2015 根岸Ｓ(GIII) 東京ダ1400ｍ
レース回顧・結果
1:23.4 12.7 - 10.8 - 11.8 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 12.0
35.3-35.8M-H
ペースはやや早いという程度でほぼ平均ペース。個人的には馬場を読み違えた感じで、この展開ならもうちょっと速いラップを後半刻むと思ったんだが12秒前後でほぼ平均的。土曜のイメージなら22秒台には入ると思ったんだが、思ったより時計がかかった結果一貫ペースでのポテンシャル勝負に寄ってしまった感じになったと思う。総合力勝負にはあまりならずに、このペースを追走しながら、後半の12秒前後の流れでしっかりと脚を出し切れる馬の良さが出たかなという感じ、
１着エアハリファはまずまずのスタートから早めに下げて好位と三浦らしい競馬になる。３角手前で更に猛然と下げて中団馬群の中。３～４角では馬群の中目を追走してじわっと仕掛けながら直線。直線でも馬群の真ん中からジリジリと狭いところを突いて２列目に並びかけ、Ｌ１で２列目勢がばてたところを抜け出したところにワイドバッハが突っ込んでくるもののしっかりと凌いでの完勝だった。う～ん、正直言って早い段階でちょっと下げ過ぎたかなと思った。結果的に勝てたから良かったけど、馬場が少し時計がかかるようになっていたことも大きいと思う。キレる感じじゃないからやっぱりどうしてもまだ各馬が余力を持っている直線半ばぐらいまではジリっぽいところは見せるのは仕方ない。最後で明らかに他馬とのポテンシャルの違いで抜け出せているし、平均ペースで比較的厳しい競馬になったことが大きいと思う。う～ん、土曜からこういう決着になるのはちょっと読めなかったなあ。500万下でも1:24.0が出ちゃう馬場だったし、ラップ的にもこの面子が揃った中で23秒台半ばの決着はちょっと想定外だった。ポテンシャル勝負でエアハリファやワイドバッハがここでは一枚抜けているのは確かだが、そういう競馬にならないと思ったからなあ。日曜と土曜は馬場の重さが変わったと考えないと説明つかないね。思った以上に乾いていたのかもしれない。三浦の騎乗見てシメシメと思ったけど、馬場の読み違いが予想が大きく外れた原因だと思う。個人的には下手に乗ったけど、展開が結果的に良かったのが大きい。ゴールスキーの邪魔されたからイラッとはしてる。パトロール見ても余計に下げ過ぎてフラフラしてたしね。この馬はポテンシャルでは最上位の１頭だからフェブラリーでも流れてくれれば好勝負だろうけど、マイルだとワイドバッハに分があると思う。
２着ワイドバッハはやや出負けぐらいである程度押していたがついて行けず諦めてほぼ最後方。３角手前では内目から狙っていく感じ。３～４角は中目を立ち回りつつ直線で外。序盤でそこから追い出されるがちょっと反応が鈍い。Ｌ２で大外に持ち出してもまだ後方だったがそこからぐんと伸びてきてＬ１で一気に２番手まで上がったもののエアハリファには届かなかった。まあ1400でペースが平均的な流れ、エアハリファとはポジション差が出てしまったかな。エアもラップを落としていないから、その流れで差せってのはちょっと難しい。４角出口から直線入りの反応も鈍かったし、この馬としてはやっぱりこの辺がネックにはなるね。ただ突っ込めたのは結局後半12秒前後を連続させるポテンシャル勝負で、エアハリファ以外がＬ１で落ちたところを差し込めたという見方でポテンシャルを引き出せたというところにあるだろうね。賞金を詰めたのも大きいし、ここがベストとは思わないのでこの２着は良い仕事だったと思うけどね。３～４角でもできるだけロスなくという感じだったし、直線外への持ち出し方も良かった。まあ思ったより馬場が軽くなくてスピード負けしなかったのも良かったね。エルコンＭほどハイペースでも縦長にならなければ面白かったけどまあでもポテンシャル勝負なら強いねやっぱり。本番ではこっちを狙いたい。
３着アドマイヤロイヤルは五分のスタートから無理せずに中団ぐらいでの競馬に持ち込む。道中も外目から手を動かしながら追走していく。３～４角でも中目を追走し中団馬群の中目で直線。序盤でエアハリファに併せて外から伸びを見せる。Ｌ２ではエアハリファに勝っていたがＬ１で甘くなって最後は３着を死守したという程度も波乱を演出。盲点だったなあ…。プロキオンＳ勝ち馬なわけだし、1400の方が良いとは思うが近走でちょっとなめてしまったなあというところ。1400の平均ペースで強かった馬だし、マイルでも総合力の高さを持っていた馬なので、仮に軽いダートだったとしても印として拾うべきだったかなあと思う。この３着は個人的には十分あり得る結果だったと思うし、軽いダートだったらもっと面白かったかもしれない。安易に消してしまったのは反省しないといけないね。ただまあ結果的にアドマイヤロイヤルが３着に残れるレベルという見方も間違ってないと思うし、正直期待外れだった馬が多すぎるのもあるけどね。
