2016年12月2日金曜日

チャンピオンズカップ 2016 出走予定馬:コパノリッキー、ルメールとの新コンビで一点だけ不安…枠は良い、レースを支配できれば最上位は疑う余地なし

2016 12/4(日)
第17回 チャンピオンズカップ(GI) 中京ダ1800m
予想用・出走予定馬一覧
チャンピオンズカップ2016の予想用・出走予定馬一覧


 超豪華メンバーで盛り上がるはずだったチャンピオンズカップウィークの半ばで名馬ホッコータルマエの故障電撃引退、そしてタガノトネールの安楽死と暗い影を落としてしまった今年のチャンピオンズカップ。その出走予定馬全頭展望の中で、大トリにふさわしいのは最強のパフォーマンスと若干の不安定さ、現在のダート王は恐らくこの馬、コパノリッキーだ。不安はあるが今年は既にJpnIを3勝、そのすべてが1馬身以上つける完勝である。前走のJBCクラシックでは不本意な5着となったが、絶対王者となるべくチャンピオンズカップのタイトルは何としても手に入れたい。


 出走予定馬の展望の中でこの馬を最後にしたのは存在感もあるけど、やっぱり枠を知ったうえで入っていきたい一番の馬だったというのはある。そして結果的に枠は最高に近いところ。これで武豊なら個人的には何の心配もなかったが全くのテン乗りとなるルメール…出足の鈍さ、坂スタートでは相当気をつけないといけない馬。この辺りをしっかりと克服できるのかどうか。陣営は好位でも中団でも外なら行けるといっていたが、個人的にはそれだと危ういと思う。悪くとも2列目の外までは意識してほしいし理想は逃げ。そういう競馬をしてくれればルメールは信頼できる。一歩目がポイントになる。


帝王賞(JpnI)1着 12頭3枠3番
大井ダ2000m不 2:03.5 62.2-61.3S
12.5 - 11.2 - 12.3 - 13.4 - 12.8 - 12.5 - 12.7 - 12.2 - 11.5 - 12.4

 まずは今年のベストバウトかな、ぶっちぎった帝王賞から。ペースはスローにコントロール枠は内だったが上手く外に出して逃げないという手でプレッシャーを与えさせず上手くペースをコントロールしたのと、もう一つはコーナーで動いていった武豊のファインプレー。動いていったというよりそれを可能にさせたという方が正しいか。まずまずのスタートから押して先行策、ハナを主張するというよりは外のタルマエやクリソライトに対して内に閉じ込めさせられない様に誘導して、クリソライトを行かせて2列目外とハナから外に持っていくのをイメージしていた乗り方。道中もコパノキラーであるタルマエがマークしてくるが、掛かり気味でも決して前に行かずに動くタイミングを計りながら3角手前。掛かっているような感じで並びかけながら3角に入る。大井もなかなかの急コーナーなのだがここで外から一気に動くことでタルマエらを出し抜いてしまい、そのまま直線に入る。後は独壇場、L2でもう一足のトップスピードを引き出し、後は唯一くらいついてくるノンコノユメも差をほとんど詰めさせない、まさに完封だった。大井のような急コーナーだと距離ロスよりも、3角で外から入ってちょっとでも緩く入ることで加速を容易にさせるという感じではあったと思う。ブレーキさせている感じでああ見えて動く、加速させるイメージを持っているというのが流石武豊という競馬で、これは本当に凄かった(タルマエだけかなと思っていたけど川崎のアウォーディーですらやれていたからコーナーで加速…或いは削がないよう効率良く入っていける技術が凄いんだろうと思う)。個人的にはL2の11.5より、L4-3のコーナーで12.7-12.2と0.5も加速しているというところに驚かされた。大井の2000ではあまりお目に掛かれないラップ推移。まあ武豊の凄さだけじゃなく、コパノリッキーももちろんそれに応えているわけで、その辺り人馬の適性が大井で完璧に噛み合ったのと、2列目で我慢することでタルマエがコパノを潰すという競馬ができなかったこと。幅を広げた一戦だったなと思う。


