2017年4月1日土曜日

大阪杯 2017 予想:本命12アンビシャス

阪神11R 大阪杯(GI) 芝内2000m 良、やや高速馬場想定
展開予想】 
 まずは馬場予想から。土曜の馬場を見る限り、あの段階では恐らく標準馬場ぐらいだったとみるべきかなと。外回りはそれなりに速いラップを踏んでいたがドスローでちょっと当てにしにくい。 内回りは1000万下の仲春特別がコントロールされてL3最速11.2なのでそこまでズブズブではない。これが明日は晴れるわけなので恐らく回復傾向で、後はどこまで軽くなるか。Bコース替わり初週で読みにくい面もあるがやや高速ぐらいにはなるだろうとみる。このメンバー構成なら58秒にはまず入ってくるかな。57秒はちょっと難しいかもしれないが、イメージ的に59-59ぐらいは出ると意識しておく。


 そのうえで展開予想だ。ひとまずマルターズアポジーがハナ宣言をしているのでこれが外から内に切り込んでいく形になる。キタサンブラックもこれを行かせる形での番手を狙っているのは間違いないだろうが、あまり最序盤でゆっくりしているとロードヴァンドール辺りにまで前に行かれるのはあるし、それなりには出していって抵抗しながらマルターズを行かせて途中で控えて、離れた番手で実質的にレースを支配する選択になるかなと思う。キタサンとしては番手でも良いが重要なのは自分のすぐ外のマークにロードヴァンドールを置かせることで後ろに対する緩衝材にしたいというのはあるだろうと。サトノクラウンはゲートが安定しないしこの距離なのでそこまで前を狙えるかどうか。これはミッキーロケットもそうでこの距離でゲートが安定しないのでこの2頭はちょっと読みにくい。サクラアンプルールが内の隊列を見ながら内に切り込んで中団内目、マカヒキやヤマカツエースは今回は中団ぐらいは取ってくると思うしそれを見ながら後方からアンビシャスだろう。ペースは恐らくマルターズアポジーで59秒ぐらい、キタサンが3~4馬身離れた位置で大体60秒を切るかな?という程度で実質的にレースを作って大体60-58.5ぐらいにはなるだろうと。実質で見ればかなりのスロー前後で恐らく後半の4~5F戦になる。特に今回仕掛けのポイントはサトノクラウンで、これが外から動く競馬を選択してくると思うので、これでスイッチが入ってマカヒキやヤマカツが3~4角で外から動く形になっていくと思う。


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pngワールド:大阪杯300-250
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予想
◎12アンビシャス
〇05キタサンブラック
▲06サクラアンプルール
△11マルターズアポジー
△14マカヒキ
×01ミッキーロケット13ヤマカツエース
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×

◎アンビシャス


 この大阪杯はイメージ的にはアンビシャスかマカヒキ本命かなと思っていた。ただ、先週の馬場と今週土曜の雨の影響で思ったよりは時計が掛かってきたなと。少なくとも明確な高速状態にはない。マカヒキとこの馬を比較するときに、マカヒキはダービーの様にロンスパからの2段階加速でL2最速のトップスピード地点で良さが出ているように、複合的にポテンシャルを使ってそこからもう一段のトップギアに良さがあると。半面このアンビシャスは2段階加速でも対応できる馬だが、本質的には11秒前半を終始維持し続ける競馬が得意だろうと。4速を異常なぐらいに連続できるのが魅力。なので、かなりの高速状態ならマカヒキ本命、そこまで行かずに若干時計が掛かっているという感じならアンビシャスを本命に、というなかで馬場を見て後者を取った。この馬は展望の段階で書いているから端折るけど、前走の中山記念なんかは標準ぐらいには時計も掛かっていた中で、50.3-46.2と4.1の超々スローがレースのペースバランス。この馬自身は大体51秒ぐらいの1000通過で、走破時計と逆算すれば後半5Fは56.8、しかもそれをサクラアンプルールとは違って終始3~4角でロスがあったということ。ラップ推移を見ても12.9 - 11.1 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 11.7と後半5Fに特化している。L5からミラノが暴走してL4-3で離れた番手以降がミラノに対して差を詰めていたことを考えてもこの辺りは実質的にもう少しフラットに11秒前半を続けてきていると思うし、その中であれだけのロスがありながらL1でも4馬身差を2馬身弱までは詰めてきたので推定でも11.3ぐらいでは上がってきている。この持続力は半端ないし、何より昨年の中山記念でもドゥラメンテ相手にL1の坂の上りで猛追しているように、ここでの伸びが素晴らしい。秋天なんかは3F勝負の中で内から一気に加速していい脚を使った、一気のギアチェンジで消耗した感じだとみている。なのでマカヒキには瞬間的なトップスピードで見劣ると思っているけど、今回の馬場ならそれも決定的にはなりにくい。マカヒキは高速馬場巧者の可能性が非常に高いし、こちらは今年の中山記念でもえげつない脚を最後まで見せてきている。今の馬場ならこちらの方が上に来る可能性は高いとみて、アンビシャスを本命にした。不安はダービー卿で馬場もあれだし大知でも大丈夫やろと思ったらやっぱりスローで好位外からというようなことになり得るし、鞍上福永がきっちりとこの馬の脚を出し切れるかどうか。マカヒキの後ろをマークする形で良いと思うのでその点では福永とは合うと思う。後は流れを読み取って前が仕掛けを遅らせる形になった時に対応してほしい。まあミルコもいるしキタサンを意識しないってのは流石に内回りでは難しいだろうからね。ちょっと個人的な予想はスランプなんだけど、ここはこのコンビを素直に信じたい。


