2017年6月17日土曜日

折り合いに進展のあったシュウジ、状態面にケチはつかないセイウンコウセイ【函館SS追い切り診断】

続いて函館スプリントSを見ていこう。

イッテツは、全体的に硬くてバランスの悪い走り。ちょっとイマイチだね。

エイシンブルズアイは、体は使えていたいし力強さも上々。ただ、個人的にダートの方が合いそうな走りに見えるね。

エポワスは、力強さはあるけど頭が高くてクビを使えていない。全体としてはちょっとイマイチかな。

キングハートは、クビの使いはイマイチなんだけど、脚の伸ばし方がすごくよかった。この馬なりに状態面は良さそうだね。

クリスマスは、クビが高いし体の使いも悪い。それにトモのケリにも力強さがないかな。

シュウジは、普段はハミを噛むようなところがあるんだけど、今回は大作(松田大作騎手)が乗って折り合いはついていたし、追われてからの反応も上々だった。久々にいい頃の状態にあるようだね。

ジューヌエコールは、体やクビは使えているし、気分良さそうに走れているのは好感が持てる。ただ個人的に、短距離向きのタイプには見えないんだよな…。

セイウンコウセイは、頭は高いなりにクビを使えているし、力強さも十分あった。まずまず順調といったところだね。

ノボバカラは、軽めの調教だけど体やクビの使いは良かったし、気分良くゆったり走れているのはいい。ただ、芝が合うタイプにはちょっと見えないけどね…。

ブランボヌールは、道中かかり気味だったんだけど、体やクビの使いは上々。それに力強さもあったかな。

ホッコーサラスターは、クビの使いがイマイチで力強さにも欠ける。

ラインハートは、トモのケリはいいものの、前脚がそれに追いついていない感じ。全体としてはバランスがちょっとイマイチかな。

レヴァンテライオンは、頭が高いなりに体は使えていて、追われてからの反応も良かった。ただこの馬もジューヌエコールと一緒で、カツカツした走りのスプリンタータイプではないように見えるね。

一番良く見えたのはジューヌエコールだけど、短距離向きでないという点では一枚割引。あとはセイウンコウセイ、シュウジ、ブランボヌール、キングハートあたりだね。


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