重賞レース出走馬の追い切り診断。まずは函館スプリントSから。
アンバルブライベンはサッと流しただけだったけど、前回(高松宮記念15着)よりも追ってからの伸びがいい。それまで使い詰めだったから、ひと息入れてリフレッシュされたのが良かったんじゃないかな。
アースソニックは馬なりでサラッと流しただけだったけど、気分良さそうに走っていた。ただ、いい頃の力強さは見られなかったね。
エーシントップは走りが硬いし、追い出してからの伸びもイマイチ。ピリッとしないね。
コパノリチャードはこの馬なりに体も使えているし、至って順調だと思う。
サトノデプロマットは軽めの調整だったけど、体も使えていたからデキ自体は悪くないと思う。
スギノエンデバーは前半掛かり気味だったけど、直線で放してからは気分のいい走りができている。体調は良さそうだね。
セイコーライコウは、体は使っていたんだけど追ってからの反応がイマイチ。
タガノアザガルは力強さに欠けるし、追ってからの反応もイマイチ。
ティーハーフは走りが重いね。硬さもあったけど、スプリント戦だからそこまで気にすることはないだろう。
ヒラボクプリンスは終い重点の追い切りだったけど、その割には追ってからの反応がイマイチ。芝のスピード勝負に対応できるかとなると…。
フギンは力強さがイマイチだったけど体の使いは良かった。ただ、走りが軽過ぎて洋芝が合うイメージは浮かばないね。
マジンプロスパーは相変わらず体の使いが良かったし、力強さもあった。ただ、追ってからの反応がイマイチ。いい頃はスッと反応して伸びていたんだけど…。年齢的なものがあるのかな。
レンイングランドは、体は使っているんだけどトビが大きい分、追い出してからモタモタしている。千二だと忙しい気がするけどね。
ローブティサージュは体を使っているし、走りが軽くて追ってからの反応もいい。前回(高松宮記念17着)よりもだいぶ良くなっているんじゃないかな。
メイショウイザヨイは動きを見ることができなかった。
良く見えたのはローブティサージュ、スギノエンデバー、コパノリチャードの3頭に、前回よりも良くなっているアンバルブライベン。挙げるとすればこの4頭だね。
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