４着ゴールスキーはやや出負け、そこから押してリカバーしながら中団につけるがエアハリファが結構下がってきてそこで進路が窮屈になってブレーキというような感じで３角になる。そこからはエアの直後を狙いながら後方で直線を向く。序盤で追い出されての反応が乏しくＬ２でようやくエンジンがかかって中団に取り付くと、Ｌ１でしっかり伸びてきて３着あるかとも思ったが４着までだった。う～ん、不運というか、まあベリーを責めるというよりは三浦がすごい勢いで下がってきたし、そこでフラフラしていたから進路が消されたような感じ。三浦が御せていない中で前に作っていたスペースを潰されたような感じになったし、まあ不運だったとしか。エンジンの掛かりが遅い馬だしおっつけながら進めていたところに前がフラフラしながら下がってきてはちょっと難しかったと思う。そこからの動き出しでやっぱり見劣ったし、結果的に平均ペースで序盤ついて行ってブレーキ踏まされてというような感じになったのも合わなかったと思う。ワイドバッハとの差はその辺に出たから決して力負けではないと思うし、スムーズなら３着はあったと思うけど、まあこればっかりはねえ。消極的だし三浦の直後であんまり進路を決めつけない方が良いと思うね。
５着キョウワダッフィーは五分のスタートから押して行って中団やや前ぐらいにはつけた。道中は内目でロスなくという競馬で３角。３～４角では中団馬群の中目を追走しながら直線を向く。序盤でロゴタイプの直後から狭いスペースを狙いながらジリジリ。Ｌ１でもジリジリ伸びてばてずには食い込んできたが５着までだった。う～ん、芝スタートの方が良いのかもしれんね。平均ペースになったし、思ったより時計が高速化しきらなかったのもあって、よりポテンシャルタイプに屈してしまったかなあという感じ。ただ、パトロール見ると狭いところを突いたけど、抜け出す脚なく挟まれる感じで窮屈になっているしＬ１で進路できてからはばてずに食い込んでいるからね。あそこで割る脚がなかったのがなあという感じ。福永らしくロスなくという競馬なんだろうけど、結果的に狭いところを捌ききるのに時間がかかったからね。進路的に難しい面もあったとは思うけど、勿体ない面もあるね。この流れならもうちょっと頑張ってほしかったかなあ。
８着ロゴタイプは五分のスタートだったがやはり二の足で行ききれないで２列目ポケットに入り込む形。３～４角では好位内目で進めながら直線入りで外に持ち出し３列目で直線。序盤でそこから一瞬は伸びかけて２列目にはならびかける。Ｌ２では一旦先頭列まで並びかけたがここで甘くなって最後は下がってしまった。ん～一瞬どうかなと思わせたんだけどね。Ｌ１で下がったように、ちょっと厳しいペースだったということじゃないかな。1400で35.3-35.8、ほぼ平均だけど、まあ芝とは違うからねやっぱり。芝でもマイル～2000で良さが出ていたわけだし、マイルのフェブラリーでも一応可能性は見せたともいえるけどね。まあ流石に出ないと思うけど。要所で再加速の流れに動けているし、ダートで前に壁を置いてもやれていたからね、思っていたよりはやれるんじゃないかなあ。難しいところだね、マイルだと芝スタートも相まって基礎スピードが活きるような気がするんだけどなあ。自分なら本番出てくればちょっと押さえたい。ただ人気するんだよなあ…今回も然り、まあ今回は狙えんわな。
14着サトノプリンシパルは出負けしてしまい、そこから12.7-10.8と速い前半２Ｆのラップの中で外からリカバーして番手で競馬する形になる。３～４角でも一つ外で２列目に吸収されて直線を迎える。そこからの抵抗もなく下がっての惨敗だった。イメージよりも馬場が重かったという最大の被害を蒙った＋やっぱスタートがね。あの出脚では如何ともしがたい。基礎スピードはそれなりに持っていたけどあくまで軽い馬場でのものだしね。23.4は自分がイメージしていた時計よりも１秒以上遅いし、平均ペースでこれだからね。う～ん、基礎スピードの範囲外で競馬した感じで脚を使い切ってしまった感じだね。本番は芝スタートになるし面白い材料もある。ただ、それでも流石にちょっと不満が残るね。
近走4着→8着といいところがないグレイスフルリープ。ただ先行粘り込みを身上とするだけに1800mの距離はやや長かった印象で、2戦とも直線に入るやいなや沈んでいった。
しかし今回は待望の距離短縮。しかも抜群の安定感を誇っている1400m戦でさらに阪神はこれまで連対率70％を越えている相性のいい舞台。
距離短縮、舞台設定と一変の余地は十分。人気が落ちる今回、狙わない手はない。
的中配当：1,650円
回収金額：1,650円
仕事柄、競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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