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【大阪杯の有力馬診断(前篇)~悪影響が広まりつつある成長途上の3歳馬時点での欧州遠征(凱旋門賞挑戦)…マカヒキはジンクスを乗り越えられるか?~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
△マカヒキ 牡4 ルメール 57 栗東 友道
近年の3歳馬の凱旋門賞挑戦はキズナとハープスターの2頭だが、ハープスターは不調に陥っていつの間にか引退で、キズナも成長案外で早々に引退してしまった。
3歳時の凱旋門賞遠征については、『例えば並のダービー馬が居たとして、その馬がダービーを制した3歳春時点でとっても強い馬に見えるかも知れませんが、実はその時点でも古馬に混じればせいぜいG2級なのです。2歳G1馬なら、その時点では古馬の1000万下~せいぜい準OP級なのです。それを見ても、古馬になって以降も活躍する為には誰しもが“大きく成長しなければならない”』ワケなので、もしも凱旋門賞遠征による成長の阻害があるとすれば、やはりその影響は小さくは見積もれない代物である。
杓子定規に測れるモノではないですが、一番の成長期を別の身を削るコトに費やすワケですから…それの影響が確実にあるだろうというのは、現に素質馬こそ無理をしないでジックリと育てるというのが競馬界の常識として以上は事実として横たわっている話だと思います。
前走京都記念3着という結果については、仮に実力をメキメキと付けて尚且つ本調子だとしても、負けても驚けない様なマカヒキの本質的な適性とは異なる「タフ馬場」「持続力勝負」なので、この一戦を以てして斬り捨てるコトはできないですが、ただ可能性としては成長問題が槍玉に挙げるのは当然。
元の3歳4強の中で最もキレる脚を使えたのがコノ馬で、異次元の消耗戦になった凱旋門賞・実質重馬場の京都記念は共に持ち味を生かせなかったレースなのは確かで、果たして元ダービー馬の実力が今となってはどうなのか…凱旋門賞挑戦3歳馬の苦境傾向をコノ馬がブチ破れるのか…それには[距離2000][内回り][良馬場(の季節)]の大阪杯は言い訳のできない=全てが判明するシチュエーションだと言えそうです(…という曖昧な結論で申し訳ないですが…)。
★アンビシャス 牡5 福永 57 栗東 音無
前走Hペース逃げで結果を出したマルターズアポージー&横綱として挑むキタサンブラックの存在によって、まともにペースが流れるG1になるのであればソロソロ一発があって良いのが大器アンビシャスだ。
コノ馬の過去一番のパフォーマンスは前受けしてキタサンブラックを交わした昨春の一戦で、また過去の追い込みでの激走歴もスロー瞬発戦よりも寧ろ平均ペース以上で流れた時の方に多い。
確かに溜めれば素晴らしい一瞬の脚を使える馬だが、だからと言って溜めなければ脚が使えないのではなくて、その時には寧ろ母父エルコンドルパサーらしいスタミナの良さも見せているワケ。
ベスト条件と言える内回り二千条件で、真っ当にG1級の底力が問われる一戦となった暁には…(あとは無駄な折り合い重視の後方策への拘りを捨てれば)コノ馬は中団追走からブッコ抜きするコトができるくらいのポテンシャルの持ち主だ。
▽サトノクラウン 牡5 Mデムー 57 美北 堀
これまで古馬になってから強さを見せたのは、昨年は極悪馬場と海外競馬の非主流と言うべき2戦で、そこに今年は京都記念で1年前の類似条件と言える実質重馬場が加わった形。
強烈な直飛節と非SSの欧州血統背景で、そもそも日本競馬で言う強い馬とは趣が異なる馬。いわゆる欧州チックな競馬か、それは日本に於ける渋化馬場での持続戦に当たるのだが、前走京都記念はその条件であった上にデムーロJに手による残り3F手前から追い出すような真っ当な持続力勝負を仕掛けてきた…それは日本競馬の王道とはズレるワケで、その適性に秀でている分の勝利だと言うべきだろう。
(良馬場になれば)今回は日本競馬のレギュラー条件でとなるのだが、大阪杯の内回り二千条件では前走の様な形の競馬はできないワケだし、そこでどの程度やれるかの疑問はどうしても残る。
―スズカデヴィアス 牡6 藤岡佑 57 栗東 橋田
前々走白富士S1着後には『昨秋金鯱賞から横山典の後方ポツンなど脚質転換3戦目で実を結んだ形。今回はまだ然程評価には及ばないパフォーマンスだったが、逃げ脚質時代にはG2路線を歩んできた馬なので、脚質転換成功で再上昇のノビシロを思えば引き続き警戒したい一頭。』と書いたが、どんどん差し馬としてのセンスと戦闘能力が向上している印象。
それでオーナー地元開催の勝負仕上げとも相俟ってここまでの健闘を果たしたのが前走金鯱賞だが、それで僅差で下したのは金鯱賞が始動戦や前哨戦だったという面々。
相対的な大阪杯への本気度や、過去の好走善戦歴が全て冬場という戦績からも、もう一歩進んだココでの再激走まではどうだろうか。
―アングライフェン 牡5 岩田 57 栗東 安田隆
今期は初戦ニューイヤーSと3戦目金鯱賞では見せ場なく沈んだが、2戦目の京都記念では強敵相手に2着まで僅差5着というプチ激走を果たした。
その背景として、稍重発表以上に悪化していた馬場状態で道悪馬場の巧拙が問われた一戦で、コノ馬の無類の道悪適性が大いに反映された結果(尚且つ他馬の自滅)だと解釈するのが妥当だろう。
コノ馬はベスト条件は渋化馬場×小回りコースだろうステゴ産駒で、もしも今回が京都記念時以上に馬場悪化ならば尚且つ小回りコースというコトで願ったり叶ったりの条件となり一考すべきかも知れないし、逆に言えば良馬場でさえあれば用無しだと言えよう。
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マルターズアポージーは大阪杯が有力視されるも、現時点では土曜のダービー卿CTとの両睨み…そのマルターズアポージーが大阪杯回避ならばの条件付きで大穴で一考したいのがコノ馬。
コノ馬は一瞬の末脚の爆発力が武器。そういうタイプの馬だからこそ、少し前までは小回り(中山)に偏ったレース起用をしていたはずで、前々走では鬼門の東京コースでも好走したワケだが、そこから中山コース替わりした前走では更に高いレベルの一瞬脚を見せて激走を果たした…それはフロック視すべきモノではなく、同質のレースならばいつでも再現可能な代物だと見るべきだろう。
もしマルターズアポージー参戦で刺激的な流れになれば持ち味発揮できずに苦戦と見ますが、それが回避となれば操縦性の高い且つ春3戦を見据えて無理はしたくないキタサンブラックの単騎逃げ主導で単調なスロー展開にもなり得るはず…その時の激走候補には短い直線での一瞬の脚の質だけならば一級品というコノ馬の出番。
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