方馬群の内内で我慢という競馬になってしまう。そこから気性的にもかなり掛かり気味ではあり、終始最高峰の内内で我慢を強いられて死地に入って直線。序盤で窮屈な馬群の中を割ってくるがそこからの伸びという点ではさほどない。L1ではそれでも伸びかけているが窮屈なところに突っ込むしかなくなっての着外だった。まあそこまで悪い内容ではないんだが、結局ポジションが悪くなったことであの位置から加速戦で動くというのは難しいのである程度仕方ない。むしろ思ったよりは悪くない内容だったと思うし、あれを中団~好位でしっかりと引き出せれば違うかなとは思う。要所の反応も前を向けなかった、かなり窮屈だった割には最速地点でも伸びかけていたしL1は来ていたけどスペースがなかった感じ。トップスピード戦でも高いレベルで対応できる可能性は示せたかなと。ただやはりちょっと気性が勝っている感じであり、どうしてもコントロールが先に来るのでポジション取りをするリスクを怖がっているかな、というのはある。後半要素もある程度面白いものを見せたとは言えるんだが。
良でも重でも2000~2400でもやれる馬だが基礎スピードが勝った馬でそういう中でBCTは勝ち切ったということを考えてもやはり欧州ドスローの流れだと前半を上手く乗る必要があると思う。その点で今回は枠順がカギになる。外枠になるので最序盤のトリッキーなカーブを内で回りつつも最終的には外ということになると思うので、壁を作ることを優先するのか、それともリスクを取って好位を狙っていくのか。この辺りはライアン・ムーアの意識次第というところ。この辺が分かれば馬券的には読みやすいんだがなあというのはあるが、恐らく後ろから折り合いを気にする形にはなると思う。特に前走の愛チャンが厳しい流れだったことは今回のシャンティイの2400でコーナーが無くストレートをずっと折り合って進めるというコースではあまりいい材料とは思わないし、陣営も意識的に折り合いにシフトしてくる可能性はある。ロンシャンも後方内は基本的に死地であそこでは捌けないし届かない。ただシャンティイも恐らくコース形態的に下手すれば多頭数だと前々内内天国にもなりかねない感じで、特に3角の下りの地点では前もまだ仕掛けないとなると4角の上りからの動き出しになる。円陣の掛かりが遅い馬だとこれは致命傷だ。まだこの馬の場合は凱旋門賞の負け方も悪くなく要所で動けていたので対応はしてくると思うが、それでも前の馬が動けない中で壁を作って動き出しが置かれると前の馬に出し抜かれるというリスクはかなりある。壁を作ろうと思えばやはりこの枠だと下げて入って行くのが基本になると思うので、掛かるのを覚悟で好位外で勝負するのか、後ろに下げるのかではちょっと狙いが変わってくる一頭になるかなと。個人的にはリスクが大いにある馬だと思うし、内容的にも基礎スピードを強く出してきている馬だと思うので、2400でドスローになったときのこの馬の気性的な問題と瞬間的なトップスピードやそこまで持って行くギアチェンジの性能を持っている馬との比較になった時にどこまでやれるか。能力は高いがコントロールが難しいというタイプはシャンティイの2400は結構難しいんじゃないかなと感じるので、嫌うなら消すというのもアリと。後は凱旋門賞で後ろから言って苦労したムーアの意識次第。積極策から何としても折り合いを我慢するという意識で乗ってきて噛み合えば一気に争覇圏内…というタイプの馬だと思うし狙うなら強く狙わんととも思う。半端なパターンはないような。少し渋って時計が掛かった方が前後半が極端にならないだけいいような感じもするし、直前まで判断を待ちたいかな。
第50回スプリンターズS(G1)
【2004年勝利騎手大西直宏渾身】
この馬が万が一馬券圏外だった場合
◆大西騎手得意のスプリントGⅠは春にもズバリ的中!↓↓
◎ビッグアーサー
○ミッキーアイル
▲アルビアーノ
馬連1点目:890円的中
3連複:1740円的中
3連単:6690円的中
?ビッグアーサーはまた逃げ戦法で大丈夫?
?ミッキーアイルは休み明けで流れに乗れる?
?ベルカントは真夏の連戦で疲れている?
その答えは...
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