〇キタサンブラック


 この馬は一昨年の有馬みたいに2段階加速になってL2で速いラップを踏む形でとなると出し抜けるけどTS持続はちょっと甘い。これは京都大賞典でも勝ち切ったが仕掛けを遅らせる形が噛み合った武豊のファイプレーでもアドマイヤデウスに迫られるぐらいだし、昨年の大阪杯でもアンビシャスに目標にされて3F特化でも差し込まれている。これができれば解消できる競馬が望ましい。なのでこの馬も土曜の馬場を見て浮上させた形になる。やはりできれば4~5Fで分散したいところだし、3~4角でしっかりと外から押し上げてくる馬に対して内からペースを引き上げて外に張らせてちょっとでもロスを作らせたい。個人的には2000はベストではないとは思っているが、それでも3歳時の皐月賞なんかでは59.2-59.0と平均ペースを上手く番手で進めて12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6のラップ推移でしっかりと一足を使って抜け出そうとした。まあドゥラメンテやリアルスティールといった強敵だったわけだし、ここではサトノクラウンを相手に楽に先着している。少なくとも明らかにステイヤー色が強いサトノクラウンよりは2000適性は高いと思うし、宝塚でも59.1-61.3という流れで消耗しながら踏ん張っているので今のこの馬の力なら対応可能だろう。馬場が読みにくい状況というのも総合力があって前目で支配できるこの馬にとってはレースも進めやすい。ミルコの仕掛けがポイントになると思うが、そこを意識しながら3角手前ぐらいからしっかりと動くイメージ、コーナーで引き上げる進路をイメージして3角に入っていって欲しいかな。


▲サクラアンプルール


 シメシメという感じ。まあアンビシャスを高く評価しているわけで、それは前走のラップ推移からも明らかだし、ヴィブロスがドバイターフを勝ったからハイレベルっていうわけでもないけど、個人的にあの競馬で差し込む競馬は難しかった。コーナリング抜群のロゴタイプもコーナーで勝負できる競馬でかなり強かったと思っているからね。その中で上手く内を立ち回ったといっても中山はそこまで緩いコーナーではないので11秒前半を連続するなら単純にコーナリングも問われているはず。それでもしっかりと置かれずついていって12.9 - 11.1 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 11.7のラップ推移でL1までしぶとく伸びて2着を確保という点でも底を見せていない。もちろんかなり嵌ったのは間違いないし、ノリの神騎乗と言っていいコース取りだったが、今回もそれを狙えなくはない。スローを決め打ってキタサンの直後を取ってしまえば、キタサンは基本3~4角で勝負していかないといけない立場でキタサンが抜けたスペースを取れれば一気にチャンスが広がってくる。コーナリングの上手さを見せてきたのは確かだと思うので、内を綺麗に立ち回り切るのは難しい阪神内回りでも中山記念同様嵌り切る可能性は十分にある。まあそれでも阪神2000だとアンビシャスの逆転を考えないといけないかなとは思うので本命には推し切れなかったかな。前走はこの馬も最内ぴたりと立ち回ったといっても5Fで56秒台を意識できる競馬をしているわけでペースの課題もなくはないが美浦Sでは一定のレベルでクリアはしてきていて、間違いなく充実期には入ってきていると思う。こういうキングカメハメハ産駒は怖いので。


