2017年6月22日木曜日

宝塚記念 展望

おはようございます。個人的なことであれですが、昨日は結婚記念日でして。妻と食事をしながら、「ああだったね、こうだったね」と、お酒を飲みながら、昔話をしていました。そして、お酒が入ったことで寝落ち…。歳をとったせいか、平日にお酒を飲むと急激に眠くなるんですよね。その後、ものすごい勢いで妻に起こされて、壁を見ると、大きいクモがいるではありませんか。虫嫌いの妻に「追い出して!」と言われ、寝ぼけながらクモを追い出すことになりましたが、結果、逃げられて終了。クモの影におびえながら、再び寝るという、なんとも言えない記念日となりました。

もう一つの話題は藤井四段の歴代タイ記録28連勝達成について。メディアでも大きく取り上げられていますので、ここをあえて取り上げることもないんですが、将棋好きの視点から少し。将棋のプロ棋士は現在、160名ほどいまして、名人位を争う順位戦のクラスによって、ランク付けがされています。毎年、プロ棋士になれるのは4名と狭き門なんですが、当然、新人となれば、一番下のクラスに入ります。ただ、新人=160位かと言われると、それは全く別で、実際のところ、新人の時点で、実力的には80~100位くらいにあると考えてよいです。また、デビュー仕立ての頃は、段位が近い四段棋士や、クラスの低いベテラン棋士、アマチュアと戦うことが多く、言うなれば、星を稼ぎやすい状況にあります。ゆえに、少しの連勝であれば、「相手がそれほど強くないから」と思われて、そこまで大きく取り上げられることはありません。年間6割越えの勝率もざらで、7割越えると、優秀な新人棋士という感じになります。

藤井四段の場合も、当初は組み合わせが良かったことで、連勝をしても、そこまでは取り上げられませんでした。ただ、10連勝をしたあたりから徐々にメディアでも取り上げられるようになりました。新人だと、予選トーナメントが主なので、勝ちあがると、相手も強くなっていきます。ちなみに、昨日対戦した澤田六段は、160名の棋士をレーディングなどでランク付けしたとすれば、25~35位あたりの棋士。藤井四段の28連勝中の相手で言えば、千田六段、近藤五段も、そのあたりの棋士だと思います。つまり、まだトップ20とは対戦していないことになります。では、トップ20と当たるのはいつか。近いところで当たりそうなのは、次の王将戦一次予選。こちらは山崎八段と菅井七段の勝者と当たります。山崎八段は昨年の叡王戦優勝者で、菅井七段は7月から始まる王位戦で、羽生王位に挑戦する有望若手棋士です。どちらと当たることになっても、見ごたえのある一戦になるのは間違いないですし、私の中で、いよいよトップ20との対戦!という気持ちです。

<竜王戦決勝トーナメント>
竜王戦トーナメント


















ちなみに、藤井四段の次局は竜王戦決勝トーナメントでの増田四段戦。増田四段も若手の強豪ですし、その次の佐々木勇気五段は25~35位レベルの棋士、そして、その次の阿久津八段はトップ20の棋士と言った感じ。なお、3連勝すると、いよいよタイトルホルダーの久保利明王将との対局になります。もし、そうなったら、いやが上でも盛り上がりますね。賞金の話でいえば、久保利明王将と対戦するとなれば、その時点で、300万の対局料が入ってきます。「竜王戦ドリーム」と呼ばれる所以ですね。最後に、羽生三冠との最短の対局かいつかですが、現時点では竜王戦挑戦者決定3番勝負で、そのためには、久保利明王将に勝ち、その後の松尾八段に勝つのが絶対条件となります。今後も、藤井四段の活躍に注目です!

それでは本題へ。こちらは競馬の上半期の大一番、今週行われる宝塚記念を見ていくことにしましょう!

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