2017年4月3日月曜日

桜花賞 2017 出走予定馬・プレ予想:ミスパンテール、キャリア2戦もチューリップ賞で見せた末脚は魅力…馬場とペースがカギか

2017 4/9(日)
第77回 桜花賞(GI) 阪神芝外1600m 
予想用・出走予定馬一覧
桜花賞2017の予想用・出走予定馬一覧


 7月末の新馬戦を制してから約半年のブランクを経たチューリップ賞でも強烈な末脚を発揮しリスグラシューを喰ったミスパンテールが桜花賞に出走予定。昆厩舎×四位洋文というお馴染みのコンビで社台・ノーザン勢が犇めく桜の舞台に挑むこととなる。非社台希望の星が桜舞い降りる仁川の向こう正面で上手く脚を残して、直線で鋭く切れる脚を引き出し桜の女王となるかに注目だ。


 あんまり気にしてこなかったけど、この馬だけでなくライジングリーズンも出てきた生産者の三城牧場がちょっと気になってきた。このミスパンテールは新馬戦の段階から相当強烈な競馬をしていたが、それでもこのハイレベルの3歳牝馬戦線でいきなり通用したとなると、桜花賞でももちろん怖い。叩いて上昇してくればというのと、馬場が変わるのでその辺りがこの馬にどう転ぶかは注目かな。


新馬戦 1着 9頭8枠9番
札幌芝1500m良 1:32.9 38.9-34.7 S^5
7.2 - 12.5 - 12.5 - 13.3 - 12.7 - 11.8 - 11.5 - 11.4

 まずはこの新馬戦から。この一戦自体かなり面白い競馬をしていた。ただペースは非常に遅くて、概算ではあるが大体4秒ぐらいの超々スロー。ここまで遅ければL1最速自体は別に驚かない、というところ。ただその中でのパフォーマンスが素晴らしかった。9番枠から出負けして後方からの競馬、道中は超超スローなわけで追走は楽で団子状態の後方馬群の中には入り込める。3~4角では緩やかで長いコーナーを外に出してじわっと進出、4角で追い出しながらだが中団に取り付くまで。序盤でそこからしっかりと伸びてくると、L1では2馬身半はまずある中を外から一気に強襲、鋭く突き抜けての完勝だった。レースラップのL1ではそこまででもないが、11.4の地点で2馬身半差を差しているのであれば、大体推定で10.9~11.0辺りとみていいだろうと。10秒台をこの時点で意識できている競馬、しかも札幌の洋芝でというのは流石に開幕週を差し引いてもかなり優秀である。ただし、ここでは基礎スピードが全く問われていなかったのであくまで終いだけ、という評価にはなるのだが。


チューリップ賞(GIII) 1着 12頭6枠7番
阪神芝外1600m良 1:33.5(+0.3) 46.4-46.8 M
12.4 - 10.7 - 11.1 - 12.2 - 12.2 - 11.4 - 11.3 - 11.9

 前走のチューリップ賞は流石にこの時期で半年明けというのはなかなか狙いづらいところはあったかもと。ただ追い切りが良かったのもあるし、新馬戦も内容が良かった。狙えたのは狙えたが、実際終わってみてペースが上がった中でこの脚を引き出してきたという点で驚かされたし、色々と面白い競馬だったなと思う。ペースは平均だが中盤少し緩んだ。その中でのL2最速トップスピード面もある程度、というところ。7番枠からやや出負け、そこから無理はせずに後方で進めていく。リスグラシューの直後を取って上手くマークしながら3角。3角でリスグラシューが外からじわっと動いていくという中でその内を通して我慢、4角でも一頭分打ちで我慢して仕掛けを待って直線。序盤で先にリスグラシューに前に行かせてから外に出してという進路どりで少し置かれる。ただそこからの伸びは素晴らしくL1で中団から一気に2列目を切り裂きリスグラシューを喰った。2着ではあったがこの末脚は見所があったし、L1の伸びも3馬身半ぐらいあったところを2馬身までは詰めてきた。まあもちろんソウルスターリングには完敗を喫したけども、リスグラシュー相手に強い競馬で2着を確保したのは大きいし、第2グループにまで上がってきたなという印象を植え付けられた。まあ細かく言えばリスグラシューが4角から勝負に行く中で一頭分内を通して仕掛けを待てたのがL1の伸びに繋がっているのもあるし、長期休養明けではあるがこちらは権利が必須な状況。リスグラシューは桜花賞からもしかしたらオークスまで見据えての仕上げの可能性も高いと。この馬自身もここを叩いて伸びしろはあると思うが、リスグラシューも次に上げてくる可能性はあるので、まだ何とも言い難い。ゲートはちょっとマシになっていたけど上手くはなかった、というところかな。TS持続は良いものを見せた、基礎スピード面を詰めた、という点は高く評価したい。


2017桜花賞に向けての展望

 もちろん上積みがあるかどうかがポイントになる。常識的に考えれば長期休養明けを叩いて2戦目で上げてくると見るべきだと思うが、そこを決めつけるのは個人的には良くないかな。血統的に見ても桜花賞を第一目標に、というところだろうと思うしチューリップ賞の段階である程度は仕上げてきていただろうと。そこからの伸びしろに関しては直前追い切りをしっかりとみて判断したい。前走でも追い切り気配はかなり良かったので。パフォーマンス的に見るとTS持続は高いレベルにあるし、前走チューリップ賞である程度のペースから引き出してきた、例年の桜花賞のレベルで考えれば十分勝ち負けできるだけのラストの伸びだったかな。ただ相手がソウルスターリング、アドマイヤミヤビと強敵がずらり。現時点では評価はできても第2グループまで、2強相手には足りないかなと思っている。なので連下か3着ヒモか、というところで他と比較して判断したいというところ。それと、前走でもある程度基礎スピードを詰めてきてはいるんだが、それでもこの馬で考えれば上がりから逆算しても1000通過は59.8、3-3Fでも36.3-33.7なのでかなりゆったり入れている。仮に馬場が悪化した状況で46秒のペースになると追走に脚を削がれるリスクはチューリップ賞よりも大きくなると思うので、その辺りもアエロリット辺りと比較して前半要素をどう取っていくか?というのも出てくる。2番手グループの取捨が重要になると思うが、個人的には後半の末脚を引き出せる条件が理想だと思うので、馬場が少し重くなってきていてペースも落ちない、というパターンはあまり歓迎できないかなと感じている。なんにせよ2戦しかしていないので未知数の度合いで言えば一番だし、振れ幅が大きい分だけ馬券の取捨においては一番重要な一頭といえる。直前まで悩み抜きたい。




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