△マルターズアポジー


 キタサンブラックを相手に計画的にハナを切って前受出来る唯一の馬になると思う。後半の5Fをどこまで引き上げられるかはカギになるが、前走の小倉大賞典では46.2-48.2と2秒のかなりのハイで淡々と刻み切ったのは各騎手の脳裏に焼き付けられていると。キタサンとしてもこれを追っかけすぎる意識は持ちにくいし、そうなるとこの馬としてはある程度単騎でレースを進めるだろう。前走はなかなかの時計で実際ついてきたロードヴァンドールは脚を無くさせて楽に撃破している。福島記念では逆に61.0-59.8とペースをコントロールして12.6 - 12.1 - 11.8 - 11.6 - 11.5 - 12.8と4F戦でコーナーで引き上げながらゼーヴィントの追撃をきっちり振り切っているし。スパイラルカーブで急な4角でも出し抜き気味に直線に入ってきているのでコーナリングもある程度上手いところを見せた。これなら阪神内2000でもというところはある。ただ後半勝負にとなってしまうと5Fで56秒後半~57秒前半ぐらいを意識できる馬がいるわけで、この馬場でそれを57秒半ばぐらいまでに下げたとしてもこちらも後半5Fでの限界はある。スローでリードの少ない状況は厳禁だと思うし、平均で進めて各馬がキタサンマークでキタサンがオーバーペースを嫌ってマルターズアポジーとの差を広げている状況が望ましい。そうなればチャンスは出てくるかな。


△マカヒキ


 本命候補だったのを下げたのはやっぱり馬場かな。Bコース替わりで高速馬場を想定していたのもあって本番は楽しみだなと思っていたんだが、どうも土曜を見ると微妙な感じはある。この馬のスランプの原因が何なのか?はこれと一つには決められないが考えられる有力候補として2つはあると思う。一つはトップスピードを要求されない競馬が続いていること。ニエル賞はドスローの中で差し切ったがこれは相手関係も読みにくいので良くも悪くもノーカウント。凱旋門賞は実質的に日本式で測れば3秒ぐらいの超ハイに分類され、そこで掛かりながら外から先行していってという形で脚を削がれた可能性が高い。前走の京都記念はペースはややハイだがサトノクラウンの位置なら大体1000通過が62秒なので実質はかなりのスロー。L2では伸びかけてL1は甘くなった、馬場が渋ってタフな状況下で持ち味のトップスピードが削がれて、惰性をつけきれなかった分L1で甘くなったと。もともとダービーでも超高速馬場の中で60-58のかなりのスローからの13.1 - 11.8 - 12.0 - 11.6 - 11.0 - 11.6と2段階加速でL2最速坂の上りでのギアチェンジでサトノダイヤモンドの内からスルッと伸びてきた。これがマカヒキ最大の武器。それと皐月賞では高速馬場で淀みがあったといっても58.4-59.5と1秒のハイ、この馬自身で見ても大体60-58ぐらいのバランスで入ってきている中で外々からL1で伸びてきた。12.5 - 11.5 - 12.4 - 12.2 - 11.6 - 11.8とL1が11.8の地点で4馬身差を一気に1馬身半まで詰めてきた。自身走破11秒前半は確定的なので底を見せていない。なのである程度流れても問題ない。ただどちらも明確に高速馬場出のパフォーマンスなのは事実なので、馬場が渋って少し時計が掛かっている状況になってしまうと個人的には持ち味を最大限に発揮はできないかもしれないと。その点で悩んでいたが、土曜の馬場を見てアンビシャスを上位に取った。ただ京都記念ほど重くはないので、この馬としてはここで勝負に絡んでほしい気持ちは強いけどね。追い切りも良かったと思うので。


