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【東京新聞杯の有力馬診断(前篇)~[サトノアレス]昨年43勝中38勝が外国人騎手の藤沢和厩舎…(昨夏エポワス&昨秋サトノアレス同様)敗戦処理要員日本人J→勝負騎手ルメールJ起用時が本番~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽サトノアレス 牡4 柴山 57 美北 藤沢和
近年結び付きが強まりつつある藤沢和厩舎×柴山Jのコンビ。
ただし、藤沢和厩舎の勝負騎手は今となってはルメールJを筆頭として外国人騎手になっており、昨年2017年に挙げた全平地勝利数43勝の内34勝がルメールJで、残り9勝の内で日本人騎手では僅か5勝です(更に所属騎手以外では僅か3勝)。
その柴山Jも昨年は11戦0連対で、悪い言い方をすれば調教要員且つ敗戦処理要員になっています。
また、近年の同コンビでの重賞好走例であるエポワス(昨年函館SS3着)も、結局はルメールJでの乗り替わり機会で重賞1着だっただけに、本番はソッチだったのかという話に見えてしまいます。
サトノアレス自身も昨秋富士Sでは大野Jで6着凡走、ルメールJ乗り替わりでOP2着と変わり身を見せた経緯があります。
つまりは…(ルメールJ騎乗停止前から決まっている)柴山J起用という時点で、藤沢和厩舎サイドとしては本気で勝ちに来た場面=本当に仕上げてくる場面ではないだろうと読めます。
―ベルキャニオン 牡7 石橋脩 56 美北 堀
例の重賞レースでの石橋脩騎手×堀厩舎コンビですので…それについては中日新聞杯マウントロブソン(3人6着)時の診断見解抜粋をご覧下さいませ↓
『堀厩舎と言えば高額賞金レースでの勝負所では主に外国人Jを中心として一流所の騎手起用で、逆にそれ以外…特に石橋脩J起用は本気ではない証になっている。
今秋もオールカマーでアルバートに石橋脩J起用で凡走後、本番なのだろう次走以降で外国人騎手起用で結果を出しました。
一昨年の共同通信杯ドゥラメンテ2着がありますが、それを除けば近5年以上で騎乗数は結構ありながらも好走数はゼロという有り様です。
石橋脩Jにしても堀厩舎馬となれば当然力が入る場面なのでしょうが、そこでドゥラメンテ取りこぼしも含めて5年以上も0点結果を続けているとなると何らかの致命的な問題があるのかも知れません。
別にココが叩き台や捨てレースってコトは有り得ないでしょうが、ココで石橋脩Jが期待に応える結果を出すというのは少し想像し辛い部分もあります。』
・・・
昨秋以降でも“アルバート4人7着・マウントロブソン3人6着・レアリスタ8人14着・デルタバローズ3人13着”で近29戦1好走(ドゥラメンテのみ)というブッ飛びコンビですね。
▽ダノンプラチナ 牡6 田辺 56 美北 国枝
2歳朝日杯FS勝利~3歳香港G1健闘(詰まらなければ好走)までは間違いなく国内トップマイラーとしての実力を有していた一頭と思いますが、その後の一進一退の歩みを見る限りでは結論としてはその時を取り戻すのは困難なのだと思います。
今期は初戦キャピタルSでは坂路オンリー調教で凡走で、2戦目ニューイヤーSでは本来のコース追いを取り入れて好走…そこから中2週と一見すると遂に順調に使える時が来たのかとも思えます。
しかし、結果的には3歳時以降で間隔詰められたケースでは凡走と出走取消と結果で応えられていないワケですし、そんなトントン拍子の歩みが今更有り得るのかという視点でも見るべきと思います。
前走ニューイヤーSは結構な低レベル戦で勝利の価値は微妙ですし、主戦として乗り続けてきた蛯名Jを押さえていないという点でもこの先に適鞍が無いからの突貫的な参戦にも見えてしまいます。
▽ディバインコード 牡4 北村宏 56 美北 栗田博
これまでの全3勝は距離1400と中山1600で挙げたモノで、外回りマイルや東京1400では勝ち切れずの戦績になっている。
今回同様の外回りマイルコースでは一本調子に先行して、直線に入って追い出すと頭が上がって決め手とは程遠いジリ脚になって…やはりそれで長い直線勝負を粘り切るコトはできないというレース振りが続く。
そんなココでは相手ナリにそれなりには走れるかも知れないが、激走というシーンは想像し辛い。
―ハクサンルドルフ 牡5 戸崎 56 栗東 西園
準OPクラスでは大関級の強さあった馬で、ようやっとのOPクラス昇級は遅すぎた印象。
それだけにOPクラスでも即通用を見込みたい能力馬なのですが…その近走準OP戦では軒並みスローの差し競馬で、どうもペースが速くなる方が追走力不足で厳しくなるという戦績になっています。
寧ろ距離マイル超の方が良さそうですし、距離マイル重賞のペース対応には結構疑問アリです。
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先週白富士Sの◎マイネルハニーは“ラフィアン談合競馬(忖度競馬)からの解放”を第一根拠にした推奨でした。
それの前走のディセンバーSでは“ウインフルブルームの逃げ”がグループ内の優先事項で、そのせいで同脚質にも関わらずそれに気を遣う不本意競馬を強いられたパフォーマンス低下要素あった中での勝利を評価したというワケです。
もちろん、グループ構成員としての柴田大知Jはそれを表立ってコメントするコトはありませんが、コラムを見ているとそれについての恨み節に聞こえる話をしているんですよね。
例えば16年毎日王冠(逃げマイネルミラノ丹内・番手ウインフルブルーム柴田大)後には『我慢せざるを得ない展開だった』という奥歯に物が挟まった様な回顧をしていました。
で、そのマイネルハニーの“ラフィアン談合競馬(忖度競馬)からの解放で本領発揮”の再現の資格を持つのが〇〇〇〇〇ではないかと見ます。
近2走は同グループ内で立場・地位が低い扱いだったのでしょう…一言で言えばわざと下手糞な競馬をしているかの様でした。
今回はその忖度しなければならない相手関係は不在ですから…ココならば完全燃焼が期待できるのではないかと見ます。
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