2017年10月30日月曜日

アルゼンチン共和国杯 2017 出走予定馬:スワーヴリチャード、菊花賞回避で状態面がカギ…勝負所でスッと動けるのは魅力

日程:2017年11月5日(土)
第55回 アルゼンチン共和国杯(GII) 東京2500m
予想用・出走予定馬一覧
アルゼンチン共和国杯2017の予想用・出走予定馬一覧

 日本ダービーで2着と力を示しながらも菊花賞には向かわずにアルゼンチン共和国杯に出走予定なのがスワーヴリチャードだ。ダービー後の回復に時間をかけてしまったようで、それゆえに今回ポイントとなりそうなのはしっかりと状態面を上げてきているかが挙げられる。もちろん3歳世代牡馬の実力がいかほどのものか、そろそろ古馬相手に結果を出したい。その先陣を行くことができるか。


 タイプ的には瞬間的なギアチェンジが売りなのは確かだと思っていて、ダービーでも追いかけるところまでは良かったがL1はちょっと甘くなった。しんどくなってもなかなか手前を換えない馬で、末脚の絶対量があるタイプではないのであまり後ろ過ぎると届かないと思う。今回は枠に左右されるかもしれない。特に良馬場ならそう感じる。


日本ダービー(GI) 2着 18頭2枠4番
東京芝2400m良 2:27.0(+0.1) 63.2-59.1 S^4
13.0 - 11.2 - 12.9 - 12.8 - 13.3 - 12.5 - 12.1 - 12.6 - 12.7 - 11.5 - 10.9 - 11.4

 前走の日本ダービーから振り返っていきたい。皐月賞でも善戦したかなとは思っているんだが、ダービーでギアチェンジ適性をしっかりと見せてきたと。ペースは4秒で超超スロー、ラップ推移的に見ても極端に遅く4角のL4の地点でも12.7とかなり遅い。ここから直線で一気に加速して最速10.9まで持って行くギアチェンジをかなり高いレベルで問われたと。


 4番枠からやや出負けしたがそこからリカバーしつつ上手く好位内目を確保していく。道中もドスローの流れの中で好位の内内で我慢している展開、外からレイデオロが上がって行ったタイミングでもポジションを落とさずに3角に。3~4角でも3列目の中目から外に誘導して前を向いて4角で直線。序盤で接触があったが外に持ち出しスッと反応してここで伸びる。L2の最速地点で一旦はレイデオロに並びかけようとするのだがL1で甘くなっての2着だった。


 加速段階での性能の高さは間違いないところを見せ、直線で外に出して進路確保してからの反応、伸びという点ではレイデオロより上だったと思う。しかし、レイデオロとの比較でみるとL1の踏ん張りが足りなかった。この辺りが手前をなかなか換えないというところで影響があるのかなと感じる。この馬は本当に瞬間的な反応、キレは世代でもトップレベルにあると思うんだが、それを維持できないのが悩ましいところだ。


皐月賞(GI) 6着 18頭1枠2番
中山芝内2000m良 1:58.2(+0.4) 59.0-58.8 M
12.1 - 10.8 - 12.2 - 11.7 - 12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7

 2走前の皐月賞ではいまいち良さが出なかった。ただ個人的には思ったよりも善戦したかなという感じではあるかな。手前の問題で右回りが?とも言われていたが、それを抜いて考えるとして全体のペースが平均で流れていたことと、L3最速タイで分散する形になっているのでこの馬の持ち味である瞬間的なギアチェンジはあまり問われなかった。


 2番枠から好発を切ってそこからじわっと進めながら2列目だが、流石に前過ぎるとみたかそこから抑えながらコントロールして中団の中目で進めていく。道中も中弛みで団子状態になった中で中団の中目で3角。3~4角ではファンディーナが早めに動く選択を取ったことで4角では速いラップを踏む中で中団の外から促されつつも置かれて直線。序盤で外からジリジリとは伸びてくるが反応が微妙。L1までジリジリとは来ていたが及ばずの6着だった。


 確かに4角出口辺りでも首を少し横に振っていたり、少し跳ね上がるような感じでスムーズに走れていないのかなというところもあった。単純にコーナリングがあまり得意ではないのかもしれないがここで置かれてしまったのが一つ。それと直線に入ってからも右手前のままで結局最後まで換えることが無かった。ジリジリとは来ていたが、ラストでの減速でなかなか踏ん張り切れないのはこの辺りの影響かなと。ただ、収穫もあった。ペースが上がった中でしっかりと最低限のパフォーマンスは見せられたのは大きい。


共同通信杯(GIII) 1着 11頭1枠1番
東京芝1800m良 1:47.5 48.3-46.9 S^1
12.6 - 11.6 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 11.7

 この共同通信杯がこの馬の適性をもろに魅せていたかなと。ペースは1.4でスロー、ラップ推移的には極端ではないが12.2-11.6-11.4と直線半ばまで加速していくという流れ。


 1番枠からやや出負けして内枠を利して上手くリカバーして3列目のポケットでは進めていく。3~4角でもペースが遅い流れで3列目の内内から4角で中目のスペースをついて2列目に上げて直線。序盤で捌いてから軽く促されるだけで先頭列を視野に、L2でスッと抜け出してL1まで楽、という内容だった。