マイルCS南部杯(JpnI) 13頭8枠12番
盛岡ダ1600m稍 1:33.5R

 ラップ推移はないがレコード勝ちのマイルCS南部杯も振り返ろう。帝王賞が長くなってしまった分、こちらは端的に映像から見た感想。レコードではあるが正直昨年と比べて今年の盛岡は再び超高速化していたし、レコード自体は出ても全然驚けないという感じ。芝並の時計だが1200のクラスターCとかでも良でかなり速い時計を3Fで見ればスロー気味で出していた。そういう前提で見ていく。なおこのレースから田辺に戻る。外枠からゲートはまずまず良く、逃げの手を打つかなと思っていたのだが無理はせずに控える形で2列目。前2頭を行かせる形ではあるが、それでも自身で3F通過34.7とそこそこ速い。3~4角の下りでも楽な手ごたえで先頭列、外目から先頭に立って直線。序盤でもまだ余裕があって、L1で追い出されてしっかりとベストウォーリアを寄せ付けずの完勝だった。この馬自身が34.7-35.2で前後半3Fを平均で締めていると。走破時計から逆算しても中2Fは23.6だから、まあ多少誤差はあるかもしれないけど、ほとんど淡々とした流れだったのかなというところ。レコードではあるが他を千切ったわけでもなく、単に今年の盛岡が超高速ダートに戻ったな、というだけの話だと思う。その中でしっかりと楽にペースに乗っていき、2列目外で走ることで他の馬のプレッシャーを交わす、その中で厳しい流れでも脚を引き出しL1まで寄せ付けない、完璧な競馬だったといっていい。


JBCクラシック(JpnI) 14頭5枠7番
川崎ダ2100m重 2:16.0(+0.7) 63.9-64.6M
7.1 - 11.1 - 12.6 - 13.3 - 12.9 - 13.7 - 14.0 - 11.8 - 12.5 - 13.1 - 13.2

 問題はこのJBCクラシック…。得意の道悪でも崩れてしまったという点をどう考えるか。ゲートは五分には出たがあまり良くない、そこからじわっと上げて2列目の外、タルマエを目標にしながらの競馬とBプランだろうが悪くはない展開。道中も無理せずに2列目の外でタルマエやクリソライトの後ろで入ってくる。向こう正面に入った段階で前が一気に仕掛ける中、ここでじわっと追走しながらまだ楽な手ごたえで進めて3角に入ってくる。ただ3角の急コーナーで外からアウォーディーが並びかけ、3頭併走状態の中で少し苦しそうな感じ、4角出口で捻じ伏せられて下がって直線となる。そこからの抵抗も苦しく、最後まで伸びはなく5着までの完敗だった。個人的には色々考えられることがある。一つは武豊から田辺に変わったことでコーナリングの良さを引き出せなかった可能性。この一戦で3~4角の動きは注目したかったんだが、外から動いて勢いを削がずに上げてきたアウォーディーに被されてコーナーで減速、という競馬で上手く噛み合わなかったなというのはある。そしてもう一つは重馬場だが時計が掛かっていたというのも消耗に影響したかも、という可能性。このレースは重馬場にもかかわらずL4最速11.8はそこそこ速いにしてもL2-1が13.1-13.2と13秒台を2F刻む競馬、しかもL1再加速に非常になりやすい川崎で誤差とはいえ減速ラップ。ペースも64秒前後と遅かったのに平均でまとまってしまっていてそれでも減速傾向のラップ、と考えても時計が掛かっていたとみる方が良さそう。その中で2100m、1周半とステイヤー的な競馬になりやすい中、この馬の軽い基礎スピードを削ぎつつ後半勝負で甘くなった、という見方もできると思う。いずれにせよ馬場はこの馬にとってはあまり噛み合わなかったかなと思うし、勝ったアウォーディーですら上がり3Fで38.6と消耗している。基本的にはギアチェンジを活かしたい馬なので、そういった競馬が結果的に合わなかったかなと。


チャンピオンズカップ(GI)7着 16頭4枠7番
中京ダ1800m良 1:51.2(+0.8) 48.0-50.2HH
12.5 - 10.7 - 12.3 - 12.5 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.9

