それでは先週の回顧を始めよう。まずは鳴尾記念からだね。
■メールドグラース【他馬の不甲斐なさを感じた】
前が崩れる展開になって、直線勝負に懸けたこの馬に流れが向いた。レースに勝ったことは讃えたいし、D.レーン騎手はこの馬の持ち味を出し切ったと思う。ただ、それ以上に他馬の不甲斐なさを感じた。GI級が相手になったときにどのような競馬を見せるのか。この馬の真価が問われるのはそのときだ。
■ブラックスピネル【実力以上の走りを見せた】
単騎逃げでこの馬にとって良い競馬をしていた。先ほど勝ち馬以外は不甲斐ないと言ったが、この馬は自分の競馬をできていたと思う。実力以上の走りを見せてくれたね。
■ステイフーリッシュ【物足りない走り】
先行して流れに乗れていたように見えたけど、直線での動きがだらしなかった。乗り役は早め先頭から押し切るつもりだったと思うけど追い出してからの反応がイマイチ。せめて、逃げ馬は交わして欲しかった。過去の実績を考えると物足りない走りだったね。
ギベオンは直線で伸びてきているだけにスタートでの出遅れが敗因。タニノフランケルは走りのバランスが悪いように見えた。実力が足りなかったというよりも状態面の問題だろう。
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