令和元年、引き続き「父系馬鹿」をよろしくお願いします。ということでいよいよ1960年代に突入。この年ついに外国産種牡馬の種付け数が50%を越え、本格的に内国産種牡馬冷遇の時代が始まりました。ここから外国産率は右肩上がりに上昇し、約半世紀にわたって外国産種牡馬が優勢な時代が続くことになります。この年の年度代表馬は*ヒンドスタンのおまけで輸入されたと伝えられる*ブッフラー産駒のコダマで、その*ヒンドスタンよりも先にクラシックホースを出すことになるとは皮肉なものですね。もし早世しなければ*ヒンドスタンに匹敵するほどの成績を残していたかもしれません。ちなみにこの年の種付けで三冠馬シンザンが生まれていますが、ほかに二冠牝馬カネケヤキなどもおり、この世代のいわゆるGI級レース勝ち馬はたった4頭(+持込馬のハクズイコウ)しかいないようです。
<種付け基本データ 1960年度>
種牡馬数 133頭 | 新種牡馬 23頭 | 種付数 1859頭 | 生産数 1219頭 |
外国産 39頭 | 外国産 9頭 | 外国産 959頭 | 外国産 645頭 |
内国産 94頭 | 内国産 14頭 | 内国産 900頭 | 内国産 574頭 |
外国産率 29% | 外国産率 38% | 外国産率 52% | 外国産率 53% |
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