2017年10月30日月曜日

みやこステークス 2017 出走予定馬:モルトベーネ、末脚は一級品も…ハイペース適性微妙にシリウスSが負けすぎなのも…

日程:2017年11月5日(日)
第8回 みやこステークス(GIII) 京都ダ1800m
予想用・出走予定馬一覧
みやこステークス2017の予想用ラップデータ

 今年はアンタレスステークスを制して嬉しい重賞初制覇を果たしたモルトベーネがみやこステークスに出走予定だ。秋初戦となったシリウスステークスでは57.5kgを背負っていたとはいえまさかの大敗を喫した。そこから立て直してこれたかどうか、3歳勢の強敵も参戦する中で古馬の意地を見せ汚名返上と行きたいところだ。


 こちらはテイエムジンソクとは逆で前半はゆったり入れる条件の方が合っているだろうと思う。平均までなら何とかという感じだが、ハイペースまで行くと疑問かな。ポテンシャルは確かなものを持っているし、速度的にも最速ラップで動けたりと良いものを持っている。後半勝負なら


アンタレスS(GIII) 1着 16頭5枠10番
阪神ダ1800m良 1:51.5 48.8-48.7 M
12.5 - 10.8 - 13.0 - 12.5 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.5

 まずは2走前のアンタレスS勝ちから。阪神1800でペースバランスはちょうど平均、ラップ推移的に見ても1~2角で緩んでそこからじわっと加速しつつのL2最速戦となっている。


 10番枠から5分に出てそこからじわっと促しつつ先行集団の一角から下げて好位、という感じで進めていく。道中も好位列で少し掛かり気味ながらも抑えて進めて3角。3~4角では2列目の真ん中で仕掛けを待ちつつ直線。序盤で進路が狭いところ、内に切り込もうとしたがモンドクラッセが寄れてきて立て直し再度中目。そのロスがあったがそれでもL1でしぶとく抜け出して後続を寄せ付けずの完勝だった。


 この一戦はかなり強かったなという印象で、確かに3~4角ではロスも小さかったがそれでも進路確保が上手くいかなかった中で窮屈になって外の馬に一旦前に出られてもしぶとく伸びてきて後はメンバー中でもトップレベルの脚をL1で使っていると。差を広げてのものなので素直に完勝とみていいと思う。それと、内内で包まれてもしっかりと脚を出し切れる、キックバックを受けてもいいというのはダート路線では重要なので、そこもプラス材料かな。


シリウスS(GIII) 11着 16頭2枠3番
阪神ダ2000m良 2:05.1(+1.2) 61.6-62.3 M
12.8 - 11.3 - 11.5 - 13.5 - 12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 12.5 - 13.2

 ただし、秋初戦のシリウスSでは思った以上に完敗を喫してしまった。ペースは平均ではあるが0.7でややハイに肉薄するレベルではある。それと阪神2000は芝スタートなので前半は速くなりやすく、入りの3Fは35.6とそこそこは流れていた中で先行したのも個人的には噛み合わなかった要因かなと。


 3番枠から五分に出てそこから掛かり気味になりつつコントロールしているが好位の一角で少し窮屈な感じで入っていく。2角過ぎの中弛みからの再加速で既に手が動いている感じで手ごたえは微妙。3~4角でも促しながら最内を立ち回って何とか食らいついて直線で外。ただそこからの伸びはなくあっさり下がってしまって最後まで良いところなくの11着惨敗だった。


 もちろん展開面以外に状態面で問題があった可能性も高い。平均ペースでは収まっているのでここまで崩れてしまったのは不満だし、2角過ぎで促しながらになっていたのもちょっと物足りない面はある。ただ、前半3Fだけ見ればハロン12を切っているわけでこの区間は速かった。その流れに掛かりながら入ってしまったというのも敗因としてはあるかもしれないと。名古屋大賞典も詳しいラップは分からないが、恐らく結構なハイペースになっているがそこで全く良さが出ていなかった。


アルデバランS(OP) 1着 12頭7枠10番
京都ダ1900m重 1:57.7 49.2-49.3 M
7.1 - 11.1 - 11.7 - 12.9 - 12.8 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 12.0 - 12.4

 4走前のアルデバランSではピオネロやメイショウウタゲといったところを撃破しているし、このレースは結構レベルが高かったとは思っている。ペースは綺麗な平均ペースだが京都1900らしく中盤で少し緩んでいて12秒台後半を続けてからの後半はL2最速戦。全体で流れたことで仕掛けの意識が低くなったレースと言っていいだろう。


 10番枠から五分には出たかなというところ、そこからじわっと楽に先行しつつ2列目あたりで進めていく。ただ向こう正面でマイネルバイカが少し離して逃げている中で好位の外目というところで前半はあまり無理せず、中弛みで息も入って3角に入る。3~4角では2列目の外から並びかけてくる形で先頭列に近い位置で直線。序盤で底から最速地点でスッと前に出てくる。L1で迫ってくるマイネルクロップを寄せ付けずの完勝だった。


 前半で無理をせずにしっかりと後半勝負に持ち込めれば強いし、要所の一足も鋭い。マイネルクロップは評価が難しい馬だが京都では前にえげつない勝ち方をしている馬で道悪が噛み合っていた感はある。それでも3着ピオネロも平均からの一足というこの展開なら強敵だったと思うし、こういう競馬なら一枚上だろうと。もともと東海Sのレベルが高いと思っていたので、あの流れで内から器用に差し込んできた段階で平均~スローならかなりやれるんじゃないかとは思っていたのはある。


2017みやこステークスに向けての展望

 ペースが重要なこの馬にとって目の上のたん瘤となりそうなのがやはりテイエムジンソクの存在だろう。ハイペースで基礎スピードを活かしたいテイエムに対して、こちらは前半できるだけ無理せず入りたい。ゲートはまずまず上手いし前目で勝負することが多いこの馬だが、ペース次第によってはいつもより後ろから、というのも選択肢としてはいれた方が良いかもしれない。内内で前に壁を置く形でキックバックを受けても問題ないタイプ(東海S・アンタレスS)だし、できるだけ前半は無理なくロスなく入りたいところ。対テイエムだけ考えれば恐らく道悪の方が良い。花のみちSでメイショウに勝った時が中弛みでペースが落ち着いてのL2最速戦、ここでスッと抜け出してラストまで踏ん張っているし、テイエムはエルムSでも上げ切れる感じではなかったので道悪での平均ペースで一息入っての一足、というパターンならこちらの方がチャンスは出てくるとみている。ただ、良馬場で良馬場で48-50とかのバランスになると崩れることも考えないといけない。それと、前走のシリウスSは確かに展開面で少ししんどい面もあったと思うが、それでも負けすぎなのは気になる。状態面でどうか?というのも気をつけたいところかな。現時点ではテイエムがペースを作る形なら狙いづらいので、消すことも視野に入れつつ天気次第で評価を上げたいところかな。重馬場で内枠を引けば怖さは大いにある。



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