2016 12/25(日)
第61回 有馬記念(GI) 中山芝内2500m
予想用・出走予定馬一覧
女傑候補の一頭と目されたこともあった…数ある実力馬を相手に猛然と突っ込んでくるあの末脚を持つデニムアンドルビーが屈腱炎からの復活を誓って有馬記念に出走予定だ。名勝負にこの馬あり、宝塚記念での大外一気、ジャパンカップでの大外一気、GI制覇にこそ手は届かないがその鬼脚の非凡さは誰もが認めるところだ。常識的には難しい屈腱炎からの完全復活、そして悲願のGI制覇をグランプリの大舞台でとなるか。
個人的には有馬は良い舞台ではあると同時に、やはりラスト1Fで伸びてくる馬。その点でも近代有馬でL2最速、となった時にはちょっと置かれるリスクがある。それと、何といっても屈腱炎明け2戦目。まず無事にというのもあるし、全盛期の追い込みを追いかけすぎるのも危険。それでも夢を追うだけの価値はある、そういう実力馬だと思っている。
●宝塚記念(GI) 2着 16頭3枠6番
阪神芝内2200m良 2:14.4(クビ差) 62.5-59.2 S^3
12.2 - 11.6 - 12.2 - 13.4 - 13.1 - 12.7 - 12.5 - 11.7 - 11.0 - 11.6 - 12.4
ゴールドシップの出遅れも大きく影響したか、結果的には超スローのレベル、阪神内回りなんだがL3が4角地点のL3で11.0と極端なトップスピード戦、しかもL1が明らかに落ちているようにTS持続特化である。ゲートも微妙だったが少し窮屈になって後方、ただいつも通りともいえる。道中もシップほど後ろではなく、ドスローの団子状態の中で内内で我慢しながら3角に入っていく。3角でシップが動いていく中でようやく前もペースを引き上げる形、ここで内を通して追走、4角で仕掛けて後方列で直線に入っていく。序盤で既に減速地点という中で一頭だけグングン伸びて好位列。L1でラブリーデイがしんどくなったところを届かない程度にきっちりと差を詰めての2着と強い競馬だった。3着がショウナンパンドラという点で考えてもTS持続戦としては結構レベルも高かったし、この時点で勢いに乗っていたラブリーデイはトップスピード戦としては現役最強クラスのパフォーマンスを見せていた。それらを相手に大外空の強襲である。まあ4角地点で上手く内から外に持っていけたのもあるが、それでも減速地点での伸びの良さが本来のこの馬の持ち味であるといえる。ジャパンカップ2着時でもそうだが、GIレベルまで来たときに食い込んでくるにはL3の地点で速いラップ、トップスピード面を要求されてそこで勢いに乗ってL1で減速したところでのバテ差しを決める。このパターンがこの馬が一番力を出し切りやすい展開だ。
●阪神大賞典(GII) 2着 10頭2枠2番
阪神芝内3000m良 3:06.1(+0.2) 60.4-65.0-60.5M
12.7 - 10.5 - 11.5 - 12.5 - 13.2 - 12.9 - 13.0 - 13.6 - 12.9 - 12.6 - 12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.7 - 12.2
この馬は個人的には長距離でもやれるかなと思っていた馬で、その中で阪神大賞典でも結果を出してきた。まあこの時はシップ岩田がちょっと危うい騎乗だったので楽ではあったと思うがそれでもシップの得意条件で0.2差で踏ん張れたのは普通に立派。2番枠からまずまずのスタートを切ってそのまま無理せずに、下げ過ぎずに中団へという感じ。道中もシップを外に置いて内内で我慢しつつ中団で進めていく。向こう正面でシップが動きそうで動かない、というような流れになりペースが上がり切らない中でシップの後ろを取って外に出して3角。3~4角でシップが動く気配を見せないので外からじわっとプレッシャーをかけながら入ってくる、4角でシップが仕掛けていく中でその外から仕掛けて2列目に並びかけて直線。序盤でシップの外から良い伸びを見せて食うか?というところまで脅威を与えたがL1は流石のゴールドシップ、この条件で捻じ伏せるには足りなかった。ただ、内容的にも外から正攻法でシップを煽っていく形でのものだし、3000に伸びたことで前半のポジショニングも余裕があった。個人的にはこういう競馬を春の天皇賞でしてほしかったんだけど、道中も動くタイミングを逸してペースが上がってから外回してなだれ込むだけ。勿体なかったと思う。
●金鯱賞(GII) 8着 13頭4枠4番
中京芝2000m良 2:00.2(+0.5) 61.5-58.2 S^3
12.6 - 11.0 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.6 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.5
