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【高松宮記念の有力馬診断(後篇)~昨夏からの5戦4勝快進撃の裏には、全て外枠好枠ゲットで弱点封印の幸運があった=非外枠では未知数メラグラーナ~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
△レッドファルクス(デムーロ)
昨夏の同舞台CBC賞ではスローペースを大外追い込みで勝ち切った通り、そこまでスプリンターとしてのスピードに秀でているタイプではなくて、大トビから繰り出される不器用ながら衰えぬ末脚が身上という馬。
昨秋のスプリンターズSでは、右回りとスピード勝負には不安があったはずだが、(前も楽だったペースを差し切ったのは勿論強い内容だが)非Hペースの適性ペース・右回り不得手を出さないで済んだ外枠大回りのコーナリング&スムーズなレース振りなど…G1でのデムーロJらしい絶好の競馬ができたが末の勝利という印象が強い。
今回の中京1200コースは得意とする広い左回りで、距離長め適性も問われる点でもスプリント戦ではベストの条件。
もしスプリンターズS当時の力を発揮できるならば当然勝ち負けの計算になるが、問題は海外遠征後で状態がどうかの一点。
その海外遠征=香港スプリントG1戦では12着に大敗という不本意な結果で、力負けとも言えないだけにストレスも掛かる敗戦だろうしリズムを崩すような後に尾を引いてもおかしくない様な戦績に。
その疲労も残っているとのコトで早くから高松宮記念直行の方針が示されたが、それでどこまで立て直された状態で出てこられるから直前情報まで見て慎重に判断したいトコロ。
△セイウンコウセイ(幸)
前走シルクロードSは、上位馬5頭の内4頭がその前の(OP特別)淀短距離Sから輩出されたというレース。
別にその淀短距離Sが特別レベルが高かったワケではなくて、期待されたシーズン初戦の戦績上位馬が尽く自滅して、「使われてきた強みある馬が好走傾向⇔力量上位でも始動戦で本気度と仕上がる具合に劣る馬が凡走傾向」という一言で言えば凡戦になったから。
そのシルクロードS2着で証明したのは、その時の能力上位というよりも、その時に走れるデキの良さの方で・・・。
弱い馬ではなくこれから強くなる馬だと思いますが、少なくとも戦績的にはG1通用の能力までは見出せない。
△ソルヴェイグ(田辺)
そのシルクロードSでの『力量上位でも始動戦で本気度と仕上がる具合に劣る馬が凡走傾向』の筆頭が、この2人気6着に終わったソルヴェイグ。
馬体重はプラス18キロだったが、その前のスプリンターズSで輸送減マイナス10キロだったので、馬体重的には大きな問題は無かったはずだが…。
3歳馬の立場でスプリンターズS3着馬なので、本来ならば4歳高松宮記念では期待できるはずの馬なのだが・・・ただし、正直な所ではコノ馬はスプリンターらしからぬ薄手でやや胴長で路線頂点を窺う馬だとは決して見えない様な馬体をしていて、スプリント路線の頂点を極められるような素材だとは信じ切れない面もあったりする。
仮に前走が度外視すべき敗戦だったとしても、G1獲りの器なのかは疑問もある…と思ったのですが、馬体写真を見る限りでは(昨秋とは別馬の姿で)今のタイミングで一番上昇してそうな雰囲気もあるので…現時点では一発の魅力はある馬として評価に迷う一頭です。
▽シュウジ(川田)
元から距離1200ですら折り合い不安ある馬。
前々走阪神Cで距離1400を克服したのかと思いきや、前走阪急杯は同コースだったにも関わらずまるで違う折り合い自滅の姿を見せた。その阪神Cは最内枠と出遅れで折り合い重視の競馬が成功して終いに脚を使えるコトができたのに対して、阪急杯はその逆で好スタートから楽に好位に取り付いてしまったのが相違点。
過去の経緯を思えば、次が距離短縮1200のペースだから大丈夫だと言い切れる次元ではなさそう。
今回はもしかしたらわざと出遅れさせてでも相当折り合いに注力する騎乗がされるだろうが、もし阪神C同様の内枠渋化馬場の条件を引ければやや安心できるが、極端外枠を引いたりしたら再発自滅というのも考えられてしまう。
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直近好走馬と言えば阪急杯・オーシャンS組ばかりで、つまりは直近走でまともなレベルの好走をしている馬すら決して多くはないという異常事態。
それならば、少し別路線になりますが先月の距離1400重賞を好走した〇〇〇〇〇の方が寧ろおトクかも…恐らくコノ馬は真正のスプリンターで、前走は距離1400を力で克服して好走したというクチ。
その前の2走での急坂1200条件でのスピード一辺倒勝負でのパフォーマンスの方が高かった印象。
距離1400での評価微妙パフォーマンスを挟んで少々盲点人気になりそうなコノ馬が、今回距離1200で才能開花という可能性にも魅力を感じます。
▽フィエロ(内田博)
昨秋はG1マイルCSをメイチで挑む戦略的な調整を施していたはずだが、結果的には初戦スワンSから思いのほか走れずに出遅れて、本番マイルCSでも状態上がり切らずに、本調子が少し遅れてやってきた分で3戦目阪神C→4戦目京都金杯でもそれなりに走れたという経緯だろう。
ストレイトガールもラストイヤーのG1前哨戦では意外な程に凡走していたが、やはり高齢になると仕上がりに時間を要するという面もあるのか。
今シーズンは我慢の限界を迎えたオーナーサイドの要望もあってか高松宮記念からの始動となったが、やはり大目標は安田記念という目論見になるだろう。
仮に高松宮記念にも注力するとしても、これまでも叩き良化パターンを当てはめていた馬にブッツケG1でどこまで本調子に作れるのか疑問であるし、その上で上記の通り叩き良化の気が強くなってきた直近例からも、やはり今期初戦というローテでは重視し辛い一頭だと考える。
▽~△メラグラーナ(戸崎)
前走オーシャンSは輸送減りしてマイナス8キロで痩せて見えるくらいの馬体での出走で、そこから中2週ローテでもプラス馬体重で出られるのかはポイント(馬体写真を見る限りでは馬体回復の面での懸念アリ)。
最近では外枠を連続で引き当て続けたり、前走オーシャンSでも好枠中枠から外目スンナリとした競馬ができていた…近況の良さについてはそういう幸運による側面も小さくない。
外枠良績集中・内枠不振馬で、実際に連続好走する前までは他馬を気にする癖も指摘されていた馬で、その弱点が(外枠を引き続けた近走は隠されいただけで)今もあるという可能性は全然有り得る。
今回はG1で大人気でマークされる立場になるだろうが、その上で今度こそ内目の枠順を引いた暁には…全く動けないという結果になっても驚けない。
もし外枠を引くようならば扱いが難しくなるが、その前走オーシャンSにしてもOP特別級の馬をスンナリ競馬で下したというパフォーマンスで、どれ程の馬であるのかは全幅の信頼とまでは言えないが…。
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