2020年4月25日土曜日

海外種牡馬事情 - アルゼンチン編

続いては南米アルゼンチン。ソースはSTUD BOOK ARGENTINOで、CONSULTASからSERVICIOSとたどると種付け数を確認できます。さすがにアメリカ、オーストラリア、アイルランドに次ぐ世界第4位の生産規模を誇る国だけあって500頭以上の種牡馬が種付けを行っていますが、特に目立つのはアルゼンチン産馬の多さで、全体の85%(種付けに占める割合は60%強)が内国産種牡馬です。さらに米国産が約10%(種付け数は25%)と続き、それ以外の国は全部まとめても5%に満たないという状況となっています。

系統別ではノーザンダンサー系が約半数、その中でもストームキャット系が全体の3割を占めるなど、かなり米国よりの傾向が強いですね。北米で産駒が大活躍しているキャンディライドを出した国ということもあり、ミスプロ~ネイティヴダンサー系も非常に強いです。またキャンディストライプスを出したナスルーラ系、*サザンヘイローを出したターントゥ系もある程度活躍していて、全体的には非常にバランスよく見えます。一方でドナテロ系やナシュア系などが残っているのがいかにも南米らしいですね。 続きを読む


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