2018年2月27日火曜日

【オーシャンS2018の有力馬診断(前篇)】~短距離馬が短距離馬として早期活躍は許されぬ番組設定の弊害…1年超に渡る中距離馬化教育を施されたレーヌミノルの今の短距離戦戦闘力は?~

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【オーシャンステークスの有力馬診断(前篇)~短距離馬が短距離馬として早期活躍は許されぬ番組設定の弊害…1年超に渡る中距離馬化教育を施されたレーヌミノルの今の短距離戦戦闘力は?~】
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▽スノードラゴン 牡10 大野 57 美北 高木登

高齢を迎えて気難しさが出ており、末脚一本の競馬でないとキチンと手前を換えての本領発揮となってくれないという現状。
最近で言っても16マイルCS・17セントウルS・17JBCスプリントと道中通過順位が中程の場合には伸び悩んで、キチンと後方に構えた時には好成績という結果になっている。

前走カペラSは後方脚質と差し決着が噛み合った故の激走で、昨秋スプリンターズSは当時の“内枠馬が必ず複数馬券内”という内枠有利バイアスに乗った最内枠イン競馬嵌まりでの激走でした。

このフルゲート中山芝千二でも必ず後方競馬をしなければならないという性質…何だかんだ芝レースでは約2年間3着まで届かないという戦績…相手関係問わずに良い脚を使えるのは分かりますがそれで3着まで届かせるのは幸運が無い限りは計算はできない話ですので。

▽ジューヌエコール 牝4 北村友 54 栗東 安田隆
(現4歳世代馬の不振結果が顕著だった昨年秋以前に)当世代で唯一の古馬重賞勝ち・数少ない古馬上級条件スプリント路線通用結果を見せた、つまりは当世代当路線での頭一つ以上抜けた出世頭であるとも言えた一頭。

3走前函館SSは超高速馬場化に伴る超速レコード決着に…それを味方にできるのは誰なのかと言えばやはり斤量が軽い馬が有利になるワケで…それにドンピシャ乗っかっての1着となったのが唯一3歳牝馬で斤量50のジューヌエコールだったというコトでした。

そのレース後には『ただし、距離1200ならば快進撃が続くのかと言えばYESとは言い切れなくて、距離短縮よりも前に滞在競馬の影響なのかこの中間はとても馬がリラックスしていて力を出し切れる状態にあったというのも大きかった模様。それでも距離1200のHペースでも中々の行きっぷり良い競馬だったので、これが非滞在競馬やHペースでない競馬になった時に同様の優等生競馬ができるのかは未知数な面も。』と書きましたが、やはり2走前のレース振りを見る限りでは非滞在競馬や距離千四となると結構な注文が付く印象は否めません。

そして、そんな距離の問題や気性の問題では片づけられない不調が隠せないというのが前走距離千二大敗でした。

本調子ならば、そして距離千二ならば決して弱い馬であるはずが無いのですが、一頓挫あってからは厩舎陣営も常に弱気コメントで、今回にしても『函館SS時までは状態戻らない』『次に繋がる競馬を』という連続凡走結果を出した昨秋同様のコメントが出されている以上は手を出し辛いという結論になってしまう。

―ダイシンサンダー 牡7 武藤 56 美南 戸田
コノ馬は京都巧者で、それもどちらかと言えば距離千四の方がベターである。

5走前は京都千四でバイアス不利競馬して6着善戦、4走前は小倉1200にスプリントでは忙しくて及ばず、3走前は京都千二で絶対内前有利シチュエーションでリスク取らずにやや外差し競馬になった分だけ圏内まで届かずの5着、前々走は京都千二で5着善戦、前走は京都千二で岩田J掛かり先行競馬で自滅。

得意の京都場ならば紙一重の競馬を続けておりあとは運一つで好走も有り得る立ち位置だが、その一方での非京都でのパフォーマンス落差を加味すると中山千二で足りる馬では無さそうで。


▽レーヌミノル 牝4 和田竜 55 栗東 本田
恐らく1番人気はコノ馬でしょうか。
それは血統面から見出せる短距離資質、そして前回スプリント戦出走の2歳夏小倉2歳Sでの圧勝歴からの期待なのでしょうが…それがあっても古馬スプリンターとして大成する為に必要不可欠であろう“育成”面がスッポリと抜け落ちているというのは小さくは見積もれない点であると考えます。

仮にコノ馬が秀でたスプリント資質の持ち主だったとしても、この手の馬は否が応でも2歳秋~3歳春までは不本意な距離路線起用とそれに向けての教育を強いられるのが今の日本競馬になっているのです(スプリンターがスプリンターとして早い段階から活躍できる環境=番組がほぼ存在しない)。

まして、コノ馬は3歳春までではなく、その後の3歳秋の秋華賞まで本気で距離延長路線克服を目指してきたという馬ですから…そこからのスプリント路線転向というのは決して小さくないギャップですから、それを“本来スプリンターだからスプリント路線に戻れば自ずとやれる”とのロジックは、育成面での空白期間の存在から容易には成立しない可能性は指摘しなければなりません。


△フミノムーン 牡6 国分優 56 栗東 西浦
前々走スワンSは距離延長1400外枠で何もできずでしたし、3走前オパールSは完全前残り展開で後方全く間に合わずでしたし、そういう嵌まらずの機会がキャリアの半数以上を占めるという戦績。
逆に言えばそれだけ状況に左右される馬なのですが、距離と枠順と馬場と折り合い面さえ噛み合えば高確率で好走結果を残している馬とも言えます。
前走は距離短縮1200と内枠と得意タフ馬場と差し可能ペースでの一転激走…コレは読まなければいけない結果として反省でした。。

5走前バーデンバーデンC1着後の4走前キーンランドCでも11人気4着とあわやの激走でした…どうも走ってもフロック視されて人気しない状況みたいなので、それならば『噛み合わえば高確率で好走結果を残している』という弱くない馬との見方を優先させるべきかも知れません。
嵌まった後の次レースは嫌いたくなるのですが、再び内枠など競馬し易い条件揃うならば可能性ある妙味馬との見方をしたいです。


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前走は始動戦馬受難傾向のシルクロードSで休み明け初戦凡走という経緯。
その上、コノ馬は骨折明けで満足なデキまで戻っていないという話でしたので、尚更情状酌量できる敗戦結果でした。
前シーズンも休み明け初戦&2戦目と良い所ナシだったのが3戦目に一変13人気2着した前科持ちです…そもそもOP好走歴は実はメンバー中随一ありながらも、過去もそして恐らく未来に於いても「走っても人気しない」「走らなかったら即人気落ち」という様な生粋の穴ホースですので、出走叶えばその一変可能性と妙味は常に拾いに行って損無い一頭になると見ます。

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