×ミッキーロケット


 ここ数走はずっと追い切りが良いし今回もかなり良かった。こういうタイプのキングカメハメハ産駒はサクラアンプルールのところでも書いたが侮らない方が良い、というのはある。タイプ的には2000は短いと思っているんだが、今回は内枠を引いたし、その中でキタサンブラックを各馬がマークしながら3~4角で恐らくサトノクラウンなんかは動かざるを得なくなるキタサンは3~4角では早めに仕掛けて分散したいし、外に出して逃げ馬を交わしに行く必要があるので、そこのスペースは空く。そこを突いてという競馬ができればかな。ただこの馬の場合はサクラアンプルールほど器用な感じはないし、内内で立ち回って4角の鋭角地点で動けるかは一つポイントになるのと、ゲートが不安定でこの距離で先行して取り切れるかどうかかな。サクラアンプルールのノリもここは勝負を賭けてくるかもしれいない。いずれにせよポジション面でちょっと不安がある。ただ能力的に見ても第2グループにはまず入ってきていると思うので、ちょっと適性面で疑問はあるけど充実度を取って3着ヒモで。


×ヤマカツエース


 この馬のここ3走のパフォーマンスが上がってきた要因を考えるとやはりペースが落ち着いて後半特化のポテンシャル戦、或いは3走前の金鯱賞の様にTS持続で良さが出てきたというのはある。これがこの馬の復活のカギだったとすれば、やはり今回も実質スローで外から動いて脚を出し切れるという立ち位置は非常にいいと思う。なので後は現状のパフォーマンスでどこまで通用するか。ただ前走の金鯱賞は相手関係から考えると結構楽だったとは思う。個人的には中山記念の方がレベル的に2段階ぐらい上だったかなと思っているので、その辺りを踏まえてその中で強い競馬で勝ち切ってきたこの馬の評価で悩ましいところがあったけどというところ。


消サトノクラウン


 展望の段階では消す可能性が高いなとは思っていたんだけど、実際消したがちょっと悩んだ。まず追い切りが良かった。これは陣営もかなり手ごたえをつかんでいるようで、コメントを見てもかなり強気で一番いいといっていた。一番かはともかくかなり良い状態にはあるんじゃないかなと。そして少し渋ったこと。2000が短いとは思っていて、少なくとも高速馬場で58.5-59とかの競馬になると多分ついていけずに後方でそのままって感じだと思っていた。ただちょっと渋って楽にはなりそうでそこでちょっと悩んだ。それでも今の阪神の馬場なら58秒台には入ってくると思うので、どちらかは58秒台に入れないといけないと。この馬の場合皐月賞でも脚を出し切れなかった面はあるがキタサンブラックに完敗を喫しているし、過去の京都記念にしても道悪で渋って明かに時計が掛かっている中で前半ポジションを取れた。これがこの馬場で中距離馬が揃った中で先行しきれるかは疑問が大きいのと、この馬もゲート自体安定しているわけではないということもある。後ろからになるとポテンシャルはあってもアンビシャスやマカヒキといったところのように5Fで56秒後半~57秒台というところを意識できる馬相手に何処で優位性を取れるのか?という問題が出てくると。その辺りを考えると難しかったかな。天皇賞春が合うかは高速馬場だと微妙なので何ともだが、本質的にはステイヤーだと思っているし、2400は本来欲しい馬だと思う。キタサンよりも基礎スピードが足りない以上はここで狙うのは上策ではないかなと。ちょっと悩んだのはあるけど消す。




G1昇格で豪華メンバー集結だが……

キタサンブラック・マカヒキに死角あり!?

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第61回 大阪杯 (G1)

絞りに絞った◎○▲3頭

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◆勝負情報・穴情報で大きく獲った!

第47回 高松宮記念(G1)
◎レッツゴードンキ
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[穴のAランク勝負レース]
第66回スプリングS(G2)
△ウインブライト(5番人気)
◎アウトライアーズ
○プラチナヴォイス(6番人気)
馬連:1350円的中
3連複:6670円的中

第31回 フラワーC(G3)
◎ファンディーナ
△シーズララバイ(8番人気)
馬連:2370円的中

中山7日目4R
◎ナスノカンザン
△スターズインヘヴン
▲シグネットリング
馬連大本線1780円的中
3連複:4550円的中
3連単2万2850円的中

第51回 フィリーズレビュー(G2)
◎レーヌミノル
○カラクレナイ
△ゴールドケープ
馬連1点目:450円的中
3連複:2220円的中
3連単:9570円的中

第54回 弥生賞(G2)
◎カデナ
△マイスタイル
馬連:4360円的中

中山4日目3R
◎サンラファエル
◎アナザートゥルース
馬連1点公開:780円的中
3連複:9890円的中
3連単:4万6450円的中

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