2015年6月11日木曜日

エプソムC 2015 出走予定馬:ダノンジェラート、府中の1800は面白い条件、内枠で脚を溜めての競馬ができれば



2015 6/14(日) エプソムC(GIII) 東京芝1800m
出走予定・登録馬一覧
エプソムC2015出走予定馬


 府中では抜群の安定感を誇るダノンジェラートがいよいよ府中の重賞に参戦。なかなか準OPから勝ち上がれずに善戦どまりだった実力馬がようやくこの舞台に上がってきた。中日新聞杯では中京2000mで持ち味を発揮できなかったが、府中ならば話は別だ。相手関係揃ったが1600の厳しい流れにも対応でき、2000の緩い競馬でも切れる脚を使える。府中の1800で今のこの馬の出せる全力をぶつけて結果をもぎ取りたい。


 今回のメンバー構成の中で意外と盲点になるんじゃないかなあと思っている一頭。前走の中日新聞杯では押し出された一番人気を裏切ったことは大きい。ただやはりハ行明けで実質的には休み明け。この辺りはカギにはなるが。


 まずはアメジストSから振り返る。東京2000m戦でペースバランスが62.4-58.4と超スローの部類。12.0 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 12.0というラップ推移から仕掛けどころはそこそこ早く、またギアチェンジもほとんど要求されない緩やかな加速でのL1減速、ほぼTS持続特化戦とみて良い。最内枠ということもあってゲートはそこまでよくなかったがスペースも空いていて上手くポジションを取って3列目のポケットで進める。前のシャドウパーティーが外に出してくれたのでそのスペースをさらについて2列目ポケットで3角。3~4角でもじわっとした加速の中で追い出しを我慢しつつ前との間にスペースを置いて2列目で直線。序盤で進路がない中でかなり待たされる。L2の終盤にようやく空くとそこから追い出されて先に抜け出したシャドウパーティーをL1だけでグンと伸びて捕えての完勝だった。まあかなりいい位置を確保できたしこれは枠や展開面がかなり良かった。そのうえで62.4とかなりのスローで前につけても基礎スピード的に全く無理がなく、後半勝負でTS持続力をいかんなく発揮しての勝利だ。まあシャドウパーティーは終いいつも甘くなる馬だし、このクラス相手には簡単に勝ってもらわんとというところで、嵌ったとはいえ直線あそこまで待たされて厳しい中でしっかり捕えたのだから高く評価したい内容ではあった。


 この馬はマイルでも厳しい流れでやれてはいる馬だが基本的にはトップスピード、11秒台前後のラップを踏みたい馬ではあり、トップスピード持続力が秀でている馬である。1000万下勝ちにはなるが習志野特別なんかは前が飛ばして12.3 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.8のラップ推移でラップ的には読みにくいのだが自身の上がり3F33.5からもわかるように自身走破は明らかに11秒前後のラップは踏んでいる。その中で後方から3~4角でも外々から追走しながら最後方で直線を向くと、そこから直線序盤で一気に伸びてL1でマイネルディーンを競り落としている。2列目以降がコーナーで逃げ馬を捕えに動いている、逃げ馬は詰められながらも加速ラップなので2列目以降は確実に仕掛けが早くコーナー最速の競馬になっていると思うのだが、ここで正攻法で外から押し上げてやれたというのは評価すべき材料。個人的にはマイルでもやれるがもう少し距離があった方が合っていると思う。


 その中で中日新聞杯の負け方からもやっぱり軽い馬場でトップスピードを要求された方が良いのだろうと。 中京2000m戦でペースバランス的には61.6-59.6と明確にスロー。12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 12.7とトップスピードを要求されない4Fのロンスパ戦という形で、中団馬群の中目から3~4角で多少ロスがあって直線で外。そこからジリッと伸びそうで伸びず、最後も手応えの割にはなだれ込んできた方だが完敗だった。トップスピードに乗ってからの持続力は非凡なものを見せていると思うのだが。もちろんセントライト記念3着時はある程度頑張ったといえるし、本来ポテンシャル勝負でももうちょっとやれそうな感じはあるのだが、現状少なくともタフな馬場でのポテンシャル勝負では厳しいかなというのは中日新聞杯の内容だった。


 今回は東京1800mになるのでこれは大歓迎できる材料かなと。基礎スピード不足というよりはポジショニングが悪い馬で、1600の紅葉Sや長岡S辺りのある程度速い流れでも一定レベルやれているわけなので、1800で基礎スピードで脚を使わされるという可能性は低いかなとみている。なので一定レベルペースが上がってくれた方が良いだろう。ただ、アメジストSは枠や展開が非常にうまく嵌ったからあのポジションを取れたのであって、基本的にポジションを前に取れる馬ではない。今回も同じく2角ポケットからで2000ほどではなくてもポジショニングは内枠有利。その点からも内枠が欲しいなというところ。 後方からの競馬になってもペースが流れればある程度最後まで突っ込んでこれるだろうし、府中の1800なら余程全体が追いかけない限りトップスピードを全く要求されないレースにはなりづらい。トップスピードの質も高く持続力が高い馬なので、理想を言えばスロー気味からのL3最速戦だろうが、上手く嵌ればこの馬の実力と1800以上での底知れなさを考えればこの条件で内枠を引けば怖い。後はハ行明けになるので、その辺りだけ。休み明けそのものは問題なく走ってくる馬なので、この辺りで人気の盲点になれば穴どころとしては押さえたい一頭にはなるかなと。



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毎年、ハイレベルなメンバー構成となるレースではあるが、今年は近年稀に見る豪華メンバーが集結。オーナーサイドの意向で安田記念を回避(賞金的に出走できた)したフルーキー、スピードは現役屈指と言っても過言ではないエイシンヒカリ・ルメールとのコンビを組んでから2戦2勝と負け無しのサトノアラジン・昨年の勝ち馬で東京1800mは適条件のディサイファを筆頭とした有力馬が多数スタンバイしている。

今年は相手関係以上に自分の競馬ができるかどうかに掛かっているエイシンヒカリがいる事からも、展開が流れるであろう事はまず間違いなく、更に楽逃げさせまいと鈴をつけにいく馬も出てくる事は必至の状況。

今年当社が注目しているのは相手関係・展開を見極めた上で出走してきた“アノ馬”に他ならない。陣営も「今回のメンバーなら展開は間違いなく向く。秋は大きい所を意識しているからココは正直負けられない」と超が付く強気。さらに現時点で明かす事はできないが、「オーナーサイドから何が何でも賞金を加算しろと言われているからGⅠばりに馬を仕上げた」と目イチでの参戦を表明している陣営もスタンバイしている。

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七騎の会:エプソムC300-250


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