日程:2017年11月3日(金・祝)
発走予定:17:10
第17回 JBCクラシック(JpnI) 大井ダ2000m
出走予定馬・枠順
ミスター漁夫の利…誰かが前でやり合えば必ずこの馬が伸びてくる、最後の直線の伸びが魅力のサウンドトゥルーがJBCクラシックに出走予定だ。ただ、今年はコパノリッキー不在、ホッコータルマエ引退、クリソライト不在と前でやり合う馬たちが姿を消した。それでもこの馬の末脚を武器に直線にすべてを賭ける競馬となるか。
東京大賞典にせよ、昨年のチャンピオンズCにせよ…まあここまで嵌るかというぐらいに噛み合うときにズドンと勝ち切れる。個性派だなとは思うし、前走の日本テレビ盃でも強い2着だけど、このレベルでまともにとなると微妙なライン。大井だと3~4角から直線での加速になりやすいし、東京大賞典を勝ち切った時みたいにタルマエやリッキーが向こう正面からゴリゴリにとなれば加速度も問われにくいが、そうでなければ帝王賞や川崎記念みたいな感じになりかねんかな。もちろん圏内までならチャンスは大いにあると思うが勝ち切れるかは展開次第…でも結構嵌るから競馬は難しい。
●チャンピオンズC(GI) 1着 15頭5枠8番
中京ダ1800m 1:50.1 48.8-49.5 M
12.7 - 10.7 - 12.9 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.4 - 12.3 - 13.0
まずは何といっても昨年のチャンピオンズCだろう。これこそまさにこの馬の真骨頂で、嵌った時のポテンシャルズドンである。このレースはややハイ寄りの平均ではあるのだが、前半は決して速くなくて12秒台半ばまででまとめている。これも上がり4Fが遅いのでややハイバランスになっているがその要因は前半ではなく仕掛けが早かったことが大きい。3角手前の段階で11.8と最速タイとなっていて、そこから3角も速いラップをキープ、4角で既に結構減速している。展開面で見た時に、3角でどこを通したかは結構重用だったと思う。
8番枠から五分には出ていたのだが行き脚がつかずに後方に下がってしまうという形。諦めて前半は後方内内で我慢の展開。ただし、好位内にいたアウォーディーが外に出して、またラニが向こう正面から上がって行ったことで3角手前には前もペースアップ。その結果内に結構なスペースが空いていて最内でスムーズに回せるという神風が吹く。直線まで完璧に立ち回って直線に入ってもスペースががら空き、外に持ち出して最後はL113.0という消耗戦の中でバテ差しを決め込んだ。
競馬ゲーム的にスキルがあるならバテ差し鬼Lv5(前がやり合えばL1の末脚50%増)をつけてあげたいぐらい。とにかく前が落ちれば必ず伸びる。前半の追走力はないんだがハイペースも問題ないしポテンシャルは屈指で必ず伸びてくる。今回みたいに前が向こう正面ぐらいからやりあって3~4角でペースが上がってスペースが生まれると不器用でも対応できるし、何せ中京は3~4角が下りだから勢いもつきやすい。その勢いを削がずに外まで持って行けるぐらい直線入りでのスペースの広がり方も含めすべてが噛み合った。この馬が勝つときは全てが噛み合うことが多いし、だから低評価をしがちなんだがそのすべてが噛み合う率が結構高いのが難儀なところ…。例えば2年前の日本テレビ盃なんかコパノもクリソライトも馬鹿みたいに競り合ってこの馬のために競馬してんじゃないかとこちらが勘繰ってしまうぐらい見事にバテ差しズドン。油断できないやつなのである。
●帝王賞(JpnI) 4着 16頭8枠15番
大井ダ2000m重 2:05.4(+1.0) 62.1-62.3 M
12.6 - 11.6 - 12.5 - 12.8 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.6 - 12.2 - 12.8
ただし、噛み合わなければ最上位相手には結構苦戦している。まず2走前の帝王賞だが、重馬場で全体のペースは平均だが微妙にコントロールされていて、L2最速と向こう正面での加速もさほどでもなく、ラップの上では割と流れたことで全体の仕掛けの意識がぼやけたレースになったかなという感じ。かといって消耗するほど流れていない、上手くバランスの取れたレースになった。
15番枠から五分のスタート、そこから無理はせずに中団の外目でまずは様子を見ていく。向こう正面でも平均ペースの流れの中でゴールドドリームの後ろでマークするような形で進めているが外からアポロケンタッキーに被されて3角では好位列の中目で進める形。3~4角で置かれながらの競馬になって直線。序盤で中目からジリッと反応するがいまいちでケイティブレイブに突き抜けられる。L1でもジリジリと伸びてくるがアウォーディーとの差もなかなか詰まらずの4着完敗だった。
