2016年11月1日火曜日

アルゼンチン共和国杯 2016 出走予定馬:フェイムゲーム、ここ2走は噛み合わず…この路線の第一人者が復権となるか

2016 11/6(日) アルゼンチン共和国杯(GII) 東京芝2500m
予想用・出走予定馬一覧
アルゼンチン共和国杯2016の予想用・出走予定馬一覧


 長らく長距離路線を第一人者として引っ張ってきていた実力馬、一昨年のアルゼンチン共和国杯の覇者でもあるフェイムゲームが58kgを背負って今年も出走予定。昨年秋は果敢にオーストラリアのコックスプレート、メルボルンカップに挑んだので日本では走らなかったが、今年は海外遠征明けのダイヤモンドSでも2着と存在感を見せた。今年初戦はライバルや上り馬も揃ったがここで古豪の意地を見たいところだ。


 ここ2走ははっきりと敗因があるし、ダイヤモンドSを見てもやっぱり強いなとは思う。休み明け初戦で有馬が目標かなというところで、どこまで仕上げてきたかというのはあるが、この馬の良いところはTS持続戦でもポテンシャル戦でも強い両刀使いというところも大きい。この条件なら狙いやすい馬で、後は状態面かな。


 まずは3走前のダイヤモンドSから。稍重表記なのだがとてもじゃないがそんなレベルではなくかなり時計が掛かる消耗しやすい馬場だった。極悪とまでは言わないが相当重かった。まあ断続的に雨が降り続いていたので表記が追い付かなかった形だろうと。ペースバランスは63.0-92.1(FA13.15)-62.7と平均的に流れている。まあ中間の1600mが13.15なので、これを1000m平均で考えれば65.8ぐらいにはなるので中盤は息が入っているが、それでも長距離戦としては淀みは小さい方。平均~ややスローぐらいと考えていいと思う。13.8 - 13.3 - 12.5 - 13.1 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 11.7 - 12.6 - 12.8とL3最速で11.7。もちろん最遅が13.8なのでこことの比較で見れば偏差はそれなりに大きいが、それでも11.7を刻んだは1Fだけ、終始12秒半ば~13秒台と厳しい競馬である。16番枠から出負けして後方から、道中も緩くはないが団子状態というような感じの中で1周目を回り、この馬は後方の内内という形で向う正面。そこから3角手前で先にトゥインクルがそこから馬なりで動いて押し上げる、こちらは後方から外目に誘導しつつ押し上げながら中団の一角で外々。しかし序盤であっさりとトゥインクルに突き抜けられてしまって2番手集団から唯一差を詰めてくる。それでもL1まで差がなかなか詰まらず、こちらも最後は脚色同じという状況で2着完敗だった。まあ結果的に余力のあった段階での位置取りの差、というのが響いたと思うしトゥインクルは遅いペースの段階で上手く動いていったというのもある。こちらが後手を踏んだ分もあったかなと。まあゲートがイマイチだしこの辺はある程度仕方ないが。とはいえ58.5kgと抜けたトップハンデで、相手が54kgだったことを考えても、またオーストラリア遠征明けの初戦で目標は更に先ということを考えても内容的には良かったと思う。ポテンシャルは確かだ。


 一方でトップスピード持続戦寄りの競馬でもこの馬は強い。遡るが2年前のアルゼンチン共和国杯。東京芝2500m戦で良馬場、ペースバランスで見ても59.8-60.4とハイ気味平均ペースだが、これは単騎逃げ馬のモノ。離れた2番手クリールカイザーで見れば目視にはなるが大体60秒過ぎというところ。更に離れていたフェイムの位置ではスローだったとみていい。12.6 - 13.1 - 11.4 - 11.3 - 12.0とラップ推移的にも前が3~4角で落としてきたのでラップが落ち込み、そこから取り付いて抜け出したクリールカイザーが途中まで刻んだラップということになる。3番枠から五分には出てそこからじわっと押して促しつつも後方の内内でという競馬になる。道中も離れた後方集団の内内で脚を残しながら3角。3~4角でも最内、前が一気に落ちてきたのでここで馬群が凝縮する中で上手くスペースを取って好位列まで押し上げる。序盤で2列目まで並びかけ、L2で外に誘導してクリールカイザーの外を取ると、そこから一頭だけ伸びて一番いい脚を使っての勝利だった。まあ3~4角で脚を使わなかったのもあるかもしれないが、それでもコーナーの段階では前も相当落としていたし、この段階ではそこまで速いラップは問われていないだろうと思う。その中でL3-2と加速していく段階でも置かれず伸びていたし、全体的に見ても完勝だったともう。正直クリールカイザーで府中の2500を考えた時にこれ以上ないほど完璧に噛み合ったと思うんだが、それを1kg重い中で完勝してきたようにTS持続の高さは非凡。


 ここ2走は敗因がハッキリしているし、そう心配していない。春の天皇賞はペースはスロー、中弛みはそこまでないが12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.9と3角下りからの加速で4角最速。3角までに上手くポジションを取れなかったことで3~4角で大外をぶん回す羽目になった。現代競馬で淀の長丁場であれをやってはどうにもならんし、それでも序盤から結構いい脚を使えたし、最後までなだれ込めていた。少なくともこの展開であれだけロスがあって3着のシュヴァルグランと0.3差なら力的に見て決定的なものではなくむしろ噛み合えば十分逆転可能な範囲だろうと。実際4着のタンタアレグリアとの比較でみてもそうだが結局立ち回りの差が出ただけなので府中に替わればそう大きな不安にはならない。前走の宝塚記念は基本的にステイヤー殺しの展開になっていて59.1-61.3と2秒のハイ、タフな馬場だったが消耗戦でも全く淀みない展開になったことで前半の基礎スピードが要求されてしまった。どう見てもステイヤー型の馬だし、しかも結果的に後方で直線入りで詰まってしまって勝負にならなかった。ああいう形ではどちらにしても苦しかったと思うが18着というのも捌けなかったのが一つ要因としてある。この2走はそんなに悲観的にならなくてもいいかなと。


 少なくとも2500以上の長距離カテゴリーのレースでは淀以外では大きく崩れていない。淀の長丁場は長距離路線でもとりわけ3角までのポジションが問われるレースだし、基本的にこの路線では強い馬。トゥインクルも道悪馬場でのポテンシャル特化で出し切られたことと、あれだけの消耗馬場で4.5kgのハンデがあったわけで、臨戦過程を考えても強い競馬。また2年前のアルゼンチン共和国杯でも上手く立ち回ったとはいえL1の伸びは非凡。クリールカイザーとの比較でみてもあの展開でTS持続で勝てたように非常に幅が広い。ただ基礎スピード的に強気にはなれない馬なので坂スタートの2500ではなかなか起こらないにせよ実質的に平均まで上がってしまうと不安は出てくるかなと。逆に言えば前半要素以外で目立った不安はないと思う。後は休み明けかな。目標は先で、アル共を勝った年はオールカマー6着で一度叩けている。全くダメではないがあまり休み明けが良いという感じでもないのでそこは意識しておきたいかな。TS持続でもポテンシャルでも最上位の一頭だと思うし、今の読みにくい府中の馬場ということを考えても信頼度は高いのかなと思う。後は天皇賞春で先着された馬に対してきっちりと逆転できるかに注目したい。実力・適性的には重い印を打ちたいところで、後は枠順や追い切りでというところ。坂スタートでのゲートはまずまずっぽいので出来れば内枠が欲しいかな。

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