阪神9R 武庫川ステークス(16下) 芝外1600m 良、やや高速馬場想定
【展開予想】
ここは先行勢が揃ったし意識的にある程度ペースを引き上げたい馬が揃ったのである程度流れるだろうと。内からワードイズボンドが逃げの手を意識しつつ出していく、これを外からティーエスネオが競り落としに行ってハナを狙う。その外からベステンダンク辺りもある程度外からレースを作りに来る、その外からテイエムゲッタドンが思い切ってハナをというケースもあり得ると。この辺りの先行争いがどのタイミングで落ち着くか。馬場は軽いのでこの面子が本気出せば1:33.5ぐらいは出ると思う。イメージ的には47で入っても平均までだと思っているので、平均~ややスロー想定で良いかなと。ただ最序盤である程度縦長になると思う。
【予想】
◎02ドラゴンストリート
〇03ワードイズボンド
△01ミエノサクシード
△06スペシャルギフト
△09デルカイザー
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎ドラゴンストリート
良い具合に人気が落ち着いていてシメシメ。直近の馬柱だとどうしても1200~1400ばかりの印象になるけど、もともと高速馬場のマイルで強かった馬。清水Sなんかは超高速馬場ではあったがそれでも京都マイルで45.4-46.6と1.2のハイ、11.8 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.0と11秒半ばをキープしながらL1で減速という中で後方馬群の外々からコーナーでじわっと押し上げつつ直線序盤で良い脚を使って伸びてきて、L1でジリっぽくなっての2着。厳しい流れからの一脚を使えているのは魅力だしコーナーで分散しながらでもL1まで踏ん張ってきた。前走の雲雀Sはドスローからの上がり勝負で外から勝ちに行って12.2 - 11.2 - 11.1 - 11.4とL2の最速地点で伸びてきてL1でちょっと甘くなった。この辺からも使える脚自体はそこまで長くないがトップスピードの質はそれなりに持っている。まあ動いていたのは最速地点での伸びに繋がってはいるが、これだけやれれば上等。近走崩れている2,3走前は明らかに馬場が悪かった状況下で、高速馬場巧者のこの馬には辛かった。マイルでも流れた方が良いと思うし、この枠なら仕掛けを我慢しながら直線での動き出しで良さが出やすい。基礎スピード的に危ういタイセイサミット、ミエノサクシードは不安もあるし、上位勢もこのレベルなら一発期待できると思う。
〇ワードイズボンド
この馬は基礎スピードをある程度活かしたい逃げ~2列目。そのうえでTS持続力が結構高く、要所の反応以上にシブトイので阪神外回りで4角下りからの競馬は噛み合えば面白い。イメージ的には京都だが4走前の清水Sで47.3-46.1とややスロー程度だがこれを2列目ポケットで追走、11.9 - 11.4 - 11.1 - 11.7 - 11.9とコーナーで速いラップを踏む中で恵まれる形にはなったものの最後までしぶとく踏ん張って2着争いに最後は差し返す形で来ていた。前走はちょっと物足りない面はあるが立て直して馬場も軽くなってきた今の阪神なら。
△ミエノサクシード
先にも述べてあるが基礎スピード面をクリアできるかどうかかな。ただステイゴールドの牝馬だしかつ母系もエーピーインディでスピード色が強そう。ステゴの仔は阪神外マイル適性は結構高いからなあ。その辺りも考えると不安はあるけど内枠で序盤無理せず、4角の下りからしっかりとトップスピードに乗せられれば川島が多少へぐっても届くかなと。縦長になって内内でとなると厄介だけど、まあ押さえてはおきたい。実力的に見てもトップスピードの質は夕月特別での最速地点でのキレからかなりのモノはあるしね。むしろ前走がちょっと物足りなかったぐらいなので、下り坂の阪神外でもう一度というところ。
△スペシャルギフト
芝替わりから2走が内容的にも侮れん。前走の1000万下は確かにちょっと恵まれた展開ではあったがそれでも意外とTS持続は面白いものを見せた。ペースは47.4-46.8と平均で流れていたし、ラップ推移的に見ても11.6 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 11.1 - 11.6と中弛みで前半流れていた分だけ仕掛けが遅いパターン。これで一気にギアチェンジでデンコウリキが出し抜く中でL2では2列目最内から伸び切れないのだがL1で徐々に伸びてきて最後は捕えたという形。L1の段階で2馬身はあったので恐らくL1は11.2、落とさず入ってきているはず。前走は時計自体は平凡だがラップ補正をすれば1000万下としては優秀と言っていい。ただエンジンの掛かりが遅かったので阪神外回りで勝負所に完全に下り坂があるのは大きい。阪神外マイルは前走の感じなら合いそうで、基礎スピード面も含めてちょっと侮れない。
△デルカイザー
この馬は適性的には疑問の方が大きいが、2走前の対グレーターロンドン戦でのパフォーマンスを評価して押さえておく。前走は年末の阪神マイルで時計も掛かっていたしその中で正攻法で捻じ伏せた。11.8 - 11.0 - 11.2 - 12.7とL3最速の中で2列目の中目で我慢しつつ直線で外、ジリジリと伸びてL1で抜け出したという形。ただ48.4-46.7とかなりのスローではあったしゆったり入れたというのはある。2走前の中山マイル戦では46.5-47.6とハイペースで11.3 - 11.7 - 12.0 - 11.8 - 12.1と後半は消耗気味の中で好位の中目から3~4角でムーアが外に出そうとして内に切り込んでというような感じになって直線でも進路確保できず少し待たされていて抜け出したけど勢いづいていたグレーターに僅差で差し込まれた形。要所での進路どり、仕掛けがきっちりできていたらという内容で馬自体は強い競馬だったと思う。ただ軽い阪神外回りで質的に要求されると適性としては微妙なので押さえまで。
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