2018年1月3日水曜日

【京都金杯2018の有力馬診断(前篇)】

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☆2017美浦騎手リーディング予想の結果
上位騎手予想:1戸崎→2内田博→3田辺→4~大野北村宏吉田隼・柴山・柴田大
DOWN騎手予想: 石川裕紀人木幡巧
・・・
そりゃ誰が見ても内田博Jよりも田辺Jの方が上手いですが、勝ち星を重ねられるのはそれとは比例しませんからね…昨年は『貪欲さの違いで今年も田辺を振り切る勝利を積み上げられる』と書いたのですが、18年も同じくになるかも知れません。
木幡巧也Jはちょうど1年前まではまだ注目新人として持て囃されていた頃でしたが、やっぱりああいうのは長くは続かない…それが周知され切った18年でした
石川裕紀人Jは怪我で長期離脱もあり参考外ですが…あんまり批判めいたコトを書くのは可哀そうなので割愛
柴山Jと柴田大JのDOWN・石橋脩Jと津村JのUPは予想不的中…18年はそこに復帰した三浦Jが絡んでくる構図でしょうか…それより下からの台頭若手騎手が想像できないのが悲しい話


【京都金杯の有力馬診断(前篇)】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
―アメリカズカップ 牡4 松山 56 栗東 音無
基本的に掛かるし、かと言って他馬を気にする面もあるので馬群内競馬にも難があって…結果的には上級条件での3勝は全て少頭数外枠条件で、その内の近2つは極悪馬場で弱点が覆い隠される絶好条件でのモノであった。

まず距離マイルに適応するスピードは無さそうだし、その上で多頭数戦と内を立ち回らなければ無理な絶対内有利レースとなれば好走の手立ては無い。


△ウインガニオン 牡6 津村 57.5 栗東 西園
まずは3走前中京記念時の有力馬診断見解を参照↓
『コノ馬は一昨年も昨年も夏場だけ連続激走している生粋の夏馬。
昨年夏以降は4連続凡走していたのが、今期初戦の季節替わりのタイミングで文字通り一変して見せた。
前走は最終週馬場で寧ろ逃げ馬残り傾向顕著な日になっていたので、そこでの有利な競馬をしての好走はややフロック視される面もあるだろう…但し、コノ馬の場合には過去年でも恵まれたと思われつつも夏場はパフォーマンスを上げ続けて結局連続激走し続けてきた経緯で…その今の時季にはレースを走る度に(ファンの予想を上回る)伸びシロを見せてくれるという上昇余地を踏まえればココでも決して侮れぬ一頭と見る。』
・・・
その中京記念では見解通り更にパフォーマンスを伸ばしたという完勝劇。
そして、中京記念と同じく[夏場][左回り][スンナリ番手]の得意条件競馬ができた前走関屋記念でも勢い持続しての4連続好走を収めた。

一昨年も昨年も夏場連勝以外はカラッキシという季節の問題、右回りには大いに難を抱えている面、そして逃げか番手でないと精神的なモロさを出してしまう面…もしも絶対内有利設定でのスンナリ単騎逃げにでも持ち込めるのであれば怖さありますが、そうではない限りは考えられる敗因が多数浮かぶ場面になります。
その為にも、まずは前走マイルCSとは違って内目の枠順を引けるかどうかではないでしょうか。


―マサハヤドリーム 牡6 岩崎翼 54 栗東 今野
前々走福島記念はテン乗り騎手で外枠発走だった分もあって折り合い欠いてチグハグの情状酌量できる負け方。
前走チャレンジCもやはり掛かり気味で力を出し切れていない印象の敗戦でした。
ただし、それ以前の準OPの戦績は5戦1好走で、唯一好走の前々走勝利はレースレベルDEの低レベル戦でしたので…距離短縮こそ良い方向に転ぶ可能性はありますがそもそも現状でOP通用する器だとは考えられないので。。


▽クルーガー 牡6 浜中 57.5 栗東 高野
富士Sでは4~8着馬は馬番1~5で馬場の良い外目に持ち出せなかった馬達が馬場内目で苦しみながらひしめく展開で、それを外枠追い込み競馬の利で一蹴での激走でした。また、走法的にも血統的にも道悪は相当得意なタイプに見えて、そこでのアドバンテージも大きかったはず。

前走マイルCSも悪い内容では無いので展開次第ではアリですが、もしもコレが外目の枠順を引くならば絶対内有利の京都金杯では如何にも飛ぶ中途半端に強い差しタイプ馬というコトになりますが…。


▽スズカデヴィアス 牡7 藤岡佑 56.5 栗東 橋田
前々走福島記念では内を完璧に立ち回ったウインブライトのに対して、コチラは外目でスムーズに進出できなかった分のクビ差2着だった。ただ、コノ馬はそもそも右回りだとそうなる馬なので、そこでスムーズならという仮定は中々成り立たない…寧ろシュタルケJが強引にでも捌いて来た形でも及ばずという結果と見るべきか。

前走中日新聞杯ではオーナーお膝元でもあり得意条件の本番レースだったはずだが、内枠から窮屈な競馬を強いられたのもあって本来の脚は使えずの凡走結果に。

今回は右回り替わりと距離短縮マイルと内有利条件が課題に…前々走や前走のレース振りを見る限りではそんな器用な競馬をできるイメージはできないので…。

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コノ馬の特徴としては冬馬(暑い時季不振→寒い時期好調)というのと、雨馬場はカラッキシというのがある。
前者については大分浸透してきている様ですが、何故か後者については全く周知されていない模様(ステゴ×トウカイテイオーの血統字面のせいで?)。

昨年も真夏の中京記念・関屋記念で連続16着大敗後、季節替わりの10月ポートアイランドS2着激走以降は冬春連続好走し続けた馬です。
それは昨年だけではなく、それ以前も同じ様で、つまりそういう季節適性馬だと断定できる馬です。

今期もまともならば秋以降の季節での一変しても良かったはずですが、その初っ端の富士Sが極雨馬場では例の冬馬一変の姿を見せられなくて当たり前の話…そして漸く上記2要件揃った前走で格好を付けたという経緯です。
つまりはその結果はある意味で予想通りの必然の巻き返し結果と見ますので、引き続き[冬場]且つ[良馬場]という二大好走要件を満たして尚且つ前走フロック視もあって人気が上がり切らないならば十分妙味の場面と見ます。

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