この馬の場合恐らくだが中途半端が良くなくて、ここは全てが中途半端だったと思う。まずペースも速いわけでもない、かといって仕掛けも速いわけでもない、そこで自身で動いたわけでもない、急コーナーで内目を立ち回って置かれてしまった、直線入りでは前も加速するラップで内目で少し反応で足りなかった。この辺を踏まえても勢いをつけて惰性でというタイプだし、同じ内を立ち回る形でもチャンピオンズCみたいに中京で3~4角下り、コーナー地点でも400m弱はある中で3角に入る段階で既にスピードに乗ってしまっている状況なら対応できたと思うが大井ではそうはいかなかった感じ。東京大賞典を勝った時も向こう正面の段階でハッキリとペースが上がっていたのはある。この馬の場合直線でもある程度加速はできるが反応があまりいい方ではないし、それは今年の川崎記念でも見せている。本質的に再加速が問われやすい急コーナー向きの馬ではないというイメージかな。そこまで崩れないのは流石だけどね。
●日本テレビ盃(JpnII) 2着 11頭2枠2番
船橋ダ1800m稍 1:52.9(+0.1) 49.2-50.3 H^1
12.1 - 11.3 - 12.5 - 13.3 - 13.4 - 12.9 - 12.4 - 12.5 - 12.5
個人的には前走の日本テレビ盃で勝ち切れなかったのは不満かな。まあ休み明けなのでそこまで気にしなくても良いとは思っているけど、少なくとも帝王賞よりは嵌っていたと思う。ペースはややハイ、向こう正面で少し緩んだのはあるがL3最速ではあり各馬が3~4角から動いていたのと船橋はスパイラルカーブでコーナーでの減速が起こりにくいのでそこで届かなかったというのはこの馬の適性を考えると少し不満がある。ただ、3角でもまたチャンピオンズCのイメージで内内で我慢していて待たされて4角で動かそうとしたがここで動けずという感じだったし騎乗にも不満はある。叩き台として悪くはない、という感じなのかなと。
2番枠からやや出負けして無理はせずに下げて単独で中団から入っていく。1~2角から向こう正面で少し緩んでという中でしっかりと2列目の内目に取り付いて3角に入っていく。3角最速という流れの中で内内で我慢という形、4角で外から勢いに乗せようとするがここで少し置かれる。L1は流石の伸びもアポロケンタッキーを差すところまでは行かず。
適性的にはポテンシャルを出し切りたい、レースラップ的にはL3最速だが3角の緩いカーブでは余力があったのに内内で我慢する形になる、4角で動かそうとしてスパイラルで急コーナーで動けずにワンテンポ置かれたのが着差を考えると少し痛かったとは思うね。
●2017JBCクラシックに向けての展望
大井は東京大賞典を勝ってはいるが、基本的にベストの舞台ではないと思っている。仮に少し噛み合わなかったとしても上位に食い込んでいるように、L2最速戦でも一定の対応はできる。ただチャンピオンズCの勝ち方を大野が意識しすぎて3角で内に入って4角出口で置かれるケースが多いのは気になる。ここ2走はその傾向が出ているかな。向こう正面で一気にペースアップしてL1で消耗、或いは全体的にハイペース、となればいいかもしれないが昨年東京大賞典の様にスローからの2段階加速戦だったり、或いは帝王賞の様に平均からレース全体の仕掛けが遅くなって、というようなときは勢いに乗せてしまいたいこの馬としてはなかなかかみ合ってこない。基本的にバテ差し馬だし、勢いに乗った状態から減速せずに維持するポテンシャル面が武器なので、コーナーがきつくてどうしても減速、直線入りでの加速というのが本質的には得意ではない。なのでこの舞台でとなると狙いは少し下がる。それでも圏内争いはいつもしている馬なのでなかなか消すということは難しいと思うが、連下~3着ヒモで拾うところまでにしたい。
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============
2016年 芝:良
・馬券内:単勝人気順/コラボ指数の順位
【2-4-3人気 / 1-2-6位】
コラボ指数上位6頭で馬券購入
3連単 11-05-13 8,290円 的中
コラボ指数1位 単勝390円 的中
ーーーーーーーー
2015年 芝:重
・馬券内:単勝人気順/コラボ指数の順位
【1-4-3人気 / 1-15-4位】
コラボ指数上位6頭で馬券購入
3連単 15-14-18 14,570円 不的中
コラボ指数1位 単勝210円 的中
ーーーーーーーー
2014年 芝:良
・馬券内:単勝人気順/コラボ指数の順位
【2-4-3人気 / 1-2-4位】
コラボ指数上位6頭で馬券購入
3連単 03-09-11 14,480円 的中
コラボ指数1位 複勝230円 的中
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これをまとめると、
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