2017年2月2日木曜日

東京新聞杯 2017 出走予定馬・プレ予想:ヤングマンパワー、高速馬場でキレ負けしない程度に前にプレッシャーをかけていきたい

2017 2/5(日)
第67回 東京新聞杯(GIII) 東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧 
東京新聞杯2017の予想用・出走予定馬一覧


 昨年は急成長を遂げ、関屋記念、富士ステークスとマイル重賞を連勝して台頭したヤングマンパワーが今年も東京マイルの舞台、東京新聞杯に出走予定。昨年台頭も本番のマイルチャンピオンシップでは自分の競馬をさせてもらえず二桁着順に沈む大敗。夏馬の感もあり前走の大敗も不安材料だが、立て直して春の大舞台に向けて再びいいスタートを切れるか。


 夏馬っぽいところもあるんだが、それだけでなくやっぱりちょっとパワー型の馬場の方が合っているんだろうとは思う。トップスピードの質という観点ではそこまででもないし、富士Sがスローでも噛み合ったのは馬場が少し重かったというのは大きいんじゃないかなと。前走は位置取りも上手く取れなかったのはあるが、それにしても崩れすぎているのは気がかり。不安もあるがそれでも昨年夏~秋にかけては強敵相手に強い競馬。扱いが難しい一頭になりそう。


富士S(GIII) 1着 11頭3枠3番
東京芝1600m良 1:34.0 48.1-45.9 H^2
13.0 - 11.5 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.2 - 11.2 - 11.8

 まずはマイル路線の対モーリス2番手グループの筆頭イスラボニータを撃破した富士Sから。ペースはかなり緩く2秒前後でかなりのスロー。ただ最序盤だけが遅くてそこから中盤は11秒後半、そこからL3最速戦なので仕掛けは早かったといっていいだろう。まずまずのスタートからじわっとハナを取るような形に。流石にそれは嫌って下げて2列目のポケットで入っていく。最序盤の緩い流れの内にポジションを取れたのは一つ大きな材料。そのまま3~4角でも2列目のポケットで前にスペースを置きながら直線に入ってくる。序盤でじわっと仕掛けられながら内目から反応、L2の地点で2列目から先頭列に並びかけ、L1で良い反応を見せていたイスラボニータを寄せ付けずの完勝だった。最序盤が遅かったのでゲートをポンと出ていい位置を取れたのは大きかったし、そこからはスローと言っても少し時計が掛かる馬場でかつ中盤は緩んでいない。最速ラップも11.2でL3実質最速、比較的出し切りやすい展開だったこともあってこの馬の良さである前目からのTS持続というのが噛み合ったかなという感覚ではある。もちろん破った相手がイスラボニータで、休み明け、斤量差はあったにせよ強い競馬ではあったと思う。前目からのTS持続が武器。


マイルCS(GI) 16着 18頭3枠5番
京都芝外1600m 1:34.6(+1.5) 46.1-47.0 H^1
12.3 - 10.9 - 11.2 - 11.7 - 11.4 - 11.7 - 11.6 - 12.3

 夏を使ってきていたというのはあるにせよ、流石に本番のマイルCSでは崩れてしまった。12kgの馬体減と言っても510kg第でも十分好走できていたし、馬体減も含めて状態面が落ちていた面もあったかもしれない。やや出負けしてそこからおっつけながらという競馬だがポジションを取れる感じではなく中団からの競馬となる。内目の枠だったのである程度リカバーしつつ中団には取り付いて3角。3~4角でも中団馬群の中目だが手が動いていて反応もない、4角出口で鞭が入って直線序盤にかけたがこれも伸びはイマイチ。最後まで伸びる気配を見せないままの惨敗だった。一つはハイペースだったというのはあると思う。その中で出負けしてリカバーして脚を使ったというのは展開面から考えうる敗因。平均ペースだった多摩川Sでしっかりと先行して競馬ができているが、それでも少し余裕があったし結果的にはレベルも?。流れて良さが出なかったというのは一つあると思う。それだけでなくここまで崩れたのはやはり使い詰めていたところに輸送での馬体減もある程度考慮しないといけないのかなと。


●関屋記念(GIII) 1着 18頭8枠17番
新潟芝外1600m良 1:31.8 45.7-46.1 M
12.5 - 11.1 - 10.8 - 11.3 - 11.4 - 11.9 - 10.8 - 12.0

 関屋記念勝ちも振り返っておきたい。新潟芝外1600mで31秒台の走破とかなり速い時計である。ただ前が少し離していたので、この馬の位置では普通にスロー寄りのバランスではあっただろうと。その中で外枠からまずまずのスタートを切ってそこから出していくという形。最序盤はそこまで行き脚も速くなかったが徐々に先行集団に取り付いて2列目。外からレッドアリオンが一気に動いてハナを取り切って前もそれなりについていく中で離れた好位で少し息を入れる。3~4角でも離れた好位の外で進めながら直線入り口で仕掛けていく。L2の段階で2列目からジリジリとは伸びてきていたが、L1のバテ差しでしっかりと伸び切ってダノンリバティを捕えての勝利だった。ここではこの馬自身ではスローで入っていると思うんだが、前が離していたことで全体の仕掛けが少し速かったんじゃないかなと。L3が11.9と落ちているけどこれはレッドアリオンが落ちてきた分だし、ここで恐らく11秒半ばぐらいで取り付いていると考えるべきだろう。L2最速10.8は新潟の外回り重賞としては平凡、ペースがそれなりに上がったというよりは、コーナー~直線序盤で早めに動く意識が働いて分散することで極端なトップスピード戦にならなかったと考える方が無難かなという感じ。この馬はスローから仕掛けの早い展開が理想で、多摩川Sでもやれてはいるが、レベルとパフォーマンスを考えるならやはりゆったり入って持ち味のTS持続を引き出す形だろうと。


●2017東京新聞杯に向けての展望

 富士Sの時の様に時計が掛かって極端なトップスピードの質が問われないという状況が理想ではあると思う。前半ゆったりで進めてもあまりに軽い馬場だと質的な面、ギアチェンジの比重が大きくなりそうだし、その点では富士Sと違って先週の府中の馬場だとどうかなと感じる。タイプ的にはマイネルアウラートの方が今回の馬場だと良さが出やすくなるんじゃないかなと。マイネルがスローにコントロール、その流れに乗ることは良いと思うけど、3~4角の段階でしっかりとプレッシャーをかけていけるかどうかがポイントになると思う。イスラボニータを撃破できたパフォーマンスはやはり侮れないし、47秒半ばぐらいのペースからしっかりとコーナーでプレッシャーをかけて出し切れれば一番かなとも思っているが、今の馬場でとなるとキレ負けの懸念はある。府中開催で幾らかマシにはなってきたが、今年の戸崎はいつにもまして動き出しが遅い印象で、マイネルアウラートに合わせて仕掛けで後手を踏んでしまうと不安は出てくる。高速馬場でも結果は出ているが関屋記念にしても多摩川Sにしても結局は極端なトップスピード戦ではなかったからよかった、スローでも富士Sでやれたのは馬場が少し重くてこれも質的に要求されなかった面が強いと思う。スローの団子でとなると質的に高いレベルにある馬が今回は多いと思うので、そうなると馬券外に飛ぶ所まで考える必要はありそう。枠の並び次第だが外目の枠から前にプレッシャーをかけられる方が良いかな。上手く進めればここでも勝ち負けできる実力馬だけど、前走の崩れかたと高速馬場で戸崎の仕掛けが遅れなければ、という不安はあるのでその辺りを考えて予想したい。




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