最後に根岸Sをチェックしよう。
■コパノキッキング【強い馬が強い競馬をした】
強い馬が強い競馬をした。この一言で十分だろう。千四をこなせるか心配されていたが、しっかりと折り合うことができて脚を溜めることができていた。この馬の良さである末脚を活かす競馬で能力を最大限に出し切ったと言えるね。次走はフェブラリーSになるが、能力的には通用する。あとは距離だけと言ったところだろう。
■ユラノト【勝ち馬が強すぎた】
一番いい競馬をしていたのはこの馬。平均ペースの中、逃げ馬をマークして抜け出した。最高の形で立ち回ったが、今回は勝った馬が強すぎた。勝ったコパノキッキングを褒めるべきレースと言える。
■クインズサターン【能力は出し切った】
中団から脚を溜めることができて、直線でも良い脚を使っていた。スムーズな競馬をしていたからこの馬の能力は出し切ったんじゃないかな。
サンライズノヴァはなし崩し的に脚を使わされる場面があって、直線での手応えがなかった。騎手を責める必要はないし、馬の反応が悪ければそれまで。本調子じゃなかったのかもしれないね。
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