2019年1月29日火曜日

昨年と今年の重賞 「外厩」で比べてみると

2018年

レース名 馬名 人気 「外厩」名 前走「外厩」名 間隔 騎手名 調教師名 生産名
フェブラリーSG1 1 ノンコノユメ 4 山元トレセン 2 内田博 加藤征弘   社台ファーム
京都牝馬S・G3  1 ミスパンテール 1 ファンタストクラブ 8 横山典 昆貢     三城牧場
ダイヤモンド・G3 1 フェイムゲーム 1 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 10 ルメー 宗像義忠   ノーザンファーム
クイーンカップG3 1 テトラドラクマ 3 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 4 田辺裕 小西一男   ノーザンファーム
京都記念・G2   1 クリンチャー 4 大山ヒルズ 15 藤岡佑 宮本博    平山牧場
共同通信杯・G3  1 オウケンムーン 6 ジョイナスファーム 4 北村宏 国枝栄    ノーザンファーム
きさらぎ賞・G3  1 サトノフェイバー 4 アップヒル吉澤W内 3 古川吉 南井克巳   フジワラフアーム
東京新聞杯・G3  1 リスグラシュー 3 ノーザンFしがらき ノーザンFしがらき 11 武 豊 矢作芳人   ノーザンファーム
シルクロードSG3 1 ファインニードル 4 ミッドウェイF 16 川田将 高橋義忠   ダーレー・ジャパン・ファーム
根岸S・G3    1 ノンコノユメ 6 山元トレセン 7 内田博 加藤征弘   社台ファーム
東海ステークスG2 1 テイエムジンソク 1 京北育成牧場 6 古川吉 木原一良   日高テイエム牧場
AJCC・G2   1 ダンビュライト 2 ノーザンFしがらき 3 Mデム 音無秀孝   ノーザンファーム
日経新春杯・G2  1 パフォーマプロミス 1 ノーザンFしがらき 2 Mデム 藤原英昭   ノーザンファーム
京成杯・G3    1 ジェネラーレウーノ 1 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 5 田辺裕 矢野英一   新生ファーム
愛知杯・G3    1 エテルナミノル 6 宇治田原優駿S 3 四位洋 本田優    フジワラフアーム
シンザン記念・G3 1 アーモンドアイ 1 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 12 戸崎圭 国枝栄    ノーザンファーム
フェアリーS・G3 1 プリモシーン 2 ノーザンF天栄 12 戸崎圭 木村哲也   ノーザンファーム
京都金杯・G3   1 ブラックムーン 4 3 武 豊 西浦勝一   タバタファーム
中山金杯・G3   1 セダブリランテス 1 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 8 戸崎圭 手塚貴久   社台コーポレーション白老ファーム

2019年

比較のために、レースの順番は昨年に合わせてあります。

レース名 馬名 人気 「外厩」名 前走「外厩」名 間隔 騎手名 調教師名 生産名
シルクロードSG3 1 ダノンスマッシュ 1 ケイアイF千葉 ケイアイファーム 8 北村友 安田隆行   ケイアイファーム
根岸S・G3    1 コパノキッキング 2 宇治田原優駿S 6 マーフ 村山明    Reiley McDonald
東海ステークスG2 1 インティ 1 ヒイラギawaji 9 武 豊 野中賢二   山下 恭茂
AJCC・G2   1 シャケトラ 7 ノーザンFしがらき 55 石橋脩 角居勝彦   ノーザンファーム
日経新春杯・G2  1 グローリーヴェイズ 1 ノーザンF天栄 ノーザンF天栄 11 Mデム 尾関知人   レイクヴィラファーム
京成杯・G3    1 ラストドラフト 4 山元トレセン 6 ルメー 戸田博文   社台ファーム
愛知杯・G3    1 ワンブレスアウェイ 8 ノーザンF天栄 10 津村明 古賀慎明   社台コーポレーション白老ファーム
シンザン記念・G3 1 ヴァルディゼール 4 ノーザンFしがらき ノーザンFしがらき 7 北村友 渡辺薫彦   ノーザンファーム
フェアリーS・G3 1 フィリアプーラ 3 ノーザンF天栄 2 丸山元 菊沢隆徳   ノーザンファーム
京都金杯・G3   1 パクスアメリカーナ 1 グリーンウッド 3 川田将 中内田充正  千代田牧場
中山金杯・G3   1 ウインブライト 3 ビッグレッドF鉾田 6 松岡正 畠山吉宏   コスモヴューファーム


芝の中長距離は「天栄・しがらき」が握ったままです。
京成杯は「社台」組がC・ルメール、M・デムーロ騎手のトップ2の騎手を押さえて後が無い戦いで勝利しました。
その代わりに、愛知杯はNF系がどっさり出走で「天栄」でのワンツー決着。
昨年の「天栄」の勢いを見ると、今年のこれまでは勝ち鞍が少ないように感じてしまいますが…それでも普通に考えたら異常なレベルで勝ってはおります。
フェアリーS、愛知杯、日経新春杯、既に重賞を3つ。
「しがらき」はシンザン記念、AJCCと2つ。
今年の11の重賞の内、5つが「天栄・しがらき」が持って行きました。

それ以外は、短距離やダートとNF系が中心視している路線から外れたところ。
シルクロードSは「ケイアイF千葉」。
ダノンプレミアムでお馴染みのコンビですね。
もうこの辺りの路線であれば、馬に能力があれば狙って重賞は獲れるレベルとなりました。
路線的にも「ミッドウェー」+ゴドルフィンと被るところで、今後クラシック路線へ進出して行く時の糧となる道筋。
ダートの根岸S、東海Sもそれぞれ3番手辺りの「外厩」の勝利。
抜けた馬+上位の騎手、2要素あれば勝ち切る。

昨年をみると来週以降の重賞では、特に3歳路線では王道から外れた「外厩」の馬達が勝っていますね。
「天栄」馬達が変なローテを模索していた時期で、今年も早々に本番直行を決めた馬もおります。
ポイントとしては、サトノフェイバーもオウケンムーンもそこで終了してしまった点。
以降はもう無いです。
きさらぎ賞では「天栄」初戦で2着だったグローリーヴェイズと勝ち馬のサトノフェイバー。
結局翌年の日経新春杯を勝ったのがグローリーヴェイズだったりします…。
テイエムジンソク、クリンチャー、エテルナミノル、ブラックムーン、これらもその後は勝ち鞍ナシ。
主要「外厩」以外からで今回うっかり勝ってしまったとしても、以降は軽視出来る使い道はありますね。

前哨戦では「天栄・しがらき」でもB級扱いの馬達も出てきます。
それら相手であれば上位の厩舎なら対応出来そう。
昨年のリーディング藤原厩舎は、やはり凄いなあとは思います。
更に中内田厩舎ですね。
ダノンプレミアムやファインニードルで得た経験を充分に活かしている感。
その2厩舎はきさらぎ賞で当たる予定。


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