2020年4月16日木曜日

【皐月賞2020有力馬診断(後篇)】~正真正銘のクラシック血統のディープ産駒(輩出した皐月賞好走馬は大量9頭)>>3歳春に伸びない晩成血統のハーツクライ産駒(皐月賞好走馬は実は0頭)~

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【皐月賞の有力馬診断(後篇)~正真正銘のクラシック血統のディープ産駒(輩出した皐月賞好走馬は大量9頭)>>晩成血統のハーツ産駒(皐月賞好走馬は実は0頭)~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
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★ダーリントンホール牡3Mデムー57木村(美浦)
2走前札幌2歳ステークス回顧で『バイアス不利最内枠から、やや前目の位置取りから、道中退かされる“3重苦”の競馬。同じ父の産駒ではベストアプローチがいるが、例の日本馬では善戦ホースを多数輩出のガリレオ系馬だけに、次走以降もレベル低いレースでは取りこぼしが・レベル高いレースでは健闘結果を残して行きそうなタイプ』と記しました。
2走前の自己条件戦での取りこぼしは正にソレで、そこから前走共同通信杯ではタフなレース質の重賞レースになって相対的にパフォーマンスを上げてきたのもソレらしい結果でした。
その前走程度のパフォーマンスではG1級では厳しそうですが…この血統ならではの“相手ナリ好走力”を発揮できれば圏内のチャンスが見込める一頭とも見られます。


★コントレイル牡3福永57矢作(栗東)
★サトノフラッグ牡3ルメール57国枝(美浦)
△サリオス牡3レーン57堀(美浦)
―マイラプソディ牡3武豊57友道(栗東)

今年の皐月賞は、種牡馬リーディングで2トップを張るディープインパクトとハーツクライの産駒が有力勢の多数派を占めて、いわば2大勢力を形成する様相です。
ただし、現代の芝王道路線では欠かすことのできない両種牡馬の産駒ですが、活躍するカテゴリーについては被る傾向があるものの、活躍する時期については多少異なる傾向があります。例えばこの皐月賞でも、芝2000m条件と見れば両種牡馬の産駒が共に活躍していて良さそうな所ですが、実際にはディープインパクト産駒の好走(3着以内)は9例あるのに対して、ハーツクライ産駒の好走は0例となっています。
それは、クラシック血統ともいえるディープインパクトの牡馬産駒は、この3歳春シーズンにパフォーマンスを急伸させる馬が多いのに対して、晩成血統ともいえるハーツクライの牡馬産駒の相対的な成長期はもっと遅れてやって来るのが通例という“成長曲線”の違いが最たる背景と見られます。実際に、ハーツクライの牡馬産駒で2歳重賞を好走した馬の3歳初戦成績は[1-2-1-9]と平凡なデータとなっている通りで、完成度の高さから2歳時から走れた馬でも、3歳春シーズン前半は伸び悩む馬が非常に目立ちます。

マイラプソディについては、2歳時快進撃も共同通信杯で案外に終わったハーツクライ産駒としてはグレイルと被りますが、まずはそのグレイルの皐月賞6着後の回顧文をご参照下さい↓
『グレイルは如何にも更に距離が延びればと思える競馬でした…ただコノ馬の真価発揮はダービーよりも先の未来の方にある晩成ハーツクライ産駒と思います。
そう言うと2歳重賞を勝ってるじゃないかと言われそうですが、ジャスタウェイなんかもそうですがハーツクライ産駒は意外な程に2歳時は走れて→ただしそこからクラシック時期には成長思いの外で→古馬になって上昇顕著というのが一つのパターンです。
同世代で言えばゴーフォザサミットなんかも2歳時百日草特別では強い勝ち方をしたワケで、そこからの伸び悩みこそがハーツクライ産駒の成長力の類型であると。
この時期にハーツクライ産駒の成長力を持ち出すのは少し違うはずなので…。』

・・・
ハーツクライ産駒(牡駒)は2歳重賞で活躍する馬もタイムフライヤーやアドマイヤエイカンなど増えていますが、それらがクラシックシーズンでも成長を見せた例は寧ろ少数派というワケです。
既にその赤信号が灯ったマイラプソディは危険馬、そして蓋を空けてみなければ例外馬なのか判別付かないサリオスも全幅の信頼は置けぬ一頭と見ます。

それに対して、ディープインパクト産駒としてこの時期の成長力が見込めるコントレイル・サトノフラッグの方こそ、より信頼に足る買うべき馬だと見られます。


―コルテジア牡3松山57鈴木孝(栗東)
前走きさらぎ賞は低レベル戦。
ブランド人気を背負うアルジャンナが3着だったので一定の評価もされていましたが、そのアルジャンナも次走毎日杯でも2着止まりで、劣化版サトノアーサー程度の馬だと底が割れている現状。2着ストーンリッジは早熟成績傾向強い一族で、早くも枯れかかっているという馬。それらをギリギリ下した程度の重賞勝ち馬ではG1級では足りない。


―ウインカーネリアン牡3田辺57鹿戸雄(美浦)
スクリーンヒーロー産駒らしく気難しさあるタイプで、2走前弥生賞では日本芝不適合ミナリク騎手で折り合えずに自滅の格好。前走自己条件戦では鞍上強化でまともなレース振りができての一変。
ただ、4走前2着にしても前走1着にしても、展開利もあっての好走で…仮に噛み合ってもG1級でやれる馬だとは到底考えられず。


―キメラヴェリテ牡3藤岡康57中竹(栗東)
これまで逃げたレースでは4戦4好走、逃げられなかったレースでは3戦3凡走…先週桜花賞で穴をあけたスマイルカナと似た様な戦績推移の持ち主です。
ただし、逃げた場合には全勝で底を見せていなかったスマイルカナに対して、コチラは全勝ではなく全好走という点で魅力は大幅減。
前走若葉Sは内前有利展開を逃げて勝てなかった辺りは底が割れたパフォーマンスで…スマイルカナと同じくというワケにはいかないだろう。


―ガロアクリーク牡3ヒューイ57上原(美浦)
キンシャサノキセキ産駒。
同産駒は芝では明確に距離の壁があって、距離マイル以下と距離千八以上とでは大きな成績差があります。コノ馬はスプリングSでその距離千八を乗り切ったワケですが、頭の高い走法で直線追い風の環境下(差し有利状況)で一瞬の末脚だけで走り切った様なレース振りでした。
それ以前の2走はペースが流れたレースで凡走しており、その前の4走前勝利はスローペースからの切れ脚勝負での勝利。そういう末脚特化のレース振りへの適性が窺えますので、裏返せばそうではなくまともに持続力問われる且つ距離二千になる皐月賞では厳しいはずで。


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父ドリームジャーニーの産駒は小回りコース巧者を多数輩出する傾向で、実際にコース別のデータでもその[中山][小倉][福島]で良績⇔その逆に[東京][中京]で不振という結果になっています。
@
コノ馬のベストパフォーマンスはその2走前中山コースで渋とい脚を問われたホープフルSで、大箱コースの3走前萩ステークスではそれよりも大分劣るパフォーマンスでした。
前哨戦スプリングSでは勝ち馬にド嵌まりにしてやられましたが、距離延長とペースが流れるはずの今度は逆転濃厚で…実績上位にもかかわらず、余力残しでの前哨戦敗戦によって人気落ちするならば狙い目になり得る一頭に。

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ytiou9
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