2017年11月4日土曜日

【アルゼンチン共和国杯追い切り診断】掛かり気味のスワーヴ、セダブリは久々と距離克服がカギ

続いて、アルゼンチン共和国杯だね。

アルバートは、頭が高くて、アゴを前に出しながら走っているのは気に入らないね。乗り手に反抗しているとかじゃなくて、どこか苦しいところがあるのかもしれないよ。

カムフィーは、脚の出し方がイマイチ。前に伸びないで、下に叩きつけるような走りなんだよ。いずれにしても、褒められる動きじゃなかったな。

カレンミロティックは、上に上に行くような走り。硬さがあって、伸びという点でも物足りないね。

スワーヴリチャードは、頭は高いけど、体、首は使えているし、動きに力強さもある。ただ、掛かり気味だったから、あとは久々で2500mを乗り切れるかがカギになりそうだね。

セダブリランテスも、掛かり気味だったのが気になるくらいで、体、首を使って力強い動きができていたよ。この馬も久々で2500mを乗り切れるかがカギ。ましてや一気の延長、初めての距離になるだけに、余計にその辺がカギになるだろう。

ソールインパクトは、脚を伸ばして走れていても、首がうまく使えていない。競馬でも手応えほど伸びなくて、ワンパンチ足りない成績続きなのにも納得がいくな…。

デニムアンドルビーは、体、首を使えているし、脚の伸ばし方も良かったよ。久々にいい動きをしていたから、今回あたりは変わるかもしれないよ。

トウシンモンステラは、体は使えているんだけど、追われてからの伸びがイマイチ。

トルークマクトは、頭が高くて、反応も鈍いんだけど、体は使えている。この馬なりに順調に来ているんじゃないかな。

ハッピーモーメントは、体、首の使いが良くて、特に脚の伸びがすごく良くなっている。最近の成績は冴えないけど、一発あるかもしれないね。

ヒットザターゲットは、硬さがあって、トモが開くのも相変わらず。まぁ、こんな動きでも走っちゃうこともあるし、この手薄なメンバーなら一発あっても驚けない怖さはあるけど…。常識的に考えたら厳しいだろうけどなぁ。

プレストウィックは、体、首の使い、脚の伸ばし方もいいんだけど、重い走りをするんだよなぁ。長距離自体は合っていても、良馬場でスピード、切れ味勝負になったら厳しそう。この馬向きの馬場になれば…といったところだろう。

マイネルサージュは、体、首の使いがイマイチで、力強さという点でも物足りない。

レコンダイトは、力強さという点では物足りないけど、体の使い、脚の伸ばし方は良かったよ。

サラトガスピリット、シホウの動きは見ることができなかった。


良く見えたのは、スワーヴリチャード、セダブリランテス、デニムアンドルビー、ハッピーモーメント、プレストウィック、レコンダイト。6頭を挙げておくよ。


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