●2017川崎記念の予想用ラップデータ
川崎記念の過去10年ラップデータから予想、分析していく。
まずは全体のペースだが、これは意外とばらつきがある。川崎競馬場を１周半、つまり向こう正面奥からのスタートで、そこからコーナー６つ回る。そういうコースなのでペースが落ち着きそうなものだが、意外とハイペースにもなるので注意は必要であると。スローになることもあるし、あまりペースを決めつけない方が良い、その都度判断した方が良いだろうと。
またコーナーが急なので平均で見てもわかりやすいがコーナーごとに息が入ってストレートごとに加速してという競馬になりがちである。従って２角過ぎの向こう正面地点となるＬ４地点が最速になりやすいのは当たり前。Ｌ３－２はコーナーが掛かっているし急コーナーで減速していくのが基本線。そして川崎記念最大の特徴がＬ１の再加速率100%である。直近の川崎2100で行われたJBCクラシックは珍しくＬ２－１で減速していたが、基本的にはコーナーで緩んでＬ１で再加速になる可能性が極めて高いレースである。ホッコータルマエが3連覇しているというところからもわかるように、最後はギアチェンジが問われることが多い。もちろんそこまでに余力を残しているという前提ではあるが。
脚質別でみても地方交流なので仕方ないが逃げ、先行、好位勢が強い。差し馬は２着までは食い込めてもなかなか前で主導権を握る馬を直線の300ｍだけで加速して差すというのは困難であると。前目で余力をもって入りつつ、しっかりと直線で動いて突き放せる馬を狙うのが吉だろう。基本的には器用さが問われるレースになるという認識でよいと思うので、後は厳しいペースにも対応できる馬、小出しに脚を使える器用な馬を狙っていきたい。
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