 昨年のチャンピオンズカップも軽く振り返っておこう。ペース的には2.2でかなりのハイ、これだけならまだしもL5最速と3角手前ということになる。これは幾らなんでもペースも仕掛けも早すぎだし、L1で12.9と消耗しているラップ推移となった。基礎スピードを高いレベルで問われてのポテンシャルと出し切りやすい競馬といえる。課題の坂スタートもいいスタートは言えなかったがそれでも武豊が何とか出していってハナを主張。ただ外枠から一気にクリノスターオーらが競ってきたのでどうしてもペースを上げてハイの流れに持ち込まざるを得ない。それでもハナを譲らず、ペースを適度にコントロールしようとしていた矢先にタルマエ幸の無謀な早仕掛け。ローマンも絡んできていたにせよ流石にこれは無謀で、これによって再度ペースを引き上げざるを得なくなる。まだ手応えは楽だがそれでも3~4角の手応えほど直線序盤での脚は引き出せず、タルマエも並びかけてはくるが外差し内差しのオンパレード、人気馬が過剰に意識しあってのバテ差し天国に屈しての7着だった。まあペースはこれぐらいなら対応できるかなと思っていたが、そのうえでのL5最速では…という感じ。例えば東海Sを勝った時なんかもハイペースではあったが48.9-49.7と1秒弱だったし、12.3 - 12.2 - 12.3 - 12.0 - 13.2と仕掛けをコントロールしての一足で出し抜いた。最速がL2と最速がL5ではそりゃあえらい違いなわけで、早い段階で脚を使わされて消耗したなと考えるのが自然だろうと思う。仕方のない敗戦だし、タルマエも潰して5着では何をやっているのか、というレベルの競馬だった。


2016チャンピオンズカップに向けての展望

 チャンピオンズカップを占ううえでどうしても枠順発表の後に見たかった。そして6枠11番。偶数枠が理想だっただろうが、ひとまず逃げ馬モンドシャルナより外を取った段階で戦略に相当幅が持てる。これは非常に大きい。ダートスタートも坂スタートもイマイチなのでどうしても一歩目が遅くなりがち。今回ポイントは外枠のモーニンに対してしっかりと前を主張できるかどうかだと思う。恐らく厄介なのはモーニンの出方ぐらいだろう。流石にアポロケンタッキーより前に行かれてしまうと展開的に苦しいと思うし、そこは考えないでおきたい。現実的な脅威としてはモーニンに早い段階で前に行かれるとコントロールされて厄介な相手ということになる。モンドシャルナのハナを叩いてしまうぐらいの気持で入ってほしい。実際多少ハイでも仕掛けのタイミングを遅らせられれば問題ないわけだし、モンドシャルナがいきなり飛ばす、というような競馬の仕方はこれまでのパターンからも考えにくい。モンドの前でレースを作ってしまってモンドとモーニンに2列目に入ってもらえばなかなか各馬も突きにはきにくくなる。その点も含めて同レースを支配するか、そのためにはやはり一歩目だろう。前走の敗因は色々考えられるが、コーナリングの問題にせよ、馬場と距離の問題にせよ、今回はあまり関係ない。1800でこの枠の並びなら個人的には信頼したいところで、後は鞍上のルメールをどう考えるか。タイプ的にもこういう馬でレースを作らせる方が良いと思うし、そこは心配していないんだがやはり一歩目が想像以上に遅いと思うので、しっかりとリカバーしていく意識を持ってほしいというところ、この一点に注意してほしい。総合力高く特化した競馬にさえならなければ、やはり最上位だと思っている。素材型の強敵アウォーディーがまともなら厄介だったが内枠に入ってくれた以上、この馬の競馬を展開出来ればこちらの方が優位だろうと思っている。



 チャンピオンズカップ予想で参考にしてほしいのが日本ダービージョッキー大西直宏擁する「ワールド競馬WEB」。大西騎手は実際にマイネルコンバットでジャパンダートダービーを制するなど、ダート重賞を制し得意としており、騎手ならではの観点で勝馬を見抜けるのだという。曰く、、今年のチャンピオンズカップで買うべきは、この超穴馬とのこと!↓↓


あの危険な人気馬より
デキ急上昇のアノ超穴馬だ!

第17回チャンピオンズカップ(G1)
『結論』



◆勝負情報・穴情報で大きく獲った↓↓

『AAA』勝負レース
東京9日目10R紅葉S
◎アストラエンブレム
△トーセンデューク(5番人気)
△メドウヒルズ(7番人気)
馬連大本線:1310円的中
3連複:6090円的中
3連単:1万7690円的中


第154回 天皇賞・秋(G1)
◎モーリス
△リアルスティール(7番人気)
▲ステファノス(6番人気)
馬連:2420円的中
3連複:7430円的中

京都6日目11R室町S

◎ブルドッグボス
△エイシンローリン
△キョウエイアシュラ(16番人気)
馬連大本線:970円 的中
3連複:7万0970円 的中
3連単:17万9630円 的中




?アウォーディーは圧倒的人気に応えられる?

?コパノリッキー大敗の原因は?

?2chで人気のロワジャルダンだが状態上昇は?

      その答えは...

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PNGホースメン会議:チャンピオンズC300_250 

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