 ここでは最後まで踏ん張っているが、2着がこの馬以上に一瞬しか脚のないエトルディーニュだったというのもある。ただギアチェンジに関してだけなら3歳世代のトップレベル相手でも通用していた馬なので、これを加速段階で捕えているのは高く評価できる。本仕掛けを待って軽く促しながら入れたのも最後まで踏ん張れた要因かなというところで、いずれにせよ加速段階で鋭く反応できるのが魅力。TS持続が甘いのは2歳時に東スポ杯でブレスジャーニーに差し込まれているという点でも恐らく確かだろう。


2017アルゼンチン共和国杯に向けての展望

 タイプ的にはギアチェンジ型になるので、東京2500自体は噛み合えば面白い。意外と仕掛けどころが遅くなりやすいので。ただ、3つほど不安材料がある。ひとつはゲートが安定しないこと。ダービー、共同通信杯では出負け、過去のレースを見てもスタートは基本的には良くないし、皐月賞はポンと出ていてこれができればチャンスだが…というところ。2つ目は世代レベルかなと。今のところまだ牡馬のクラシック戦線の上位がなかなか苦戦している感じがある。この馬自身も瞬間的な切れ味は魅力だがL1の甘さ、手前の問題を克服してこないと…というのはこのレベルでは出てくるかな。最後にやはり状態面。菊花賞でもチャンスがあるタイプだったと思うし、それができない状況だったことを考えると不安があるというのは間違いないと思う。できれば内枠が欲しいし、多少出負けしてもリカバーできる位置が欲しい。使える脚が短いタイプはやはりできるだけ本仕掛けを待ちたいわけで、しかも府中だと動き出しの段階で早めに押し上げていくというのは難しい。後ろから直線勝負でとなると正直分が悪いんじゃないかなと。その辺を考えながらかな。アルバートと同じような位置ではちょっと厳しいだろう。今回は相手関係には結構恵まれているかなとは思っているが、ひとまず物差しとなるプレストウィックを相手にどこまでやれるか注目したい。馬券的にはあまり積極的には狙いたくないが、内枠を引けば連下まで考えたいというところかな。ミルコはエイシンフラッシュで秋天を勝ってはいるけど、あまりギアチェンジ型でジッとしてスッと抜け出すってイメージの騎手ではないからこの乗り替わりがどう影響するかだね。

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昨年の勝ち馬シュヴァルグランはジャパンC3着、天皇賞・春2着、1昨年の勝ち馬ゴールドアクターは有馬記念1着、宝塚記念2着とアルゼンチン共和国杯をステップにGI競走で主力となっている。

過去10年、人気馬は、1人気[2.1.1.6]、2人気[4.2.0.4]、3人気[2.1.4.3]の成績で4勝を挙げている2人気馬の活躍が目立つ。平均配当では、馬連3450円、3連複1万9800円、3連単13万2060円と3連系で高配当が出ている。近年では大荒れ傾向はないが、09年には11人気ミヤビランベリが1着、10人気ヒカルカザブエが3着で92万馬券が出ているように荒れるハンデ重賞でもある。


今年のメンバーで注目なのがダービー2着馬スワーヴリチャード(牡3)が参戦することだろう。菊花賞に間に合わず、アルゼンチン共和国杯から復帰するが、鞍上にはM.デムーロを確保しており始動戦が注目される。86年以降の3歳馬では94年マチカネアレグロ、97年タイキエルドラドの2頭のみが勝利している。古馬との対戦では苦戦しているが、今年は果たして!?

3歳馬の連対

94年 マチカネアレグロ 1着
97年 タイキエルドラド 1着
97年 スノーエンデバー 2着
01年 ハッピールック  2着
03年 ナチュラルナイン 2着
04年 テンジンムサシ  2着


前走出走のレースではオールカマー組みが5連対(2勝)、条件戦が7連対(4勝)、オープン組み2連対(2勝)、宝塚記念組み2連対(1勝)、札幌記念組み1連対となっている。条件戦からの出走馬が4勝しており、重賞実績馬より、勢いのある馬が結果を出しており、夏場によく言われている『格より調子』が重要視されるハンデ重賞でもある。また、ここ10年で1人気が勝利したのは15年ゴールドアクター、10年トーセンジョーダンの2頭のみ。ゴールドアクターは1000万→1600万を連勝、トーセンジョーダンは1600万→オープンを連勝しており2頭の共通点には連勝中の勢いがあった。

昨年のアルゼンチン共和国杯は4人気◎アルバートから○シュヴァルグラン馬連1点目1110円、3連複1690円、3連単8290円パーフェクト的中!1昨年も◎ゴールドアクターから馬連1460円、3連複3990円、3連単1万4570円パーフェクト的中!14年も◎フェームゲームから馬連1510円、3連複3310円、3連単1万4480円パーフェクト的中、12年も◎ルルーシュから馬連1060円、3連複3130円、3連単1万2740円パーフェクト的中とここ5年で4度的中!只今3年連続的中しているようにドル箱重賞でもある。今年も裏付けが取れた勝負ネタを極秘入手済!

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