屈腱炎で約1年半ぶりという条件。まずは無事にというところだったと思うし、結果的にどうにもならない展開や馬場だったと思うが、内容的にはまずまずである。五分に出てそこから無理をせずに最後方近くまで下げるという形。道中も前3頭が離してもドスローというわけのわからない展開の中で後方2番手、かなり後ろで進めて押し上げるポイントもなく3角を迎える。3~4角で前も一気にペースアップする中で最内を立ち回りながら勢いをつけて最短距離で直線に。前にスペースもがっつり空いている中でするすると伸びてきてL2でもそれなりに脚を使って、という形だが詰まって諦めて8着という内容だった。まあ最内完璧に立ち回ったのは3~4角の流れからも正解ではあると思うし途中まではスペースもあったからね。詰まらなければ勢いを削がれることもなかったし、もうちょっとやれたかなと。ただ、ここでの結果はともかくとして超高速馬場の中でしっかりと下り坂を怖がらずにトップスピードに乗せて来れたというのは結構大きいかなと思っている。人間でもそうだが、足を痛めた時や、齢をとって足が衰えてくると上り坂を走るより、下り坂でスピードに乗る方が恐怖感がある。この馬の場合も屈腱炎という大きな怪我、そして完治が難しい中でこれだけスピードに乗るというのはなかなか難しいと思ったのだが、それをやってのけたというのは内容的にもすごく良い傾向だなと。良い頃に戻ったかどうかをここで判断するのは早いと思うけど、負担の大きい競馬をして3~4角の下りで勢いをつけながらもしっかりと怖がらずに走ってこれたのは収穫だと思う。これならば、と感じさせるだけの競馬はしてきた。
●2016有馬記念に向けての展望
とはいえ、もちろん簡単ではない。この馬の場合はまず基本的にバテ差しタイプである。前走の金鯱賞こそ上がり32秒台の鬼脚という感じに見えてしまうが、実際はペースが上がって速いラップを刻んだ3~4角で完璧に立ち回ったことが大きい。外から動いていったヤマカツと比べても同じ内容とは思わない方が良いだろう。あくまで屈腱炎明けで全速力を出せたことが最大の収穫で、ああいう競馬が合っているわけではない。基本はトップスピード戦でL1の減速で突っ込み出し切って、というパターンが理想だろう。また阪神大賞典でも強い競馬ができているように、基本的に前半はゆったり入りたい。宝塚記念もジャパンカップ2着時も前半は非常に緩い。全体で流れての一足というような競馬ではあまり結果が出ていない。ただ有馬記念は前半ゆったりの競馬になりやすいし、ジェンティルドンナの時は結果が出ていないが3~4角で中団馬群に包まれて置かれながらになった、直線序盤の進路どりも遅れていたのでこれはあまり気にしなくていい。スローで昨年のような展開でとなればL1の伸びは結構期待できるかなと思っているし、トップスピードがある程度問われたうえでL1が12秒台まで入ってきたときのこの馬の怖さはメンバー中でも上位だと思う。また単純なポテンシャルタイプではなく、トップスピード戦でのTS持続が適性的にはベストだし、その点でもよりポテンシャル型だといっていいアルバートやシュヴァルグランといったところよりは融通が利きやすい。全盛期の力だけ発揮できれば十分勝負圏内まで入ってきていい馬だ。もちろん屈腱炎明けで常識的には難しい、前走の内容は状態面を把握するうえでは良い材料だと思うが、それでも今の現役最強クラスに目途を立てたわけでもない。その辺りのバランスを取って予想していきたいところ。まあこういう馬の場合は思い切ってバランスを気にせず振り切った予想をした方が良いかもしれないけどね。前走の感覚だと少なくとも馬自身に恐怖心がある感じではないと思うし、ポテンシャル戦でも阪神3000のシップに勝負を挑んでいけるレベルではあった。能力的には評価している馬なので、もしかしたら印的には単穴ぐらいは打つ可能性もあるかも、というところかな。スマートレイアーもまだまだ頑張っているし、マンボはあれだけどこの馬も老け込まずに驚異の一発を期待したい。
第61回有馬記念(G1)
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第154回 天皇賞・秋(G1)
◎モーリス
△リアルスティール(7番人気)
▲ステファノス(6番人気)
馬連:2420円的中
3連複:7430円的中
◎リスグラシュー
▲ソウルスターリング
△レーヌミノル
馬連2点目:510円的中
3連複:1210円的中
3連単:4250円的中
第17回チャンピオンズC(G1)
◎サウンドトゥルー(6番人気)
○アウォーディー
△アスカノロマン(10番人気)
馬連1点目:1390円的中
3連複:1万1180円的中
3連単:8万5980円的中
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