2020年4月23日木曜日

【マイラーズC2020の有力馬診断(後篇)】~無気力騎乗連発(全8鞍中7鞍で秒単位大敗)だった昨年12月2週目のデムーロ騎手リターン候補のベステンダンク~

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【マイラーズCの有力馬診断(後篇)~無気力騎乗連発(全8鞍中7鞍で秒単位大敗)だった昨年12月2週目のデムーロ騎手リターン候補のベステンダンク~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
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★ベステンダンク牡8○○56安達(栗東)
まずは前走ディセンバーS12着後の次走チェック見解を参照↓
『前回の消極競馬敗戦(5走前福島テレビオープン)の後にも次走チェック馬としてピックアップしましたが、その後は逃げて11人2着→外枠先行で12人2着と連続激走を見せました。
それも含めて、昨夏以降では[先行策時5戦中4戦で4着内⇔非先行策時3戦中3戦で7着以下]という戦績傾向となっている通り、一にも二にも揉まれずスンナリ前に行く競馬ができるのか否かが最大のポイントという馬です。
前走チャレンジCは先行競馬でしたが、内枠から囲まれる競馬で“揉まれず”をクリアできなかった分でのワケ有り大敗。
今回は当日はどれも勝負になり得る馬に騎乗しながら、その全てを二桁着順に飛ばすヤル気皆無デムーロ騎手騎乗で、同型不在のスローペース戦でも前に行かずに道中も動かずに外から交わされて行く形で何もできずでした。ワケ有り連続大敗で次走は程よく人気落ちするはずですが、その競馬の形次第では全然一変があってもおかしくない馬として、次走以降もマークして行きたいです。』

・・・
近2走の敗因は上記の通り。18年米子Sでは逃げて0.8秒差圧勝歴もある通り、距離マイルでのスンナリ先行競馬はベスト戦法で、藤岡佑介J騎乗も含めて戦法一変=パフォーマンス一変の魅力あるココは穴候補。
(ちなみに、昨年12月14日15日のデムーロ騎手は8鞍に騎乗して7鞍で秒単位の大敗で、そこで飛ばした馬は次走殆ど一変好走しています。)


△ロードクエスト牡7松若56小島茂(美浦)
2走前スワンSでは、出遅れから道中も追走に苦労したり行きたがったりとムラな面を見せて良い所ナシの敗戦。
その要因として考えられるのは、3走前京成杯AHでの接触不利の後遺症。どうも他馬を気にする面が出てしまっているようで、それでの最内枠競馬が仇となった可能性が高い負け方でした。
それらも含めて昨年はトコトン恵まれないレース続きで…右回りはマイナスですが、この相手関係でスムーズな競馬ができれば本来足り得るレベルの馬だけに。
揉まれない枠順を引いて&差しが利く馬場であれば穴で一考。


▽フィアーノロマーノ牡6川田56高野(栗東)
コース適性としては急坂コースに良績集中、そして体質面・気性面共に脆いタイプでした。それが本格化して諸々成長が見られて、連戦でも揉まれる競馬でもまともに走れるようになったという今期成績。
今ならば鬼門平坦コースでもそれなりには走ってくれる想定はできます。
ただし、今回一つ乗り越えなければならないのが季節の壁。過去には『この馬はとにかく夏に弱いんですよ。重賞を勝ってくれたダービー卿CT(3月末)のころを過ぎたら、もうヤバいですね。地球温暖化はこの馬にとって死活問題です』という陣営コメントもありましたが、この一気に暖かくなってきた今の気候でも近2走同様のパフォーマンスで走れるかは蓋を空けてみなければ何とも言えない所も。


△レッドヴェイロン牡5浜中56石坂正(栗東)

エリモピクシーの産駒はクラレント然り、レッドアヴァンセ然り、レッドオルガ然り…東京マイルでベストパフォーマンスを叩き出す馬ばかりです。
レッドヴェイロンも東京コースよりは、勝ち鞍の無い京都コースは走れない馬だと見られる分で…。


▽ヴァルディゼール牡4北村友56渡辺(栗東)
前走洛陽Sは外有利馬場も利して早め抜け出しのカリビアンゴールド&アストラエンブレムを差し切った格好。
調教の動きからして昨秋とは異なるモノだったので復調歴然とも読み取れますし、この相手関係ならば当然消せませんが、本来G2級の馬かと言えば否の様な…。


△ヴァンドギャルド牡4岩田望56藤原英(栗東)
まずは前走東京新聞杯時の有力馬診断を参照↓
『デビュー2戦目でHレベル東スポ杯2歳S3着激走後は、ホープフルSは致命的不利だったり毎日杯は展開不利だったりの不遇で好成績を残せなかった馬。
その後に間隔を空けて立て直されて3連勝で一気に重賞挑戦という近況。
その3連勝の内容は何れも秀逸で、特に前走ウェルカムSの日(ジャパンカップデー)の東京芝は馬場の外に出すと極端に伸びを欠く内有利バイアスが発生していました。その中で同日唯一の外差し勝利馬という点でも高評価できるパフォーマンスでした。
渋化馬場だった近2走とは一転して高速良馬場マイルに対応できるかの不安はありますが、素材としては当然重賞で通用し得る一頭と見ます。』

・・・
前走東京新聞杯は6着止まりも、痛恨の出負けからよく0.2秒差に追い詰めたという内容でした。そこで内を利して好走した馬は次走そこまで振るいませんが、そうでなかった馬はクルーガーやサトノアーサーなど次走上げてきています。
ただし、一つ上の世代ほどではないですが、最近の早期育成路線を行く藤原英昭厩舎馬は4歳以降に伸びを欠く傾向が出てきているのが…。


★○○○○○○(←マイラーズCの◎候補馬)の馬名は人気ブログランキングへランキングで公開中!
安田記念後には『こういう一瞬の脚を生かしての東京マイルG1馬と言えばアドマイヤリードが挙げられます。そのアドマイヤリードもVM制覇後はOP特別1勝に留まっているように、この手のスピード特化で勝負するタイプは選手生命はそこまで長くはない嫌いもありますので…向こう長くトップに君臨し続けるイメージまでは沸きません。折り合い問題を抱えるだけに、ペースアップし辛い&折り合い重視騎乗に偏りがちな前哨戦鞍では取りこぼしそうなタイプでもあります。』と指摘しました。

これまで多頭数14頭立て以上[5-0-0-0]に対して、10頭立て以下[1-1-2-3]という頭数次第で白黒ハッキリという成績で、ソラ癖や折り合い難を出しがちな少頭数戦では取りこぼしがちだが、逆に多頭数戦の方が力を発揮できるというキャラです。

今回マイラーズCは過去に取りこぼしてきた少頭数立ての前哨戦よりは頭数揃う分で競馬はし易いはずです…音無厩舎の本番レース前の手緩い仕上げには注意したいですが、それでもこの相手関係ならば有力視。

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